多忙アピール、徹夜自慢、ビジネス用語の多用……それ、「社二病」です。
2018年12月7日 Posted by 編集部


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無駄にハードワークであることをアピールしたり、横文字のビジネス用語を多用したりする……それが「社二病」の症状です。社二病はコミュニティ内で煙たがられることが多いですが、どんな理由で生まれ、言動や行動にはどんな特徴があるのでしょうか。
会社や上司が原因?社二病になってしまう理由は?
社二病とは?
誰しも、社会人1年目は新しい環境に慣れるのに精一杯なものです。しかしそれから1年経つと、心に余裕が出てきて、さらに後輩の新入社員を迎え入れる立場となります。そうなると必然的に「先輩」になるため、人によっては「先輩面」したくなることもあるわけですが、現在ではこのような人は「社二病」と呼ばれてしまいます。
中学2年生くらいにありがちな思春期的なふるまいを「中二病」と呼んだり、大学2年生くらいに意識が高くなる様子を「大二病」と呼んだりしますが、それの「社会人2年目バージョン」といったところでしょう。
社二病になってしまう3つの原因
しかし、現代社会の中で育った若者は社二病になっても仕方がないと思える部分もあります。たとえば、以下のような環境要因があるからです。
売り手市場
少子化の流れから労働力人口が減少し、現代は完全なる売り手市場です。企業としては採用難が続いており、どうにかして優秀な人材を確保しようと考えた結果、従来より甘い条件で選考を行なってしまうこともあります。背伸びしないと入れないと思っていた企業から簡単に内定が出てしまったら、「自分は有能だ」と考えるのも仕方がないことなのかもしれません。
若手のうちから大きな仕事を任せすぎてしまう
若い労働力の絶対数が少ないので、企業は若者の離職を避けたい気持ちが強くなります。そして離職の原因となる「仕事にやりがいを感じない」を未然に防ぐため、入社して間もない社員に対しても裁量の大きい仕事を任せて企業に残ってほしいと考えます。
すると、「入社1年目からこんな仕事を任されるなんて、自分はなんてすごいんだ」という虚構の自信が生まれるとともに、後輩や周囲の人間に「デキるアピール」をする社二病が生まれてしまうわけです。
褒めて伸ばすマネジメント
また、最近はハラスメントが表面化し、指摘されることが増えてきました。「この会社にはパワハラがある」などとSNSに書かれたら、企業が受けるダメージは計り知れません。
それを防ぐためにも、とにかく若手には気持ちよくなってもらう必要がある。そう考えた企業は若手社員を褒めまくるマネジメントに走ります。するとやはり、自信満々の社二病社員が生まれることになるのです。
あなたは大丈夫?社二病の言動
社二病と言われる人々は、特徴的な言動をします。それは基本的に自慢であるため、聞かされた人が滅入ってしまうわけですね。
徹夜自慢
「昨日はオールナイトで仕事でしたわ」「2時間しか寝てない」などに代表される、徹夜自慢や睡眠不足自慢。しかも寝ていないことが通常のように話し、日々の忙しさをアピールしようとします。実際、睡眠時間が取れないことは「仕事のできなさ」を表していることにほかならないのですが…。
ビジネス用語、専門用語を使いたがる
ビジネス書やセミナー、「社二病」な先輩に影響されると、横文字のビジネス用語や専門用語をやたらと使いたがる時期がやってきます。フィードバック、コンセンサス、コミットメント、ボトムアップ、アサイン……確かにこれらを使いこなしているのはかっこいいかもしれませんが、「熟語のほうが伝わりやすい場面」でもわざわざ横文字を使ってしまうので煙たがられてしまいます。
学生と社会人との違いを強調したがる
つい1年ちょっと前まで自分も学生だったのに、「自分は学生と違う」ということを強調したがります。後輩学生との会話で「まあね、学生はそう思うよね」「若いね〜」などと言い、とにかく学生と社会人の間に明確な線があるような態度を取ります。
会社批判が多い
社二病をこじらせると、自分の会社だけでなく他社の経営に関しても「こうすればいいのにな」と批判を始めます。経営陣だって思慮を重ねて設定した経営方針であるのに、そこに想像力を働かせることができず、一方的に「オレだったらこうする」という話を繰り広げます。
あなたは大丈夫?社二病の行動
社二病的な現象は、言動だけでなく行動にも影響を及ぼします。ここからは、社二病によくある行動の特徴を確認してみましょう。
1年目と比べてくだけた服装になる
「会社員になる」ことが求められる入社1年目は服装もキッチリしており、基本的には自分が最年少なので控えめな態度であることが通常です。しかし2年目となると服装もくだけてきて、シャツやネクタイの柄で遊び始めるようになります。
もちろん社則の中で服装を崩すのは悪いことではありませんが、1年目とのギャップが大きいと「社二病をこじらせてるな〜」ということがすぐにバレてしまいます。
エナジードリンクを愛飲する
徹夜、多忙アピールのためのハードワーク自慢をする中で、業務時間にレッドブルやモンスターエナジーなどのエナジードリンクを愛飲するようになります。そして次第に、聞いてもいないのに「エナジードリンクを飲んだだけじゃ効かなくなってきた」と語るようになるのです。
プライベートでも名刺を配る
また、社二病をこじらせると個人の活動やプライベートの場で出会った人にも名刺を配るようになります。交流会などで出会った人に名刺を配ることにあまり意味はないと言われていますが、社二病にかかると、会社としての仕事が生まれないような場所でも自分をアピールしようとしてしまうわけです。
(ちなみに会社の名刺は会社の備品扱いになるので、多くの場合プライベートの場で勝手に配っていいものではありません。)
社二病は、誰でもかかる可能性のあるものです。社会人2年目に限らず、転職や昇格したタイミングでかかることもあります。自覚がない場合がほとんどなので、今回紹介した言動や行動に覚えがあったら見直してみてもよいでしょう。

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