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CEOって何者!?社長との違いと、CEOなるために必要な5つの資質

 2018年10月4日  Posted by  編集部


ビジネスの場などで「弊社CEOの〇〇です」と、一度は耳にしたことがあると思います。立場を表す言葉なのですが、一体何者なのでしょうか? 今回はCEOの意味や役割、社長との違いと、CEOになるのに必要な5つの資質についてご紹介します!

CEOとは何者か?

CEOの意味

CEOはアメリカの法律に則った、法人内での役割を表している肩書のことです。「Chief Executive Officer」の略で、日本語では一般的に「最高経営責任者」と訳されます。時に「代表取締役」と訳すこともあり、この呼称のほうが日本では馴染みやすいかもしれません。

実際に日本の会社では、社長の名刺に英語の肩書を入れる際に「President」の代わりに「CEO」を採用しているところもあります。

CEOの役割

アメリカではCEOが最高経営責任者であるにも拘わらず、「取締役」には該当しません。取締役会が「Board of Directors」、取締役は「director」、CEOは「officer」と言います。一体どういうことなのでしょう? これは会社での経営陣の役割を知るとわかります。

  1. 経営方針、経営計画、予算などの重要事項の決定(Decision Making)
  2. 営業、生産、管理など会社の業務執行(Operating)
  3. 業務執行の監視(Monitoring)

上記の役割分担は、1と3を行う役員が「director」で、2を担う役員は「officer」となります。CEOは会社経営に関する業務のすべてを統括し、また全責任を負う人間となるため、企業の実質的なトップとも言えます。

他にもある!「CxO」

CEOのような、「CxO」3文字で表す役職は他にも多数存在します。

COO(Chief Operating Officer)

「最高執行責任者」と訳され、株主総会、取締役会で決定した経営方針のすべてを業務上で執行する人のことです。一見CEOと役割が同じように見えますが、対外的にはCEOが決めたことを実行に移す役割という見方もされます。

CFO(Chief Financial Officer)

Fは「Financial」の略で「最高財務責任者」と訳されます。会社内の財務状況のすべてを業務上で執行する人のことを意味します。いわゆる金庫番ですね。

CIO(Chief Information Officer)

Iは「Information」の略で「最高情報責任者」と訳されます。会社における情報や情報技術に関する最高責任者のことを意味します。社内で利用されるITツールの見直し、利用によるコスト削減、IT資産の管理と最適化、情報技術を使った効率的な業務プロセスを考え実行することが、主な役割です。

CTO(Chief Technology Officer)

Tは「Technology」の略で「最高技術責任者」と訳されます。役割は業種や企業によってさまざまです。ほとんどの場合は、会社における技術戦略の策定や執行、研究開発部門の統括などを担うことが多く、技術や研究の開発とともに経営戦略も統括して最適な技術戦略を生み出すことが仕事になります。

CMO(Chief Marketing Officer)

Mは「Marketing」の略で「顧客分析調査最高責任者」と訳されます。社内のマーケティング主導者として、経営戦略から見据えたマーケティング施策を考えたり、統率する役割を担っています。

どう違うの?CEOと社長、CEOとCOO

CEOと社長の違い

前述したとおり、CEOはアメリカにおける企業内での役割を指す言葉です。一方、社長は日本における呼称のため、「CEO=社長」という図式は基本的に成り立ちません。

「社長」「CEO」「代表取締役」といった企業内における肩書きの中で、日本の会社法という法律で定められているのは「代表取締役」のみです。「CEO」や「社長」については会社ごとによって決められている呼称のため、明確な役割や立場の違いに関しては会社ごとに違いがあります。

CEOとCOOの違い

CEOと似たような役職で、先ほどご紹介した「COO(Chief Operating Officer)」、訳すと「最高執行責任者」があります。アメリカでは社内における会長が「CEO」、社長が「COO」を兼務するケースが多く見られます。

CEOが企業の経営方針の決定を行う役職であるのに対し、COOはCEOが決めた経営方針に沿って実際に業務を執行する役職となります。加えてCOOは実際の業務責任があるので、CEOが決定した経営方針を誰よりも理解していることが必要です。

COOとCEOは役割こそ違いますが、ともに企業経営・発展のために実務の舵取りを先頭で行う立場というわけです。

こんな人が向いている!CEOになるために必要な5つの資質

資質(1) 何があっても投げ出さない打たれ強さ

会社経営を指揮していく中では、さまざまな問題・困難に直面します。最高経営責任者としては「自分の心理をコントロールする力」を持ち、どんな事態に陥っても会社や社員のために投げ出さず、問題や困難の解決のために考え・行動し続けることが必要です。

資質(2) 好奇心が旺盛

経営方針を決めるにあたっては、会社を取り巻く市場や社会の状況を把握している必要があります。そのためCEOは特に好奇心を持っている人が向いていると言えるでしょう。

会社に必要なことは何か? あるいは今は必要ないかもしれないけれど、おもしろそうなことなどを、情報収集し続ける能力が必要です。人に質問したり、出向いていって、新しい情報を手に入れることが自然とできなければなりません。

資質(3) チームを鼓舞する力

組織のリーダーとして社員を鼓舞し、会社の成長・発展させていく力が必要です。スポーツでいうところの監督のように、チームの良さ、メンバーの強みを活かして、会社が発揮できるパフォーマンスを最大値まで引き上げる力が求められます。

資質(4) 単純明快なコミュニケーション

CEOは社員以外にも、会社を成長させるために必要な多くのステークホルダーと話をしたりコミュニケーションを取る必要があります。なるべく多くの人とコミュニケーションを密に取るには、「簡潔」「単純」「明快さ」を意識して行いましょう。

資質(5) リスクを恐れない大胆不敵さ

会社の経営方針を決め、舵を取る中で、時に判断に迷う局面が来ることもあります。ある程度リスクヘッジをすることも大切ですが、CEOには「リスクを恐れない大胆不敵さ」も必要です。

リスクヘッジをし過ぎてしまうと、失敗はしないけど成長もしません。必要であれば、ハイリスク・ハイリターンを狙う大胆不敵さがなければCEOは務まらないでしょう。

資質を磨き、自分も会社も良くしていくのがCEO!

CEOの意味や役割、社長との違いと、CEOになるのに必要な5つの資質についてご紹介しました。会社を成長させる方針を決めるには、自分自身もCEOの資質を磨き続ける必要があります。もちろん会社経営に対する責任は大きいですが、その分やりがいも大きい役職だと言えるでしょう。


大森由理

大森由理

ニーガタのオーモリ。既婚29歳の派遣事務とライター業。大学院まで運動生理学が専門、卒後は研究員として働く。キャリアに興味があり、人材紹介会社で1年営業をする。キャリア、教育、スポーツ、研究界隈が好き。近頃は「やってみるをやってみる」実行中。

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