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出世はしたくない? 出世することのメリット・デメリットと出世を回避する方法

 2018年12月13日  Posted by  編集部

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会社員なら誰しにも可能性がある「出世」ですが、実は、この出世を望まない人が増えているようです。いったいなぜなのでしょう? 今回はみんなが出世をしたくない理由と出世のメリット・デメリット、さらに昇進や昇格を打診された時に出世を回避する方法をご紹介します!

みんな嫌がっている? 出世したくない4つの理由


三菱UFJリサーチ&コンサルティングが調査した「2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果」によると、「出世したい」「出世しなくても好きな仕事を楽しくしたい」の二択では、前者が46.6%だったのに対して、後者は53.4%でした。みんなが出世をしたくないと思う理由は何なのでしょうか?

理由(1) 責任やストレスが増える

出世して管理職になるということは、自分の仕事を日々行うだけではなく、部署やチームのメンバーをマネジメントする仕事も発生します。自分の成績だけではなく、部署のメンバーに成績を上げてもらうにはどうするかを考えたり、また、その結果に対しての責任も発生します。これらのことがストレスとなる場合もあるため、出世に対して前向きになれない人もいるようです。

理由(2) 対価と仕事が見合わない

自分の上司を見ている中で「出世しても対価と仕事が見合わないな」と、感じる人も多いようです。出世をすると、給料は増えることがあるかもしれませんが、残業や休日出勤が増える可能性がある会社もあるようです。「残業や休日出勤するくらいなら、今の働き方、給料でも十分」と考えてしまうというわけですね。

理由(3) 管理職になる自信がない

「自分の能力では、みんなをまとめる役は無理なのでは……」と、自分自身の力量が不安で、管理職の仕事を担うことに対して自信を持つことができないという人もいるようです。管理職となりチームをまとめるということは、マネジメント能力をはじめ、リーダーとしての統率力や求心力も求められます。これらの能力に自信がなく、管理職を望まないというパターンです。

理由(4) 現場での仕事のほうが好き

チームをマネジメントしたりするよりも、1人のプレイヤーとして現場で仕事をしているほうが好きという理由で出世したくない人もいます。会社によっては、現場を離れてマネジメントに徹することになる場合もあります。「マネジメントではなく、お客さんと仕事をしているほうが楽しい!おもしろい!」と思っている人は、ずっと現場のプレイヤーでいたいようです。

出世をすることのメリット

メリット(1) 収入がアップする

出世することのメリットとしてまず挙げられるのが、管理職になることで収入がアップすることです。会社によって違いもありますが、出世することでその会社の一般社員の年収のおよそ1.7倍から2.2倍の年収になるようです。

厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査」の役職別の結果によると、男性の非役職社員の平均年収が214.9万円であるのに対して、係長級だと401.7万円、課長級だと526.4万円、部長級になると655.2万円と、上級の管理職になっていくほど平均年収は上がっていっています。

「たくさん給料がもらいたい」という人は、出世することが最も手っ取り早い手段と言えるかもしれません。

メリット(2) キャリアアップに役立つ、選択肢が増える

管理職というのは自分が「やりたい!」と望んでも、会社側や上長などが評価してくれないと、その役職に就くことはできません。つまり「出世して管理職に就いた経験がある」というのは、評価をえたという証明にもなります。

第三者の評価があるというのは、その後の出世や転職を考えた時の武器となります。キャリアアップのために転職する際も、役職に就いたことがある経験があれば採用されやすくなります。また、中途採用だとそもそも管理職経験者を募集要件としている場合もありますので、管理職経験があるというのはそれだけで選択肢が増えます。

出世することのデメリット

デメリット(1) 休日やプライベートの時間が確保しづらい

出世したくない理由のところでも記載しましたが、管理職になると会社によっては残業が増える、あるいは突発的に土日出勤しなければならなくなるなど、仕事に関わる時間が増える可能性があります。

責任のある立場であれば、仕事上のトラブルが起こった場合に、たとえ自分が休日であっても返上で出勤しなければならない時があります。いつ起こり得るかわからない事態に対応する必要が出てくるのが、管理職なのです。

デメリット(2) 転職しづらくなる?

管理職をした経験が転職で有利になる企業がある一方、管理職経験者のある人を採用しづらいと考える企業もあるようです。

採用する上で同じような管理職のポジションを用意することができない場合、自社に馴染んで働いてもらえるだろうか? と採用担当者が不安を抱いてしまったり、あるいは現在貰っているのと同等の年収を提示することが難しい場合などです。

どんな企業のどのような仕事に応募するかにもよりますが、「管理職をやっていたことが当然有利に働く」ということは、あてはまらないこともあるようです。

昇進や昇格を打診されたらどうする?出世を回避する方法

家族を理由にする

出世とともに転勤を言い渡される場合もあります。俗に言う「栄転」です。これを断る場合に有効なのは、家族を理由にすることです。「近くに住んでいる母の介護があるので……」「子供が今年、受験があるので」など、どうしても出世・転勤を引き受けられない家族の事情があることを説明しましょう。

自分以外の人を推薦する

「自分はそんな器ではなく、自分の他に適任者がいるのではないでしょうか?」とアピールすることです。自己評価が低い人は、他人の能力や成果を適正に把握・判断して評価することができないと判断される場合があります。すると、出世して部下を持ったとしても、部下に対して適正な評価ができない可能性あります。

このようなことで部下を不安にさせたりすることは望ましくないので、自分ではなく他の適任者をと伝えてみることで、出世を回避できるかもしれません。

自分では今回の出世は能力不足であることを伝える

今の自分ではまだ、出世をして管理職として仕事をしていくための能力に欠けていることを伝えましょう。現状している仕事の中で、まだまだ改善しなければならないことが残っていることや、出世をしてメンバーの面倒をみてまとめていく余裕がないことを伝えましょう。

管理職というのは目の前の自分の仕事以外に、メンバーの仕事がうまくいっているかを管理しなければなりません。「まだまだ自分の仕事で手一杯です」ということがアピールできれば、今このタイミングでの出世は回避できる可能性が高まります。

自分にとって必要かどうかを見極めて、上手に掛け合いましょう

みんなが出世をしたくない理由と出世のメリット・デメリット、さらに昇進や昇格を打診された時に出世を回避する方法をご紹介しました。出世の良し悪しを知ったうえで、今の自分に必要かどうかを考え、上手に上司と掛け合って出世の打診をどうするか考えましょう。


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大森由理

ニーガタのオーモリ。既婚29歳の派遣事務とライター業。大学院まで運動生理学が専門、卒後は研究員として働く。キャリアに興味があり、人材紹介会社で1年営業をする。キャリア、教育、スポーツ、研究界隈が好き。近頃は「やってみるをやってみる」実行中。

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