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20代のうちに知っておくべき稲盛和夫の働き方・哲学

 2017年12月24日  Posted by  編集部

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社会人において、20代は葛藤の時期と言われます。今回は悩める20代に向けて、「京セラ」「KDDI」を立ち上げ独自の経営手法「アメーバ経営」を創り出した経営者、稲盛和夫の働き方や哲学をご紹介します。

①誰にも負けない努力をする

稲盛は「より充実した人生を送るには努力は必要不可欠である」と考えます。いかにも体育会系な精神ですが、言い換えれば「努力をすれば誰でも充実した人生を送ることができる」ということでもあります。

「元々の能力」の重要度は低い

稲盛の考える人生・仕事の方程式は、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」というもの。この「熱意」にあたるのが「誰にも負けない努力」です。いくら元々の能力が高い人間であっても、考え方が自分本位であったり努力を怠ったりしていては、良い結果を出すことができません。逆に能力が平凡であっても、正しい考え方と強い熱意を持って誰にも負けない努力をすれば、能力差を超えて結果を出すことができるのです。

そして「誰にも負けない努力」というのは、決して派手ではないということを忘れてはいけません。基礎的な実験やデータ収集、足を使った営業、時間を惜しまずに制作に励むなど、一見すると地味で単純である努力を積み重ねることこそが重要なのです。

「京セラ」「KDDI」を立ち上げた男の努力

稲盛は、今や誰もが知っている「京セラ」「KDDI」を一代で立ち上げ、世界中から評価されている経営者です。1958年に当時勤めていたメーカーが倒産寸前となり、翌年に社員8人で「京都セラミック(京セラ)」を設立、のちに社長に就任しました。元のメーカーを退社する際は上司である技術部長と技術開発の方針で衝突したそうで、弱い立場である当時から強い熱意を持って努力していたことがうかがえます。

②仕事を好きになる

より良い仕事をするために、稲盛は「仕事を好きになる」ことがもっとも重要だと語っています。これは、先ほどの「人生・仕事の方程式」の「考え方」の具体例だといえるでしょう。しかし、多くの人は「仕事」を「嫌なもの」と捉えがちです。では仕事を好きになるためには、どうすればよいのでしょうか。

どんな仕事であっても全力で打ち込む

稲盛は、「どんな仕事であっても全力で打ち込んでやり遂げる」ことを繰り返せば仕事が好きになり、努力が苦にならないと考えています。全力で取り組んだ仕事を達成したとき、大きな達成感と自信が生まれます。すると次の目標に挑戦する意欲が湧き、さらに仕事が好きになるというサイクルに入ることができるのです。

常に創造的であれ

さらに、仕事に一生懸命打ち込みながらも常に創造的であることを推奨しています。自分の人生・仕事について常に「これでいいのか」と点検し、反省し、そして改善する。同じ毎日を過ごすのではなく、1日1日を大事にしてアップデートしていくべき。そうすると創造的な仕事につながる、というのが稲盛の考えです。時間は有限のリソースですので、仕事に対して常にクリエイティブな精神を持つというのは、確かに重要なことではないでしょうか。

③高い目標を持つ

稲盛は京セラの創業時、「この会社を大きくする」という夢を常に周囲の人間に語り続けていたそうです。「今は小さな会社でも、いつかは世界の会社にする」という高い目標があったからこそ、京セラは巨大な企業に成長しました。

段階的に目標を立てる

「人間には無限の可能性があり、仕事において成功できるのはその可能性を信じられる者だけだ」というのが稲盛の哲学ですが、大きな目標に直接向かうのではなく「段階的に目標を立てる」ことが重要だと考えています。

「京都市の中京区西ノ京原町で創業した京セラを、まずは町一番の会社にする。次に区、市、そして日本一の会社を目指す。次は世界一だ」ということを従業員によく語っていた稲盛は、大きな目標を立てながらも現実主義に徹し、現場に足を運ぶことを重視していたそうです。

いきなり大きすぎる目標だけを目指してしまうのは、無謀で曖昧です。まずは目の前の仕事にしっかりと集中し、具体的な行動に結びつけることが成功の鍵なのかもしれません。

仕事だけでなく「人生の目的」も考える

稲盛は、仕事だけでなく「人は何のために生きるのか」を考え続けています。「人生は仕事が全てだ」という態度ではなく、「そもそもなぜ仕事をするのか」という根源的・本質的な問いからスタートしているのです。

現実は厳しく、毎日が大変な社会ですが、「自分はこうありたい、こうなりたい」という人生の目的・目標を高く掲げることでそれが生きがいとなり、人生も楽しくなる。稲盛和夫は、そのように考えています。

 

世界で評価される経営者・稲盛和夫の働き方と哲学はどこかレトロな思想のように思えますが、実際、的を射ているものです。裸一貫で会社を立ち上げ、大きく成長させた「人生の先輩」の哲学は、これからの日本社会を支える20代が人生で成功するためのヒントになるのではないでしょうか。


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