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好きじゃなきゃできない!「デザイン会社」で働く魅力、働き方や必要なスキルは?

 2018年8月31日  Posted by  編集部


デザイン会社の仕事というと、ホームページや広告などの鮮やかなデザインを作る、オシャレなイメージがあります。しかし、事業の種類やポジション、ジャンルによっても仕事はさまざま。好きなデザインばかりできるわけではなありませんし、経験年数よりも実績や実力勝負の世界でもあります。

この記事では、そんなデザイン会社にある職種や働き方、必要なスキルについて紹介します。

デザイン会社とはデザインを制作する会社

デザイン会社とは一般的に「デザイン制作会社」のことを指します。たとえば、上の画像のような広告などのデザインを作る仕事になります。ただ、デザインするものは多岐に渡り、クライアントによって仕事の仕方も変わります。

デザイン会社がデザインするものは幅広い

デザイン制作会社は、他の企業からデザイン制作を請け負って制作する会社です。そのジャンルは幅広く、ホームページなどのWebサイト、アプリ、野外広告、カタログなど多岐にわたります。

また、会社の規模によってスタッフ構成や受ける案件にも違いがあります。従業員100人規模の制作会社になれば、請け負う案件数やジャンルは非常に多く、デザイナーやライター、カメラマンなど、異なるスペシャリストが在籍しています。

対して、10数人規模の会社は、クリエイティブディレクターやデザイナーが社長を務めていることや、特定のジャンルや領域に特化しているケースが多いです。ただし、仕事のクオリティさえ高ければ、小さな会社でも大きな案件を請け負うこともあるため、大企業、中小企業というのはあまり関係ありません。

クライアントによって仕事の仕方やメリットが違う

デザイン制作会社はクライアントによって、仕事の仕方が変わります。大きく分けると、

・広告代理店からの依頼
・アプリ開発メーカーなどの事業会社からの直接依頼

の2パターンがあります。博報堂電通などの大手広告代理店は、デザイン事業の子会社を持っていますので、2社のグループに属さない独立系デザイン会社のケースで紹介します。

広告代理店を通すと大きい案件を得やすい

広告代理店の営業担当やディレクターから、デザインの依頼を受けます。この場合、すでに代理店で企画の大枠を決められていることが多く、下請けのようなかたちでデザイン制作を行うことが一般的です。そのときは、広告代理店の社員とチームを組んで制作を進めることが多いです。

広告代理店を経由するメリットは、大手企業からの依頼やマスメディア(テレビ、新聞、雑誌など)のような多くの人の目に触れる案件に関われることです。つまり、クライアントである広告代理店が、営業の役割も果たしてくれていることになります。

事業会社からの直接依頼もある

一方で、広告代理店を挟まずに、事業会社から直接依頼を請ける制作会社もあります。その場合は、会社案内やカタログなどの、社内向けツールをデザインすることも多いでしょう。

代理店を挟まない分、デザイン会社が企画から担当し、自社のアイデアをかたちにできる喜びがあります。その反面、企業の意図を正確に理解し、クリエイティブに落とし込む企画力、そしてそれを実現させる技術力が必要となるでしょう。

また、有名な制作会社の中でも凄腕クリエイターになれば、事業会社から個人単位で指名を受けることも。そういった人達は、所属会社に来る案件だけでなく、フリーランスのようにデザイン企画・制作に参加することもあります。

デザイン会社の職種の違い、年収は?

デザイン会社に所属するのは、デザイナーばかりではありません。主に制作実務を担当するクリエイティブ職、制作案件を取ってきて制作進行を担当する営業・ディレクションの仕事に分かれます。

クリエイティブ職

クリエイティブ職は、グラフィックデザイナーやWebデザイナー、コピーライターなどがあります。

一般的に雑誌やポスター、パンフレットなどの紙媒体をデザインするのはグラフィックデザイナー、ホームページなどWeb上のデザインを担当する人をWebデザイナーと呼びます。そして、広告のキャッチコピーや文章を考える仕事がコピーライターです。

大きな制作会社は、それぞれのスペシャリストが在籍していますが、Webデザイン専門の会社やコピーライティングを専門に請け負う会社なども多く存在します。

営業・ディレクション(制作進行)

営業・ディレクションの仕事は、「Webディレクター」などの肩書きであることが多いです。役割は、他企業から案件を取ってきて、クリエイティブ職のスタッフに指示を出しながら制作の進行を行うこと。「営業は営業職がするのでは?」思うかもしれませんが、Webディレクターは、自分が営業をして、取ってきた案件の制作進行を指揮することが普通です。

また、ディレクターは、デザインやコピーライティングの知識、なにより制作物を仕上げるまでのプロセスが分かっていないと務まりません。なので、もともとクリエイティブ職のスペシャリスト出身であることが多いです。ときには、ディレクター自身がデザインやコピーを書いたりすることも珍しくありません。

給料や案件は会社の規模に比例しない

デザイン会社の規模や知名度は、必ずしも給料の高さや案件の大きさとは比例しません。わずか数名のデザイン会社でも大きな案件を担当している会社はありますし、スキルさえ高ければ年収1000万円を超える人もいる世界です。

逆にスキルや仕事の幅を広げないと、収入がまったく上がらない世界でもあります。DODAの調査によると、2017年のグラフィックデザイナーの平均年収が332万円、クリエイティブディレクターの年収464万円ですが、現実は「実績、スキルに応じて変動」となっている求人が多く、会社内でも大きく幅があるのです。

参考:DODA「職種分類で見る、2017年の平均年収は?」

では、デザイン会社での働き方や必要なスキルはどうでしょうか。未経験でも目指せるものなのか、気になるところです。

デザイン会社の働き方ってどんな感じ?未経験からでもなれる?

先ほどお伝えしたように、待遇はデザイン会社の規模に比例しない、、、つまり実力主義の世界といえます。そこで、未経験者がこの業界を目指すうえで知っておくべきことを紹介します。

基本的に長時間労働

デザインに限りませんが、クリエイティブな業界は基本的に成果重視です。よって、時間をかけてデザインを考えても、クオリティが低ければ価値は生まれません。納期が迫れば睡眠時間を削って働くケースも多く、結果的に長時間労働になりやすいのです。

そのため、アイデアを考えることが好きで、より成果物を作るために労を惜しまないタイプの人は向いているでしょう。

ただ、もともとデザイン会社はそういうイメージがあるため、近年は残業の少なさをアピールする会社も増えてきました。「デザイナーとして働きたいけど長時間労働は嫌」という人は、そのような会社を中心に、話を聞いてみるといいかもしれません。

必要なスキル・使えるソフト

デザイン会社で働くのに資格は必要ありませんが、中途採用でデザイナーやコピーライターとして働くには、何らかの制作経験、または1~3年程度の業務経験が求められることがほとんどです。実際の応募には、ポートフォリオ(作品集)も用意しておく必要があります。

とくにデザイナーは、IllustratorやPhotoshopなどのソフトが使えることや、基本中の基本と言われる「文字組み」の経験があることが必須。そのうえで、InDesign(インデザイン)や3D関連のソフトが使えることなども求められます。

とはいえ、会社によって経験が求められるソフトはまったく違いますので、闇雲に勉強を始めるのはおすすめしません。働きたい会社や携わりたいジャンルに合わせて、狙いを絞ったスキルアップを図るのがよいでしょう。

企画や提案ができると評価アップ!

クリエイティブ系の職種で、報酬や評価をあげるカギは企画や提案ができることにあります。というのも、依頼通りのデザインを制作するだけでは、制作”作業”を代行しただけであり、どうしても提供する価値は少なくなるからです。

よって最近では、デザイナやコピーライターでも、一から企画を立ち上げたり、効果の出るコンセプトづくりからできる人が求められているようです。さらに、デザイナーはコピーライティングも分かる、コピーライターはデザインについても提案できる、といったスキルの横展開も考えてみると、仕事の幅は広がります。

好きならワクワクが止まらないデザインの仕事

デザイン制作は、デザインが好きな人にとっては非常にやりがいのある仕事です。逆にそうでない人にとっては、アイデアを考えるのは苦痛ですし、ハードルが高いかもしれません。

また、クライアントのタイプや制作物のジャンルによっても好みは分かれますので、目標とするディレクターが所属していたり、自分が没頭できると感じる会社を選ぶことが大切になるでしょう。


和田

和田

東京在住のフリーライター。公務員からライターに転身し、転職サービスサイト、女性向けメディアなどで記事を執筆。自己実現、女性の活躍、美容健康にも高い関心がある。

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