キャリアアップマガジンTOP  >   キャリアアップに資格は必要?おすすめ資格とビジネスで必要な3つのスキル

キャリアアップに資格は必要?おすすめ資格とビジネスで必要な3つのスキル

 2019年1月23日  Posted by  編集部


社会人として一生つきまとうのが自分のキャリアに関する悩み。キャリアアップを考えて「何か資格でも取ろうかな・・・」と考える人も多いでしょう。確かにそれも選択肢の一つですが、本当に今優先するべきは資格取得なのでしょうか。

この記事では今後のキャリアに悩むあなたに向けて、資格に対する考え方、キャリアアップに役立つ資格とスキルについてお伝えします。

資格取得はゴールではなく手段

医者や弁護士、会計士などは資格がないと職に就くことはできません。しかし、ほとんど資格は仕事のスキルを補完するものに過ぎません。そこに何カ月、何年と膨大な時間を費やすかどうかは慎重に検討する必要があります。キャリアップを考えたときに、資格取得はどのように考えるべきでしょうか。

資格を取る目的を考える

資格を取ろうとするとき、その先にある目的を定めているでしょうか。資格を取得すること自体が目的となってしまうケースも非常に多いようです。

たとえば、「英語力を高めていけば仕事に繋がる」と考えてTOEICの勉強を始める人は多いと思います。ところが、英語のニーズが高まってきたとはいえ、日本で英語が必須となる仕事はまだまだ少数派です。さらに英語力を活かせる仕事に就くには、帰国子女などネイティブレベルの英語力を持つ人々との激しい競争をしなくてはなりません。

つまり、TOEICなどの勉強をがんばったものの、英語を使えるだけでは思ったほど仕事に繋がらないのが現実なのです。そのことに気づいてから、改めて他のスキルを身につけるのは中々大変です。

資格を取得するとどんな利益があるかを考える

目的がピンと来ない方は、「資格取得がどんな利益に繋がるか」を考えてみてください。年収を増やすためや目標のポジションに就くためなど、具体的で強いモチベーションとなるものが望ましいでしょう。

これは大学受験と同じです。筆者は志望大学を決めたものの、その大学に入って何をしたいか(=目的・利益)が不明確だったので勉強に身が入りませんでした。社会人は時間が少なく選択肢が多いため、迷いが生じやすいです。継続へのハードルの高さは学生の比ではありません。そのため「本当にその利益に繋がるのかどうか」もよく検討する必要があります。

どのくらいの時間とお金がかかるかを計算し投資に見合うのかを考える

また、目指す年収やポジションは年齢などによっても変わりますが、資格取得にどれだけの時間とお金がかかり、それが果たして得られる結果と見合っているのか慎重に考えてみましょう。

「きっと役に立つだろう」という理由で何か始めることはおすすめできません。何となく取得した資格が大きな収入アップにつながることは少なく、費用対効果は低いでしょう。

キャリアアップに役立つ資格

目的のある資格取得であれば、キャリアアップの有効な手段になることも事実です。そこで、キャリアアップに役立つ資格をいくつか紹介します。

ビジネス実務法務検定試験

資格の概要・メリット

営業や販売、総務などのあらゆるケースを想定した「実務で使える法律知識」を得られる資格です。取引先と契約書を交わすときに不備や不利益がないかを確認できたり、企業の法的トラブルを未然に防げるというメリットがあります。

試験日程・受験料

試験は難易度の高い順に1から3級まであり、毎年7月・12月の2回実施されます(1級は12月の1回のみ)。2級と3級は当日の時間帯が分かれていますので、併願して受けることも可能。1級10,800円、2級6,480円、3級4320円で受験が可能です。

合格率

合格率は1級10.9%、2級39.5%、3級69%(2017年度実績)となってます。

企業によっては昇給や管理職昇進の条件とするところもあり、管理職クラスで役立てるには2級まで持っておくとよいでしょう。ただし、法務部門に勤めているなどではない限り、1級を目指すのは時間を要しますのでおすすめしません。

ビジネス実務法検定試験公式サイト

住宅ローン診断士

資格の概要・メリット

取得すると、住宅ローンのスペシャリストとして活動することができます。お客様のニーズに合った住宅ローンプランを作成したり、ローンコンサルティング企業からローン審査に必要なリサーチを請け負うなど、住宅ローンビジネスへの参入が可能となります。また、自身の住宅ローンを組むときにも非常に役立つ資格です。

ローン診断士は、必要な講習を受けて認定を受ける形式の資格です。認定は講習後に行う記述式レポートの評価で決まりますが、まじめに受講していれば落ちることはないと言われています。

試験日程・受験料

講習は年数回、不定期に行われており、講習の受講に29,800円、診断士の初回登録に10,000円、年会費として毎年10,000円かかります。

宅建建物取引士などと同様に、不動産業界で独立したり、キャリアップしていくためには重宝する資格といえるでしょう。

住宅ローン診断士公式サイト

ITパスポート

資格の概要・メリット

ITの基礎的な知識があることを証明できる国家資格です。出題範囲が幅広く、IT系の職業に関わらず、少しでもIT技術にふれる会社であれば取得することを推奨されています。

試験日程・受験料

試験は月数回、全国各地の会場で開催されており、受験料は5,700円で受けることができます。

合格率

合格率は50%程度ですので、国家試験としては比較的取得しやすいといえるでしょう。

あらゆる企業でIT技術が使用される現在、汎用性が高い知識であり、就職・転職でも有利とされる点で人気の資格になっています。

ITパスポート試験公式サイト

資格取得よりも役立つ!?どの仕事にも共通のキャリアアップに必要な3つのスキル

キャリアップの手段として、資格取得が最良とは限らなことは最初にお伝えしました。その他に、以下のようなビジネスに役立つスキルを磨く方法も考えられます。もしかすると、資格よりもはるかにキャリアアップの近道となるかもしれません。

営業スキル

「営業スキル」は、業界・職種を問わず幅広く応用できるスキルです。言い換えれば交渉のスキルに近く、給与の交渉、独立後の仕事獲得、人間関係の構築・改善など多くの場面で活かすことが可能です。営業スキルを磨くことが収入アップに直結するといっても、過言ではありません。

論理的思考

論理的に考えることは、「伝える技術」に直結します。文章を作るときにも、人に説明するときにも、論理が通ってこそ初めて相手に伝わりますし、反対に論理が欠けていれば優れた企画もなかなか通らないでしょう。

もちろん感覚や気持ちも大切なことなのですが、仕事の意思決定を感覚に頼るわけにはいかないことも、また事実です。最終的には、論理的に話せる人の方が有利だというのはたしかです。

また、論理的思考力は企業の面接で評価基準になっていることも少なくありません。「論理的に考えるのは苦手」「理屈っぽいのは嫌い」という方もいますが、キャリアアップを考えるならばぜひ磨いておきましょう。

書く力

どんな仕事を選ぼうともメールや資料作成、報告書の作成などは共通して発生する業務であり、言いたいことを文章にできないのはデメリットでしかないからです。

文章は話すことに比べて、わずかなニュアンスの違いを表現しにくいだけに、言葉のイメージがそのまま伝わってしまいます。ですから、意図がひと目で伝わる文章を書くことは思いのほか難しく、裏を返せばそれができる人は仕事で有利になります。

また、書く力を活かして、ライターとして活躍できることも魅力の一つです。論理的思考力とともに伝える技術を高めることで、一生役立つスキルになるでしょう。

キャリアアップの手段は資格取得にかぎらない

将来を見据えたときに、キャリアップの手段を考え、努力することはとても大切です。ところが、「いつか役立つかもしれない資格」の取得に膨大な時間を費やすと、結局役に立たなかった、ということにもなりかねません。

そうならないために、あなたの将来の目的に直結するスキルは何か、その習得にかかる時間とのバランスも慎重に見極めながら、次の一手を考えてみてください。


和田

和田

東京在住のフリーライター。公務員からライターに転身し、転職サービスサイト、女性向けメディアなどで記事を執筆。自己実現、女性の活躍、美容健康にも高い関心がある。

関連する記事

”初めて転職”で不安な方へ。
20代の転職に強いキャリアエージェント

近々相談したい(登録1分)