業界と職種の違いって?自分に合った仕事の見つけ方
2018年1月25日 Posted by 編集部

求人情報を見たり、職務経歴書を書いたりするときに出てくる「業界」と「職種」という言葉。実はあまりよく分かっていないという人もいるのではないでしょうか。自分に合った仕事を見つけるためにも業界と職種についての知識は重要。業界や職種とは何かについてご紹介します。
「業界」とは?定義と種類をご紹介
「業界」とは、どのような商品を作っているのか、どのようなサービスを行っているのかといった事業の種類のことを言います。たとえば、製造業・建設業・金融業などです。業界にはさまざまな分類方法がありますが、総務省の「日本標準産業分類」では大きく以下の20種類に分類されています。
- 農業・林業
- 漁業、鉱業・採石業・砂利採取業
- 建設業
- 製造業
- 電気・ガス・熱供給・水道業
- 情報通信業
- 運輸業・郵便業
- 卸売業・小売業
- 金融業・保険業
- 不動産業・物品賃貸業
- 学術研究・専門技術サービス業
- 宿泊業・飲食サービス業
- 生活関連サービス業・娯楽業
- 教育・学習支援業
- 医療・福祉
- 複合サービス事業
- サービス業(他に分類されないもの)
- 公務
- 分類不能の産業
求人サイトを見ると、これより少ない分類で企業を検索できることが多いようです。
たくさんある求人の中で、自分にぴったりの仕事を見つけるために、まずどんな業界があるのかを確認しておきましょう。
「職種」とは?定義と種類をご紹介
「職種」とは、どんな仕事を行うか、という仕事の種類を指します。たとえば、「営業」「事務」「経理」「開発」などです。会社内の部署名をイメージするとよいでしょう。代表的な分類としては以下のような職種があります。
- 研究開発職・技術
- ITエンジニア
- 施工管理
- 企画
- 営業
- 販売
- 広報
- 総務
- 人事
- 経理
- 事業開発、経営企画
- 購買
- 機械開発、生産技術
ただし、企業によって名称が異なったり、同じ名称でも仕事内容が異なったりすることもあります。求人を探す際は、職種の名称だけから判断するのではなく、業務内容をよく確認するようにしましょう。
中小企業の場合には一人で総務と経理を兼任するなど、複数の職種にまたがった仕事をしていることもよくあります。このような場合は、希望している職種に近いものを選んで記載するようにしましょう。
まずは業界研究・職種研究をしよう
業界だけでもたくさんある上に、さらに職種によっても分類されるとなると、片っ端から応募をしていくわけにはいきません。自分にぴったり合った仕事を見つけには、業界研究や職種研究が必要になります。
では、業界研究や職種研究はどのように行えばよいのでしょうか。業界研究については求人サイトで各業界についての情報が提供されています。まずは概要を知るために覗いてみましょう。ただし、求人サイトの情報だけでは不十分な場合がありますので、会社四季報や業界誌などでより詳細な情報を得たり、裏付けをとっておくことが必要です。業界研究本の中には数年に1度しか発行されないものがあり、発行されたのが1年以上前の場合は最新の情報が載っていない可能性がありますので注意してください。
次に職種研究についてですが、これも求人サイトで情報がまとめられています。世の中にはたくさんの仕事があるので、今まで知らなかった職種に実は自分の希望にマッチする仕事があるかもしれません。どんな職種があるのかを確認しておくことは転職活動においても重要です。
ただし、同じ職種でも業界や企業によって仕事内容が異なることがよくあります。求人情報に記載されている仕事内容や求めるスキルなどを確認するほか、OB・OG訪問をしたり企業のイベントへの参加し、実際に働いている人の生の声を聞くようにしましょう。また、口コミサイトでは手軽に内情を知ることができますので参考にするとよいでしょう。
自分に合った業界・職種を見つけるには
業界や職種について知ることができたら、自分がやりたいことと照らし合わせてみましょう。自分がやりたいことだけでなく、能力や長所を活かせるかどうかも重要です。能力や長所については客観的に判断できないこともありますので、求人サイトに掲載されている適性診断を利用するのもひとつの方法です。また、3年後や5年後にどうなっていたいか、というキャリアビジョンも大切です。数年後にどんなことがやりたいのか、どんなポジションに付いていたいのか、なども明確にしつつ、業界や職種を選ぶようにしましょう。
まとめ
自分のやりたい仕事を、多種にわたる業界や職種から見つけなければなりません。求人をいきなり探すのではなく、まずは業界や職種についてよく研究し調べるようにしましょう。多くの情報は求人サイトでまとまっていますが、自分のやりたい仕事かどうかを確認するためには、OB・OG訪問や企業のイベントへの参加し、実際に働いている人の生の声を聞くことも重要です。
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