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上司から「メンター」を頼まれたけど、どうすればいい?自分にメリットはあるの?

 2018年8月14日  Posted by  編集部

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上司から「新入社員の◯◯君のメンターになってくれないか?」と頼まれた! でも、どうしたら良いか分からない……そんな悩みを抱えていませんか。メンターは、単なる指導役ではなく精神面のサポートも担当する重要な役割です。教えられる側だけでなく、教える側にも大きなメリットがありますよ。

メンターとは何をする人?

メンターとは?

メンターはいわゆる「助言者」「指導者」のことですが、仕事の指示を出す「上司」のことを指すわけではありません。企業におけるメンターは指示を出すのではなく、職務上の指導や精神的な相談役を担う存在です。そのため、上司や先輩社員の中でも年齢などの属性が近い人間が担当することが多いです。

たとえば「仕事がわからない」と困っている新入社員の相談に乗ったり、プライベートの悩みを聞いてあげたりすることでメンティー(メンターが担当する後輩)の精神状態を良好に保ちます。

メンターの必要性

では、なぜ上司とは別で「メンター」という存在が必要なのでしょうか。

一番の目的は、やはり人材の確保だと考えられます。労働力人口の減少に伴い、多くの企業が人材不足を叫んでいる現代において、若手社員の離職は痛手となります。そこで、離職・転職のきっかけとなる「労働環境」「人間関係」をより良いものにし、離職率を下げようというわけです。

また、メンター制度を導入することによって若手社員の精神状態が良くなれば、業務の効率化にも繋がります。

エルダーとの違い

メンターと似たものに、「エルダー」という役割があります。若手社員にエルダーをつける制度のことは「ブラザー制度」や「シスター制度」と呼ばれることが多く、メンターよりも「職務上の指導者」に寄っている存在です。

対して、メンターが行なうのはあくまでも精神のサポート。その手段として職務指導を行なうことはありますが、目的が異なるというわけです。

教えられる方にとっていいだけじゃない!メンターになるメリット

教えることで学べる、新しい発見がある

「教えることは学ぶことである」とはよく聞く言葉ですが、これはメンター的な指導においても成り立ちます。

たとえば「今日から新入社員A君のメンター、よろしく」と頼まれたら、「指導内容についてよく理解しなければ」という気持ちが出てきます。真面目な人であれば「メンターとは」のような書籍を参考にしたくなるかもしれません。すると、必然的に自分がインプットすることになりますよね。

チームワークの重要性が理解できる

メンティー能力を底上げするだけでなく、「チームの活性化」もメンター制度の大きな目的です。

企業において、完全に1人で仕事を進めていくことは不可能です(だからこそ「企業」という組織があるわけですが)。企業として高パフォーマンスを生み出すためには、多様なスキルや人格がうまく交わることが大切です。メンティーが育ち、チーム全体の総合的なパワーがつくことの重要性が理解できれば、メンターは社会人的に成長できることでしょう。

リーダーとしての指導力が身につく

また、単純にリーダーシップが身につくというメリットもあります。メンターとして若手社員の相談役になるということは、その社員の相談役として適した人間であり続けなければいけません。傾聴したり適切にアドバイスしたりすることを心がけることで、尊敬されるリーダーに近づくことができますよ。

メンターが持つべき3つの心構え

メンターは若手社員を指導する立場ですが、一歩間違えれば「いちいち面倒くさい先輩」になりかねません。メンティーにそう感じさせず、お互いに良好な関係を築くために、以下の3つの心構えをおさえておきましょう。

命令しない

「命令しない」。これは、「上司」と「メンター」でもっとも明確に異なるポイントです。

メンターとして「アドバイスをするべき場面」はあるかと思いますが、それが「NGアドバイス(いわゆるクソバイス)」になってしまっていないか自主的に点検しておきましょう。

説教したくなったら質問に変換する

メンターとメンティーの関係は制度上対等ではないので、若手社員のミスや発言が許せなくて「お前、それはダメだぞ」と言ってしまいたくなる場面があるかもしれません。こんな時はそのまま説教してしまうのではなく、気づきを生むような「質問」を投げかけることにします。

たとえば、後輩が「総務の◯◯さん、仕事が遅くて困ります……」などと愚痴っぽいことをボヤいていたら、「◯◯さんの業務が中断してしまう原因があるのかもしれない。改善するにはどうしたらいいと思う?」といった質問をしてみましょう。

行動から分析する

メンティーの感情や心の動きを勝手に憶測することは避けるべきです。そのような「見えないもの」への指摘は想像に過ぎません。観測できる「行動」に着目し、メンティーが「行動」を自主的に改善する状況を目指せばよいのです。

仕事上の人間関係に関わらず、「他人の意識や考え方を直接変える」のはかなり難しいことを理解しておきましょう。

 

メンターは、「教えられる側」「教える側」の双方にメリットがある制度です。もしメンターを任命されたり「メンターになりたい」と思ったりしたら、そのメリットを効果的なものにするため、心理学や組織論を勉強してみても良いでしょう。


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