【独学・短期間】でCCNAを取得する流れとポイントを一挙解説
2018年10月20日 Posted by 編集部


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CCNA(Cisco Certified Network Associate)はネットワークエンジニアの基礎知識が網羅的に身につき、その証明にもなる注目の資格です。ネットワーク関係の仕事に就くための登竜門と言われていますが、その難易度は年々上がっているようです。今回はCCNAの資格を独学で取得するまでの勉強の流れ、短期合格を目指すポイントについて解説していきます。
独学でCCNAを取得するための3点セット
まずは準備から。CCNAの試験対策に必要な3つのものを揃えましょう。
問題集
勉強に欠かせないのは、問題集です。といっても、知識がない状態から問題を解き始めると、専門用語やネットワークの仕組みなど聞き慣れない言葉に混乱すること必至です。そこでまずは、黒本と言われる「徹底攻略Cisco CCENT/CCNA Routing&Switching」シリーズから手をつけましょう。
この本には教科書と問題集の2種類がありますが、まずは教科書のほうで基礎知識をインプットしていきましょう。章末問題で知識を確認しながら進められますので、効率よく学習できるようになっています。
中には、「問題集をひたすら解く」という勉強法を推奨する人もいますが、あまりおすすめしません。この方法は丸暗記で対応できる試験でしか通用しないからです。ネットワーク関連は仕組みを理解しないと解けない問題も多く、丸暗記するには覚えることが多すぎます。理解しないまま進めると、先に心が折れてしまいますので、最初は焦らず全体像の理解から進めていきましょう。
勉強サイトへの登録
続いて、インターネット上の勉強サイトにも登録します。基礎知識が身についている段階であれば、Ping-tに登録してみてください。無料で、1000問以上の問題と解答が得られます。有料会員になれば、より多くの試験問題を解くことができます。正解だけでなく「ほかの選択肢がなぜ間違いなのか」まで丁寧に解説されていますので、教科書と併用することで効率良く学習が進められます。
実機
ネットワークの内容は目に見えないので、理解しづらいです。そのため、言葉よりも図で理解するほうが効率的。一番良いのはCisco機器に実際に触れながらイメージをつかむこと。特に試験では、実際のトラブルシューティングを題材にしたシミュレーション問題があり、最も配点が高くなっています。この問題は断片的な知識ではなく、仕組みを本質的に理解していなければ解答できない内容ですので、実機に触れておくことが理解の助けとなるでしょう。ただしCisco機器は高価ですので、リースやセミナー参加などで、触れる機会をより多く作ることがおすすめです。
実機でイメージをつかむことが肝心!独学の流れ
続いて、CCNAの独学の流れを見ていきましょう。
基本的なネットワーク知識を学ぶ
まずは専門用語にも慣れていきながら、基本的な知識を蓄えていきましょう。特に序盤では、IPアドレスとサブネットマスクの関係性を理解しておくことが重要。ネットワーク機器を設定する際には欠かせない部分です。勉強を進める際には、CCNA用の専門用語やポイントをまとめたノートを作成するとよいでしょう。
コマンドを覚える
Cisco機器には数多くのコマンドがあり、それらを入力して設定を行います。最初からすべてのコマンドを覚えようとせず、最初は機器に共通するコマンドと、機器別に入力できるコマンドで分けるほうが理解しやすいでしょう。
シミュレーション問題対策
先ほどのPing-tを利用し、シミュレーション問題の練習をします。複雑な長文問題に見えますが、段落ごとに表している機能・情報が分けられているため、一つずつ読み解いていけば対処できるようになっています。
その他の対策として、黒本の教科書に掲載されている「検証ページ」を利用することもおすすめです。ここではコマンドを打つことで表示される出力結果を見ることができますので、どの部分のことを聞いているのか理解できるようにしておくとよいでしょう。
実機に触れる
できる限り実機に触れ、イメージをつかむようにしましょう。各機器ポートにIPアドレスを設定し、LANケーブルで接続するだけでも、教科書上で学ぶよりはるかに理解しやすいはずです。リースやセミナー参加、会社から借りることなどを検討してみましょう。
問題をひたすら解く
最後は、問題集をひたすら解いて知識を固めます。一冊の問題集とPing-tで反復することが基本ですが、飽きてしまうほど繰り返したあとは、別の問題集に取り組むのもよいでしょう。また総復習として、時間を計って模擬試験にも挑戦しておくようにしましょう。模擬試験は何度も行う必要はありませんが、本番での時間配分や解答するときの反射神経を鍛えることができます。
最短2週間!独学かつ短期間で合格する方法
CCNAは覚えることが非常に多いため、勉強方法によって効率に大きな差がでます。ここでは、短期間で合格するためのポイントを紹介します。
独学の場合、最短2週間〜1ヶ月で取得できる
黒本、Ping-t、実機の3つを組み合わせて勉強すれば、まったくの初心者でもおよそ1ヶ月、計90時間程度の勉強で取得できると言われています。集中して取り組めば、2週間で取得することも可能なようです。以下は実際に1カ月でCCNAを取得した方の体験記ですので、参考になると思います。
参考:ネットワーク初心者の僕がCCNAを1カ月で取得できたので、効率良く合格するためのポイントをまとめてみた
試験は2回に分ける
CCNAの資格を取得する方法は、現状で2種類あります。
- CCNA Routing and Switching(200-120J) に合格する
- ICND(Interconnecting Cisco Networking Devices)の「Part 1(100-101J)」 と「Part 2(200-101J)」の2つの試験に合格する
どちらの方法でもCCNAは取得可能ですが、もし短期間での合格を目指すなら後者、すなわちICNDPart1とPart2の2試験を受験する方法がおすすめです。
一見すると、「一回の試験で済むほうがラク」と感じるかもしれません。しかし、CCNAの試験範囲は非常に広く(教科書は辞書並の厚さ)、1試験あたりの負担が減る後者のほうが結果的に、一度のチャレンジで合格しやすいのです。
なお、ICNDPart1とPart2のいづれかに合格すれば、次回はもう一方の受験のみで済みます。ですから、不合格を想定したケースにおいても、試験を2回に分けるほうがリスクが少ないのです。
昔ながらの「手を使って書いて暗記」が意外と効率よく覚えられる
CCNAの知識は初心者にとって理解しづらいことも多く、聞き慣れない言葉が頻発します。よって理解しづらい部分ほど図を書いて理解するように努め、文字の羅列で覚えようとすることは避けましょう。とはいえ最低限、丸覚えせざるを得ない内容も多々ありますので、その場合は
- 単語カードを駆使する
- 手書きで何度も書く
のように、古典的な勉強法で対応することが最も確実といえます。
冷静に考えれば、資格取得に1カ月程度というのは非常に短いです。決してハードルは高くない資格ですので、短期集中の意識で取り組めるかどうかが、合格の鍵を握っているでしょう。
ネットワークエンジニアを目指すならCCNAは必須
CCNA試験の独学の流れ、ポイントについて解説しました。IT経験が少ない人の場合、最初はアレルギー反応が出そうな知識ばかりかもしれませんが、イメージを掴んでくるほど学習効率が高まります。ネットワークエンジニアとなるには必須と言われる資格ですので、諦めずに学習していきましょう。

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