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電車で寝落ちするあなたに 仕事ができる人の仮眠の取り方【電車編】

 2018年9月14日  Posted by  編集部


仕事の行き帰り、少しでも疲れを取ろうと電車で寝る人は多いと思います。「気づくと目的地で慌てて降りる」「目的地を通り過ぎていた」なんて経験がある方もいるでしょう。

しかし電車で寝ることは必ずしも、睡眠不足の解消や疲労回復には繋がりません。この記事ではそんな電車で眠くなる理由、良質な仮眠をとるためのルールについて解説します。

電車の中って気持ちいい…なぜ電車で座ると眠くなってしまうの?

夜、眠れないこともあるのに、なぜ電車の中ではあれほど眠気を誘うのでしょうか。その理由に迫ります。

眠くなる理由(1)暖かい

電車で眠くなる理由の一つは「暖かさ」。専門家によると、暖かい車内では体の表面にある血管が開いて体内の熱が外に逃げます。その結果、体温が下がるために眠くなるのだそうです。

人の体温は昼から夕方にかけて高くなり、夜眠るときには下がっていきますので、電車の中は普段の就寝時に近い状態になるわけですね。疲れた体を包みこむような電車内の気持ちよさは、この暖かさが引き起こしているということです。

眠くなる理由(2)単調な揺れ

電車で眠くなるもう一つの理由が「単調な揺れ」です。

ふつうは外からのさまざまな刺激があると眠れないのですが、電車の揺れは単調なので体が慣れてしまいます。そこまで強い揺れではないので、気にならないのです。さらに、意識が電車のほどよい揺れに集中するので、その他の刺激(人の声や動き)も気になりません。

これで、眠るには充分なリラックス状態となり、暖かさと相まって寝てしまうのだそうです。

以上の「暖かさ」と「単調な揺れ」によって、睡眠に最適な環境が整うというわけです。仕事の疲れもありますので、立ちながらでも寝てしまう人がいるのは仕方ないことかもしれません。

帰りの電車で寝ると睡眠の質が下がる!?

電車で仮眠を取ることは悪くないのですが、寝すぎには注意しましょう。下手をすると、夜の睡眠を妨げる原因となる可能性もあるからです。その理由を解説していきます。

脳や体の疲れを取るには「徐波睡眠」と「浅睡眠」が必要

睡眠の専門家によると、睡眠には「徐波睡眠」と「浅睡眠」という状態があります。寝てから3時間以内は徐波睡眠という深い眠りの状態にあり、それ以降は眠りが浅くなっていく浅睡眠になるのだそうです。

まず、寝てから30分程で突入する徐波睡眠で脳を休め、その後の浅睡眠になってようやく筋肉や内臓が休まるのです。

帰りの電車で眠ると徐波睡眠が減ってしまう

つまり、電車で30分以上の深い眠りにつくと徐波睡眠に入ってしまい、体は疲れているのに脳は少し回復した状態に。すると、本来は夜にまとまって取るべき睡眠が取れなくなってしまうのです。

結果として夜眠りにつくのが遅くなるので徐波睡眠は短く、浅睡眠はほとんどできずに終わってしまうので「体がだるい状態」になります。

体温がきちんと上がらず夜にしっかり下がらない

夜の就寝時以外に寝てしまうと、夕方にかけて上がるはずの体温が上がらず、夜寝る時間に向けて下がるはずの体温も下がりません。つまり、正常な体温リズムが崩れてしまうのです。昼寝をして夜眠れなくってしまうのは、これが原因のひとつです。

仮眠は眠気解消に良いと言われますが、それは30分以内の場合。それ以上の睡眠をとることは夜の快適な睡眠、ひいては健康的な体作りを妨げることになるのです。

電車で眠れるのは「できるやつ」!寝るなら午前中にしよう

仮眠は、眠気をなくして脳をリフレッシュさせるためには有効です。しかし先ほど述べたように寝すぎは逆効果ですし、休むのも目的を持って休む必要があります。そこで夜の睡眠の質を落とさないための仮眠のルールを確認しておきましょう。

上手に仮眠をとれる人は常にリフレッシュした脳で仕事に臨める

電車でうとうとして隣の人にもたれかかった経験はありませんか?少しだらしなくも見えますが、効率良く仮眠を取ることを意識しているのでしたら、あなたは仕事ができる人かもしれません。忙しいビジネスパーソンにとって、上手に休むことも仕事のパフォーマンスを上げるために重要なことだからです。

とはいえ、疲れて電車の終点まで寝てしまうような場合は要注意。仕事も休息も目的が大切ですので、以下のようなルールを決めておくのがよいでしょう。

電車で寝るときの3つのルール

午前中に寝る

職場への行き帰りで、少しでも睡眠時間を確保しようという人は多いでしょう。しかし、夜の良質な睡眠を守るためには、仮眠は早い時間に越したことはありません。寝るのは行きの電車だけにして、帰りは眠くても我慢するのが正しい方法です。

「帰りが一番眠いのに…」と思うかもしれませんが、翌日に疲れを残さないためにはこれがベストなのです。とはいえ、睡眠欲は人のもつ根源的欲求ですので気持ちで何とかなるものではありません。よって、帰りの電車では席が空いてても座らないなどの工夫が必要かもしれません。

時間は30分以内に

仮眠の時間は30分以内にしましょう。それ以上になると中途半端な徐波睡眠を取ることになり、脳がぼんやりした状態が続きます。さらに夜も眠れないという悪循環に陥りますので、携帯のアラーム機能などを使って目覚める工夫をしましょう。

一方で10~20分程度の仮眠は「パワーナップ」という確立された仮眠方法であり、NASAやGoogle社でも制度として取り入れられています。ビジネスパーソンの中でも多忙を極める経営者や大統領は、パワーナップを一日に何回も挟む人が多いそうですよ。

窓や端の席などもたれかかるところができる場所で

人にもたれかかってしまう人は、両隣の人が気になって集中して眠れないこともあると思います。周りに迷惑をかないのもそうですが「寝てはすぐ起きる」を繰り返すのは良くありません。そのため仮眠をとるなら端の席など、もたれかかって眠れる場所を確保するのがよいでしょう。もちろん優先席などのマナーは守るようにしてくださいね。

電車で寝るときは「短時間きっちり寝ること」

仮眠はリフレッシュした脳を保つために必要ですし、睡眠不足をカバーすることもできます。ただし夜の睡眠が妨害されてしまっては本末転倒ですので、良質な仮眠をとるには「短時間きっちり寝る」という意識を大切にしましょう。ぜひ上手な仮眠を身につけて仕事の成果に繋げてください。

 


和田

和田

東京在住のフリーライター。公務員からライターに転身し、転職サービスサイト、女性向けメディアなどで記事を執筆。自己実現、女性の活躍、美容健康にも高い関心がある。

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