20代にありがちな「働き方の悩み」と解決策
2017年12月22日 Posted by 編集部

企業に入社して1年〜3年程度の20代は、さまざまな悩みを抱えていることと思います。今回は、20代によくある「働き方」に関する悩みと、その解決策を考えてみましょう。
①どんな仕事が自分に向いているかわからない
とりあえず新卒として企業に入社して、覚えた仕事をこなす毎日。いつか大きな仕事にもチャレンジしたいけど、自分がどんな仕事に向いているのか分からない…そんなふうに悩んでいる方もいると思います。
しかし、ほとんどの社会人は20代に同じような悩みを抱えています。それもそのはずで、入社してしばらくの間は部署の異動がなく、限られた種類の仕事を行なっているからです。たとえば営業として企業に入社した場合、事務や販売、マーケティングなどの業務経験がないうちは、比較する対象がありません。すると「自分は本当に営業に向いているのだろうか」「販売のほうが向いていたかもしれない」と考えてしまうわけです。
それぞれの仕事の特徴をつかむ
かといって、いきなり別の部署に所属できるわけでもありません。ではこの悩みはどうすれば良いかですが、まずはそれぞれの仕事を客観的に見て特徴をつかみましょう。
営業職であれば「多くの人とコミュニケーションを取る」「軽いフットワークが必要である」などの特徴が挙げられるかと思いますが、その特徴に自分が合っているかを考えることが重要です。もし「少人数とのコミュニケーションなら得意だけど、関わる人が増えてくると嫌に感じる」と思うなら、とりあえず「営業職は苦手」といったように選択肢が1つ減ります。そうやって選択肢を減らしてゆき、残った仕事があなたに向いている仕事ということになります。
ただし、実際に仕事をこなしているうちに「向いているかも」という気持ちが生まれることがある、ということを忘れてはいけません。何事も、実際のところは「やらないと分からない」のです。
②結婚・出産しても仕事を続けられるかが不安
特に女性に多いのが、「現在の生活で精一杯なのに、結婚・出産したらどうなってしまうんだろう…」という悩み。「いつかは自分も結婚・出産する時が来る」と思うと、今と同じように仕事が続けられるのか不安になってしまいますよね。産休や育休が取りやすい社会になってきてはいますが、企業によっては実際に休みが取れない場合もあります。
さらに20代ですと、仕事上「学ぶ立場」であることが多いですし、給与の面でも余裕があるとはいえないかもしれません。そんな中、いつか来る結婚や出産にどう対応したら良いのでしょうか。
「制度の確認」と「事前準備」が重要
まず、勤め先の「出産や子育てに関する支援制度」を確認しましょう。制度としては設けていない企業もありますが、臨機応変に対応してくれる場合があります。また、その制度が実際に使われているのかという事実の確認も忘れずに行いましょう。出産経験のある女性が職場にいれば、直接聞いてみるのも良いかもしれません。
しかし、支援制度の確認が取れたとしても「復帰できるのか心配」という悩みが残りますよね。その場合は、出産前にスキルを身につけたり仕事で成果を出したりし、「替えの効かない人材」になるための準備をしておくと、精神的に余裕が生まれます。
当然、男性も考えるべき悩み
この悩みは、出産を迎えると物理的に休みを取らなければならない女性だけの問題のように思われがちですが、男性もパートナーが出産することを考え、一緒に悩むべき問題です。ただし、「女性が職場に復帰しなくても大丈夫なように給与面で余裕を持てばよいのでは?」と考えるのは短絡的です。パートナーの女性に「社会復帰の意思」がある場合はそれを尊重し、産休・育休を取ったあとも女性が働き続けるためにはどうしたらよいかを熟考しましょう。
③スキルアップや成長のために何をしたらいいのかわからない
「30代以降、理想的な働き方をするためにスキルを身につけたいが、方法が分からない…。」これは組織の中で働く方だけでなく、フリーランスとして活動する方も抱えやすい悩みです。
20代のうちは「仕事を作る仕事」ではなく、「与えられた仕事」をこなすことが多いかと思います。さらに覚なければならないことも多く、スキルアップのための余裕がないように感じることもあるでしょう。そんな中で出来る、スキルアップや成長につながる行動とはどんなものなのでしょうか。
実現可能性の高い目標を作る
「成長のためにはまず目標を作れ」というのは非常にありがちな意見ですが、曖昧な目標を立てても効果はありません。無謀なハードルを設定してしまうと、モチベーションが下がった時にそれが「壁」として立ちふさがってしまう恐れがあります。そうなると自信が失われ、行動が萎縮されてしまいます。高すぎる目標は、むしろスキルアップや成長から自分を遠ざけてしまうことがあるのです。
ですから、まずは実現可能性の高い小さな目標を作ることをおすすめします。また、「目標が達成されたかどうか」を実感することも重要なので、例えば「今年中に同僚の中で成績1位になる」や「今月中に専門書を5冊読む」など、期間を設定した定量的な目標が良いでしょう。
社会人における20代は誰しもが悩む期間ですが、「自分の人生をより良くしたい」という思いがあるからこそ悩みが生まれるのです。そしてその悩みは、常に「自分は何がしたいか」「30代以降どうなっていたいか」を念頭に置き、着実に基礎を固めることで徐々に解消されていくことと思います。心配・不安になるのは仕方がないことです。焦らず、今自分ができることを続けていきましょう。
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