経理ってどんな仕事?第二新卒で未経験でも経理になれる?
2018年1月16日 Posted by 編集部

経理は新卒で配属されることの少ない部署なので、転職するときに「次は経理をやりたい」と思っている方も多いかと思います。今回は経理とはどんな仕事で、どんなスキルが必要なのか、そして未経験でも経理になるためのポイントを解説します。
経理ってどんな仕事?財務や会計って何?
経理とは、会社のお金を管理する仕事です。売上として会社にお金が入ってくることもあれば、従業員の給料や設備投資、消耗品、光熱費などの経費として出ていくお金もあります。日常のお金の流れを管理するのが経理の仕事で、伝票の管理や入出金の管理、会社の財務状況を表す決算書の作成や税務署に提出する帳簿の記帳などが主な業務となります。
経理と同様、お金に携わる仕事には財務や会計という職種もあります。財務は会社の財務状況にもとづいて予算を編成したり、資金調達をしたりするのが主な仕事で、日々のお金の管理をする経理よりも経営の立場に近い仕事内容です。会計は決算書などにもとづいて財務状況を経営者や金融機関、税理士や会計士などに報告します。
経理・財務・会計と部署が別れている会社もあれば、3つの業務を経理部という1つの部署で行っている会社もありますので、「財務がやりたい」「会計がやりたい」という方は、応募する会社がどのような組織体制になっているのかを確認しましょう。
いずれもお金を扱うという点では共通していて、経営に直結する責任重大な仕事には違いありません。
経理に求められるスキル・性格とは?
次に、経理にはどのようなスキルが求められるのか、どのような性格の人が向いているのかを考えてみましょう。
会計や税務、法律の知識
会社には税務署に収支状況を報告し、法人税という税金を支払う義務があります。申告書や帳簿を作成して税務署に提出するためには、専門の知識が欠かせません。そのほか、商法などの法律や「企業会計原則」といった基準・規範も知っておく必要があります。
コミュニケーション能力
経理というと数字とにらめっこしているようなイメージもあると思いますが、コミュニケーション能力が不要というわけではありません。営業から売上の資料をもらう、総務と連携して給与計算を行うなど、他部署との連携が必要不可欠になります。他にも経営者に財務状況を報告する、社外の税理士や会計士と打ち合わせをする、税務署の調査に対応するなど、コミュニケーション能力を求められる場面は思った以上に多いのです。
細かい仕事を正確にできる
毎日のお金のやり取りを仕訳して帳簿に記帳したり、損益計算書や鎮宅対照表を作成したりと、経理の仕事は細かい仕事が多く、これが苦手な人には向いてません。仮にお金の管理でミスをすると会社に莫大な損失を与えることにもなります。税務署に提出する申告書類が間違っていると脱税を疑われ、税務調査が入る可能性も出てきます。ミスが絶対に許されない仕事なのです。
常に疑いの目を持ってチェックできる
ミスが許されない仕事なので、間違いがないか常に疑いの目を持ってチェックできる人が向いています。自分の仕事に対してはもちろん、他部署から回ってきた伝票や資料も間違いがないかチェックして、ミスがあれば指摘するのも重要な経理の役割です。
未経験から経理になる方法
経理は人気がある職種なので、運良く未経験の募集があっても狭き門です。しかし、未経験の第二新卒では絶対に経理になれないのかというと、必ずしもそうではありません。未経験から経理になるための方法を見てみましょう。
今の会社で異動を申請する
一番可能性が高いのは、今いる会社で経理部門への異動を希望することです。新しい会社で経理として採用されるよりも可能性が高く、挑戦するハードルも低いです。営業でお金の知識がある、事務で正確な仕事ができるという素質が認められれば可能性はあります。「経理をやりたい」という熱意をアピールするのも良いですね。
中小企業の経理に応募する
特に大企業の経理部門で採用されるのは難易度が高く、経験も必要とされるケースがほとんどです。一方、中小企業であれば応募者も大企業と比較すると少ないので、転職できる可能性は高まります。社内でたった一人の経理担当の後継者を育てるために、あえて未経験を募集している場合もあるので、こまめに求人情報をチェックするようにしておきましょう。
公認会計士などの難しい資格を取って未経験で転職する
経理の仕事をするにあたっては、特別な免許などは要りません。しかし、専門知識やスキルが必要とされるため、資格を持っていれば大きな強みとなります。とはいえ、簿記2級程度の資格は商業高校を卒業した人であれば持っている人が多く、あまり有利にはなりません。
税務の代行や節税のアドバイスができる税理士や、会社の財務状況を監査する公認会計士、投資をサポートするファイナンシャルプランナーなどの資格を取得しておけば大きな強みとなります。
まとめ
経理は、会社の資金調達や戦略立案など、経営に近い仕事にもステップアップできる可能性がある魅力的な仕事です。狭き門ではありますが、資格取得のために勉強をして熱意を見せたり、今までの経験をどのように活かせるのかをわかりやすく伝えることで、採用される可能性はぐっと高まります。
なお、求人数が少ないため、転職活動をする際には活動期間を6ヶ月など長めに考えておくようにしましょう。
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