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履歴書に嘘を書いたらバレる?発覚すると解雇や罪に問われる可能性も

 2018年8月31日  Posted by  編集部


応募先企業に提出する履歴書は、正確なものである必要があります。しかし時々、「少しくらいならバレないだろう」と嘘を書く人もいます。経歴詐称などの嘘はどんなときにバレて、また発覚したらどうなってしまうのかを解説していきます。

履歴書でついつい書いてしまう嘘は?

学歴・職歴

実際には卒業せず中退した大学の名前を「卒業」として書いたり、契約社員として働いていたのに正規雇用されていたものとして記載したりする人は多いです。特に大手企業だと学歴や職歴を重視するものだと考えがちで、「中退くらいならバレることはないだろう」「短期で転職した経歴は無かったことにしよう」と詐称してしまうようです。

資格

何らかの資格が応募条件になっており、かつ資格を保有していない人が書いてしまいがちな嘘です。確かに資格の取得には時間がかかり、急いで転職したい場合などは「資格を持っていることにするしかない」と考えてしまうようです。

TOEICのように点数で判断される検定はさらに詐称のハードルが低くなります。「点数を証明する書類」はふつう提出を求められないため、いわゆる「盛った点数」を記載する人がいます。

実績

前職での実績は証拠に残らずバレにくいため、嘘を書く人が多くなります。たとえば「営業成績1位」、「(自分は雑用だったのに)プロジェクトを達成」などの嘘は、確かめようがありません。「採用されたらこっちのもの」という精神で転職を目指す人がやってしまいがちな詐称です。

給与

給与は労働者の能力で決まることが理想的ですが、中には給与の設定基準が曖昧な企業もあり、前職での給与を参考にすることがあります。筆者は地方でフリーランスとして働いていますが、ギャラの相場を知らない取引先が「前の仕事はいくらで受けたの?」と聞いてくることがあり、まさにそれを基準にギャラを設定しようとしていることが伺えます。

そしてそれを知っている求職者の中には、わざと前職の給与を高めに記載することで転職後の給与を引き上げようとする人が出てきます。

履歴書の嘘がバレてしまう4つの瞬間

入社前のリファレンスチェック

選考のステップが進んでくると、採用担当者がリファレンスチェック(候補者の経歴照会)が行われることがあります。外資系企業や金融業界等ではよく実施されるようで、場合によってはかなり細かい経歴までチェックされます。

エージェント等の外部機関を通して前職の同僚や上司、取引先などに話を聞き、仕事ぶりや人柄なども確認されます。

社会保険・雇用保険の提出時

入社の際に被保険者証を提出することになるわけですが、雇用保険被保険者証の場合は前職の名前が記載されているはずなので、これが履歴書と異なれば簡単に嘘がバレてしまいます。また一度企業を退職したあとに転職をする方の場合、前職の企業名の退職理由が記載されている「離職票」の提出を求められることもあります。

トークや仕事ぶりが経歴に見合わない

「この人、資格を持っているはずなのに話が噛み合わないな……」「プロジェクトのリーダーだったと聞いたが、マネジメント能力が低いんじゃないか?」 こんなふうに、せっかく経歴詐称して企業に潜り込めたのに、その経歴に自分が負けてしまっているパターンで発覚することがあります。言ってしまえばこれは最もダサいバレ方で、ほぼ弁明の余地がありません。

履歴書の嘘がバレるとどうなる?

就業規則違反で解雇される可能性は大きい

嘘がバレると、解雇される可能性が大きいです。企業が定める就業規則には、基本的に経歴詐称を認めず、解雇の事由とする旨が記載されているものが多いです。たまに「経歴ではなく能力を見て採用したんじゃないのか」と言う方がいますが、「実際にはそのような経歴がなかった」ことよりも「嘘をつく人間だ」ということが問題なのであり、その時点でかなり信頼を失っています。

ただし詐称の中でも比較的軽微なものである場合(たとえば前職の就業期間を1ヶ月上乗せしたとか)、企業の裁量で解雇を免れることもあります。詐称のレベルや企業の懐の大きさ、また入社後の活躍によって判断が変わってくるため、一概に「絶対クビ」とは言い切れません。

罪に問われる可能性も

公務員、弁護士、学位の詐称は軽犯罪法にふれる可能性があります。軽犯罪法第一条15号に、

官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者

は拘留または科料が課せられる、と定められています。可能性がある、というだけで実際に罰則が課されるケースは少ないようですが、経歴を詐称するだけで十分犯罪になりうることを覚えておきましょう。

 

たかが履歴書に嘘を書いただけ……とは言っても、個人の経歴がきっちりデータで管理されている日本においては簡単にバレてしまいます。また嘘を書くと解雇の可能性があるだけでなく、最悪の場合罪に問われることもあります。経歴詐称で入社してしまうと自分自身が辛い思いをするので、正直に生きることを心がけましょう。


市根井

市根井

1994年生まれ群馬県在住、新卒でいきなりフリーライターになりました。 群馬メディア「gooma」、観光メディア「SPOT」などで記事を書いています。得意分野は地方・フリーランス・WEBなど。 http://gooma.jp

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