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転職のデメリットについて|年収が下がる、キャリアに傷がつくというのは本当?

 2018年10月10日  Posted by  編集部

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転職は自分のキャリアを見直したり、視野を広げるための有効な選択肢です。しかし、安易な動機からの転職はデメリットが多いため、おすすめできません。給与が上がるとは限りませんし、人間関係が今より改善される保証はどこにもないからです。

転職の決断は、メリットとデメリットを考えたうえで慎重に行いたいところ。この記事では、特に転職のデメリットについて紹介していきます。

転職のデメリット(1)お金について

仕事選びで最も気になるのは収入面、という人も多いでしょう。では転職した場合、収入は上がるのか?それとも下がるのでしょうか?

退職金・年金は減るかもしれない

退職金や企業で加入している年金については、転職によって減少する可能性が高いです。退職金は勤続年数が長くなるほど高額になりますので、数年の勤務では雀の涙ほどしか受け取れません。当然、転職先では勤続年数がリセットされますので、同じような給与水準の会社へ転職した場合は、生涯で受け取る退職金は少なくなると考えたほうがよいでしょう。

企業年金は15年や20年は在職しないと、支払い権利が発生しない会社も存在するため、転職によるメリットはまったくありません。つまり退職金も企業年金も、同じ会社で長く務めるほど見返りの大きい制度ですので、転職においては足かせになる可能性があります。

もちろん、転職によって役職や給与が大幅に上がることがあれば、以前の会社で勤めあげるよりも、トータルの退職金が上がる可能性はあります。

短期的に見ると収入減少の可能性もある

転職によって、短期的な収入が減少するケースも多いです。たとえば支払われるはずであった次のボーナスが受け取れない、ということが一つ。さらに転職先で支払われる最初のボーナスは入社してからの期間分しかもらえないか、無しというのが一般的だからです。

ただし、これはあくまで短期的な話であることにも注意が必要です。リクルートワークス研究所が約5万人に対して行った調査によると、転職後1年目に給料が10%以上アップした人は31.6%、10%以上ダウンした人は41.7%。しかし、転職2年目には10%以上アップした人は41.7%、10%以上ダウンした人は37.5%と、逆転しています。

参考:リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2018

つまり、「転職すると年収が下がる」という話はよく耳にしますが、それは転職1年目までの話。長期的にみれば、年収がアップする人のがほうが多い傾向にあるのです。

以上をまとめると、年金や退職金はもしかすると、転職によって損をすることが多いのかもしれません。しかし年収では、転職はデメリットになるとは限らないというのが本当のところです。

そもそも筆者としては、目先のボーナスの有無などで転職を判断するべきではないと思います。

転職のデメリット(2)キャリアについて

転職は、あなたのキャリアにとってデメリットになることもあります。転職回数が増えるほど、キャリアアップの障害になってしまうことも。その理由を、以下で解説します。

評価がリセットされてしまう

転職先では当然、社内での信頼や評価はありません。最初は味方もいませんので、いち早く結果を出し、認められようとする姿勢が求められます。そんな中で、前の会社と同じような評価を得るまでには、時間がかかることもあるでしょう。特に大企業の場合、新卒から働いている「生え抜きの社員」を大切にする傾向がありますので、中途から昇進の波に乗ることは非常に難しいケースもあるのです。

転職回数が多いと忍耐がない、忠誠心が乏しいと思われやすい

転職回数が多くなると、採用側としては「自社でも長続きしないのでは?」という懸念がどうしても出てきます。会社によっては、履歴書を見ただけで不採用とされるところもあります。そういった意味では、むやみに転職を繰り返すものではありません。

とはいえ、すべては伝え方次第。転職先では長く勤める意思がある、と伝えるのはもちろん、「転職回数=豊富な経験値」と捉えてもらえるようにアピールできれば、それほど大きなデメリットではなくなります。

転職のデメリット(3)仕事について

では、実際の仕事面ではどうでしょうか。新しい環境に飛び込むことが苦手な人にとって、転職はデメリットの方が多いのかもしれません。

業界や会社のルールを一から覚えなければならない

転職すると、業界や会社のルールを覚え直すことになります。特に未経験の業界や仕事では、慣れるまでに時間がかかるでしょう。

転職を一度もしたことがない人に多いのが、今の経験やスキルが「その会社でしか通用しない」というケース。残念ながら年功序列の風潮がまだ強い日本では、能力ではなく、運やタイミングが良くて昇進する人も少なくありません。それだけに、一つの職場経験が長くて評価されていた人ほど、新しい環境では苦労すると言われています。

人間関係がリセットされてしまう

転職によって新しい人間関係を築くことになる一方で、前職の仲間とは疎遠になりがちです。特に営業関係の人などは、転職によって大切な人脈を失ってしまうこともあるでしょう。また、コミュニケーションが苦手な人にとっては、人間関係を一から構築しなければならいないというのは、想像以上にストレスを感じるはず。中途採用では同期もいませんので、最初は孤独でスタートすることを覚悟しなければなりません。

一方で、「今の会社には嫌いな人が多い」という場合は、そこから逃れられるメリットがあります。転職先での新たな出会いは、自分の視野を広げるきっかけとなるでしょう。このように人間関係がリセットされることは、あなたの目標や取り巻く環境によって、メリットにもデメリットにもなるのです。

安易な転職はやはりデメリットが大きい

安易な転職はデメリットの側面が大きくなるだけですので、おすすめできません。しかし、転職すると年収が下がるという噂は、実は根拠がありませんし、将来に繋がる転職であれば、そのメリットはデメリットを補って余りあると思います。

いずれにせよ、今の自分が本当に転職するべきかは、くれぐれも慎重に検討してください。


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