「やりがい」はどこから湧いてくるのか?やりがいのある仕事の正体
2018年8月20日 Posted by 編集部


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行きたくもない会社に行って、嫌々仕事をする。そんな人が大勢いる一方で、将来の明確なビジョンを持ち、ゲームに興じるかのように、目の前の仕事に没頭できる人がいます。有名な経営者や起業家は、そんな風に見えますよね。
「あんな風に、仕事にやりがいを感じられたらどんなに幸せだろう」と考える人は多いと思います。では、やりがいを感じている人が多いのはどんな職種なのか。やりがいを感じるためには何が必要なのか。そのポイントを明らかにしながら、やりがいのある仕事を見つける方法も解説したいと思います。
仕事への満足度はどのくらい?やりがいのある仕事ランキング
どのような仕事の人がやりがいを感じているのでしょうか。20代の社会人2,000人以上に行ったアンケートによると、仕事内容への満足度ランキングベスト10は以下のようになっています。
- 映像クリエイター
- 薬剤師
- セールスエンジニア/FAE
- イベント/芸能関連
- 投資銀行業務
- クリエイティブディレクター/アートディレクター
- 美容師・エステシシャン
- ファッション・インテリア関連職種
- 知的財産/特許
- 店長
参考:キャリアコンパス「やりがいのある仕事って? 仕事内容への満足度をランキング!」
1位:映像クリエイター
仕事内容の満足度1位は「映像クリエイター」。テレビのコマーシャルや映画、CG技術を駆使したゲーム・アニメなど、さまざまな映像を制作する仕事です。クライアントとの打ち合わせから企画を考えて、撮影、編集などを経てひとつの映像を作り上げます。
好きなアートや音楽の知識を活かして、自分の芸術性を存分に発揮できることは、大きなやりがいに繋がります。さらに、人にも喜んでもらえることに喜びを感じる人が多いようです。
映像に限らず、このようなクリエイティブ系の仕事は自分のイメージをかたちできる喜びがあります。自分の好きなジャンルであれば、文字通り「好きを仕事」にできているというわけです。満足度が高いのも納得ですね。
2位:薬剤師
薬剤師は、医薬品に関するスペシャリストです。人々の病気やケガを治すために、薬を調合したり研究などを行う仕事です。調剤薬局で働いている姿をイメージしやすいかと思いますが、研究機関や病院、製薬会社の医薬情報担当者(MR)など、さまざまな場で活躍している薬剤師がいます。
一番のやりがいは、患者さんと薬の架け橋になれるということです。薬はただ処方すれば良いわけではありません。薬の効用や正しい服用の仕方、副作用についても正しい説明を行い、患者さんに理解してもらうことが大切です。その責任を薬剤師がまっとうすることで、患者さんの命を守ることができるのです。こうした仕事の重要感や患者に感謝されることにやりがいを感じる、という方が多いようです。
3位:セールスエンジニア/FAE
セールス(営業)とエンジニア(技術者)の両方の要素を持ち、クラアントに対して、自社製品の提案から導入後のサポートまで行うことが主な仕事です。
通常の営業や技術職と違い、システム導入時のサポートやシステムの入れ替えを提案したりと、技術職でありながらクライアントに近い目線で仕事ができることに、大きなやりがいを感じられるでしょう。
よく言われるように、クリエイティブな仕事だけが、やりがいがあるというわけではありません。仕事でやりがいを感じるには、他にもいくつか要素がありそうです。
仕事にやりがいがあると感じられる3つの要素
仕事のやりがいは「人によって違う」という虚しい結論で終わりかといえば、実はそうではありません。
やる気に関する研究を重ね、『モチベーション3.0』を著たダニエル・ピンクによれば、人がやりがいとかやる気を感じるには、少なくとも3つの要素が必要とのことです。
自律性
自立性とは、労働時間を自分でコントロールでき、「自分の行動は重要である」という実感を得ている状態のこと。仕事を楽しめている人は、自分の判断に従って行動し、自分のスキルを存分に活かして、主体的に仕事をしています。その結果、自分にしかできない成果を上げることで重要感も満たされる、という好循環できるというわけです。
有能感
どんなことでもスキルの上達を感じると、楽しくなってきます。こうした有能感を得られる瞬間というのは、おそらく仕事で結果が出たときではないでしょうか。もちろん、その道の達人になるまで仕事を楽しめないのではなく、成長を実感できることがやりがいになるということです。
関係性
関係性とは「他人とつながっている」という感覚です。人間関係を理由に仕事を辞める人が多いように、一緒に働く人との関係が大切なのは誰もが実感していること。仕事が好きでも、職場のコミュニケーションが上手くいっていないのであれば、やりがいを感じることは難しいでしょう。
3つの要素で特に注目すべきなのは、仕事内容の話に一切触れていないという点です。つまり、自分探しの旅や、やりがいのある”仕事”を探す、という視点がそもそもズレているのかもしれません。
やりがいのある仕事を見つける方法
やりがいを感じるためには、仕事を探し求めるのではなく、「その仕事でやりがいを感じるために何ができるか」を考える必要があります。そのための方法、心構えを紹介して終わりにしたいと思います。
やりがいがあるかどうかを前もって知ることはできない
本当の自分を求めて旅に出てしまったり、転職を繰り返す人は多いです。その過程を楽しめていれば良いのですが、ただ苦しくて未だに道が定まらない人は、「やりがいがある仕事かどうかを先に知ることはできない」ということを悟る必要があるでしょう。
筆者の周りにも、楽しそうに仕事をしている人がいます。そんな人達に「天職と感じているか」と聞いてみると、共通して返ってくるのは「楽しいけど…向いているかどうかは今も分からない」という回答でした。つまり、やりがいの答えは仕事内容よりも、仕事に向き合う姿勢に隠されている可能性がかなり高いといえます。
仕事をとことんまでやる
大切なのは、今の仕事のスキルが身につくまで、とことんやってみることです。とはいえ、「嫌な仕事でもつべこべ言わずにやれ」という意味ではありません。
明らかに「人間関係が悪い」「価値が低い」と感じる仕事なら早めに転職するべきです。しかし、もし仕事内容が嫌いではなければ、理屈で考え悩んでいるより「これ以上はムリ」と思うまで、とことんやってみたほうが早いです。仕事を楽しめている人でさえ、向き不向きを最初から判断できていたわけではないのですから。
長い時間をかける
ある程度の長い時間をかけてみることも、やりがいを得るために必要なポイントといえるでしょう。
「石の上にも三年」という言葉がありますが、これはスキルを身につけてやりがいを感じるまで続ける大切さを表現しています。3年という期間に意味はなく、あなたの取り組み次第で1年にも半年にもなります。
以上のことから言えるのは、何事もまず「やりきった」と思えるほど全力で取り組まないと、やりがいには到底たどり着けないということではないでしょうか。
やりがいは自分の中にある
前半に紹介した「やりがいのある仕事ランキング」、覚えてますでしょうか。おそらく、仕事に就く前からやりがいを感じていた人はほとんどいないと思います。やりがいを感じる条件を満たせる環境があり、やりがいを感じる域までたどり着いた人が比較的多い、というだけではないでしょうか。
「きっと私には他に天職があるはず」と信じる人には厳しい答えではありますが、向き合うべき課題でもあります。今の仕事が嫌いではないのなら、まずはスキルと言えるレベルに到達するまで続けることを、目標にしてみてください。

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