CCNAは有効期限に注意!次にとるべきおすすめの資格
2018年10月29日 Posted by 編集部


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ネットワークエンジニアに推奨されるベンダー資格として、CCNAがあります。しかしCCNAには有効期限があるため、人によってはその上位資格であるCCNPやその他IT資格の取得を考えると思います。そこで今回は、CCNAの有効期限や更新方法、CCNA取得者が次にとるべき資格について解説していきます。
CCNAは有効期限あり!更新する方法は?
CCNAの有効期限は3年
シスコシステムズ社が実施する資格として有名なCCNA(Cisco Certified Network Associate)は、ネットワークエンジニアの基礎的な技能の証明として、世界的に通用する資格です。しかし、CCNAなどのシスコ技術者認定資格は3年で失効するため、それまでに更新をする必要があります。
更新方法・更新料
CCNAの資格を保持し続けるには、失効までに同じレベル、または上位資格であるCCNPの試験に合格することが必要です。
よって、CCNAを再度取得する場合は、
- 200-125J CCNA一科目受験:39,000円(税抜)
- 100-105J ICND1、100-105J ICND2の二科目受験:各19,800円(税抜)
のどちらかの方法により再取得することになります。CCNA受験については以下の記事に詳しく解説されています。
参考:CCNAの受験料、申込方法、試験日などについて徹底解説!
ただし、CCNAを保持するために再受験し続ける人はあまり多くありません。ネットワークエンジニアとして、3年も働けば知識・スキルは各段に向上しますから、一般的には上位資格のCCNPを取得するのが王道になります。
CCNAの次にとるべき資格(1)CCNP
それでは、CCNAの上位資格であるCCNPについて、その試験内容や難易度を見ていきましょう。
CCNPとは
CCNP(Cisco Certified Network Professional)とは、シスコシステムズ社が提供する認定資格の5つのグレードのうち、3つ目の「プロフェッショナルレベル」に該当する資格です。この資格はCCNA(アソシエイトレベル)の上位資格として位置づけられており、大規模ネットワークの導入、運用、保守などを行う技術があることを証明できます。
CCNPを受験するには、CCNAを取得しており、失効していないことが条件となります(CCNAの有効期限は3年)。ですからネットワークエンジニアは、初期にCCNAを取得して業務経験を積んだ後、更新も兼ねてCCNPを取得する流れが一般的となっています。
CCNPの試験内容
CCNPの試験は、以下の8種類のコースに分類されます。どのコースにも複数の科目があり、CCNP取得には、いづれかのコースで全科目に合格する必要があります。
- CCNP Routing and Switching:ルーティング&スイッチング
- CCNP Security:セキュリティ
- CCNP Collaboration:コラボレーション
- CCNP Data Center:データセンター
- CCNP Wireless:ワイヤレス
- CCNP Service Provider:サービスプロバイダー
- CCNP Cloud:クラウド
- CCDP:デザイン
もちろんすべてのコースを受験する必要はなく、業務上の必要性や興味のある分野に特化して試験コースを選ぶことになります。中でも、ネットワーク技術の基礎であるルーティングとスイッチングの知識が必要とされる「CCNP Routing and Switching」は、受験者が最も多く人気の試験となっています。この場合、CCNA Routing and Switchingを取得していることが受験対象者の条件になります。
CCNPの試験はすべてコンピュータ上で行われ、モニタ上に表示された問題に回答する形式です。出題方式は以下のようなものがあります。
- 選択問題
複数の選択肢の中から1つだけ、もしくは複数の正解を選ぶもの - ドラッグ&ドロップ問題
解答領域に、選択肢の中から正しい項目をドラッグ&ドロップで配置するもの - 入力問題
コマンドなど、正解を直接入力するもの - シュミレーション問題
機器に対してターミナル画面を開き、指示に沿って実際に設定を行うもの - シナリオ問題
ある1つのネットワーク構成からなる問題に対して、複数の設問に回答するもの
CCNPの合格難易度
経済産業省は、ITスキルの習熟度に応じてレベルを7つに分類しています。CCNPは「与えられた作業をすべて独力で遂行できる」(=レベル3)にあたります(CCNAはレベル2に該当)。
参考: ITスキル標準V3 2011キャリアフレームワーク
ITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係(ISV Map Ver10r3)
なお、CCNP試験の合格率は公表されていませんが、同じレベル3である応用情報技術者試験の合格率は20%前後、PHP上級は10%となっていることから、CCNPの合格率は10~20%ほどではないかと予測することができます。
CCNAの次にとるべき資格(2)ネットワークスペシャリスト
ネットワークエンジニアがキャリアップを図る上で推奨される資格に、「ネットワークスペシャリスト」があります。こちらは国家資格であり、CCNAの次にとるべき資格の一つと言われています。
ネットワークスペシャリストとは
ネットワークスペシャリストとは、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。経済産業省が定めるITスキルレベルにおいては、「レベル4」という高い位置づけとなっています。より大規模なネットワークシステムを構築・運用できるネットワークエンジニアや、インフラ系エンジニアを目指すなら必須の試験とされています。
CCNPとの最大の違いは、ネットワークスペシャリストが国家資格であることです。そのため国内では強い効力を持ち、官公庁案件の入札条件に挙げられることもあります。また、エンジニアとしての体系的な知識が得られますので、転職でも評価されやすいと言われています。しかし一方で、海外では無名の資格であり、ほとんどの場合は評価されにくいというデメリットがあることも覚えておきましょう。
ネットワークスペシャリストの試験内容
CCNPはシスコ社製品を扱うための実践向きな知識が中心であるのに対し、ネットワークスペシャリストの試験では、ネットワークシステムの企画から運用・保守まで、より幅広い知識を問われます。ですので、ネットワークや情報セキュリティの技術的な内容を問う問題や計算問題、構築・運用・管理の作業手順など、さまざまなバリエーションの問題が出題されます。
なお、試験は一日がかり行われ、午前は択一試験、午後からは記述式の試験になります。
ネットワークスペシャリストの合格難易度
ネットワークスペシャリスト試験の難易度はCCNPよりも高く、その上位資格であるCCIEよりは簡単と言われています。ちなみに、2018年度の合格率は13.6%となっています。
受験料は、CCNPでは一コースの認定を受けるために10万円前後かかるのに対し、ネットワークスペシャリストは5,700円で済むことから、挑戦しやすいところも魅力の一つと言えるでしょう。
IT資格の取得は目的をはっきりさせよう
IT系の資格は数多くありますので、目的に合わせた資格選びが大切です。ただし、ネットワークスペシャリストは自分のスキルがどのくらいのレベルにあるのか、また偏っていないかなどを確認することができますので、迷ったときにはおすすめの資格でもあります。その他の資格とも見比べながら、ぜひあなたのキャリアアップに活かしてください。

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