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第二新卒の転職活動でリベンジできる? 大手企業の事務職を目指すには

 2018年1月4日  Posted by  編集部


第二新卒として転職を希望している人の中には、働きやすいと言われる事務職を希望している人も多いと思います。事務職は転職市場でも人気が高く狭き門ですが、大手に事務職への転職に成功する第二新卒の姿も見られます。その理由や、事務職を目指すコツについてみていきましょう。

第二新卒で大手の事務に転職するのは難しい!?


事務職は非常に人気の高い職種ですが、なぜ、それほどまでに人気があるのでしょうか?

事務職は、いわゆる定時(9時〜18時)で業務が終わり、土日祝日が休みであることや、営業や販売のようにノルマがなくストレスも少ないため、女性だけでなく近年では男性からも人気を集めています。ちなみに事務職を見てみると、オフィスワーク事務職に限定すると、0.47倍(リクルートキャリア「転職求人倍率」(2017年11月))と高止まりの状態が続いています。

特に大手企業の場合は、充実した福利厚生と働きやすさが魅力です。人気が高く、就職時に大手に挑戦して涙を飲んだ人もいるのではないでしょうか? それゆえに、大手の中でも事務職への転職を目指すことは、一見するとたいへん難しいことのように感じられます。

しかし実際には、中小よりも大手の事務職を狙う方が、転職の成功率は高いです。その理由は後述しますが、第二新卒で未経験者であっても、「自分には無理ではないか」と考えずに、大手も視野に入れてみましょう。大手企業への転職に成功しやすい、高学歴などのバックボーンがある人はなおさらです。大手の場合には教育制度も整っていますので、経験の浅さもすぐにカバーできるというメリットもあります。

第二新卒で事務に応募する時に有利になる資格、経験


キャリアの少ない第二新卒ですが、以下のような資格や経験があると事務職での転職に有利になります。

簿記

事務職では書類作成や整理、受付などの業務を行いますが、簿記についての理解があると、経理関係の仕事ができるようになります。簿記の資格は必須ではありませんが、優遇される場面が多いです。

簿記の資格には複数ありますが、知名度が高い日商簿記を取得しておくとよいでしょう。受験資格などもないため、誰でもチャレンジすることができる資格です。合格率は3級で48.9%(平成30年2月開催試験)、2級で29.6%(平成30年2月開催試験)、1級にもなると5.9%(平成29年11月開催試験)とわずかに1桁代となる難しい試験です。2級に合格するための勉強時間は、始めて受験する人で約200時間程度、3級合格者で約100~150時間は学習が必要になるそうです。年に3回(6月、11月、2月)試験が実施されているため、自分の学習計画を立ててどのタイミングで受験するか考えましょう。1~4級があり、2級や1級からの受験や、1・2級、2・3級などの併願受験も可能です。

経理事務として働きたいなら1級を取得したいものですが、未経験者の場合は2級を取得しステップアップを図るのがおすすめです。2級を取得すると、「財務諸表」が理解できる能力が身につくため、経理や財務の即戦力として実用面で会社から評価されます。またこの能力は営業活動やコスト管理に役立つ知識のため、経理以外の部門でも高く評価されるでしょう。

事務経験

事務の経験も、転職時には役立ちます。電話応対や来客対応など基本的なビジネスマナーだけでなく、事務作業の流れや社内での調整をどのようにするかを知っていることは、大きな強みになります。「事務」と呼ばれる職種でなくても、見積書や申込書の作成ができる営業アシスタントや、給与計算や労務に少しでも携わっていた経験はアピール材料となります。

PCスキル

事務の仕事には、PC操作が欠かせません。そのため、事務職の募集では、基本的なPC操作ができることを条件としているものがほとんどです。入力やメールの作成・送信はもちろん、WordやExcel、PowerPointなどが問題なく扱えるレベルは最低限必要なスキルといえます。

ただし、どの程度のレベルが求められるのかは、企業によってまちまち。一般的に業務レベルで操作できる、と胸を張っていうためには、Wordなら表の作成や画像の挿入をはじめ、文書の体裁を整えることなどは必須でしょう。Excelであれば、主要関数やテーブル、マクロが扱え、ほかの人が作ったフォーマットの意味が理解できることが必要です。PowerPointでは、他文書からの変換ができ、プレゼン資料として体裁を整えることができれば役立つ場面が多くあります。

PC操作のレベルの基準として、いくつか基準となり得る資格が存在します。1つ目が簿記と同様に商工会議所がやっている日商PCです。日商PCの資格は効果的なプレゼン資料の作り方やデータ分析の方法など、資格取得のための学習ではなく実際の仕事に役立つ知識やスキルを身につけることができます。検定は、文書作成、データ活用、プレゼン資料作成の3種類あり、それぞれにベーシック、3級、2級、1級の段階があります。スキルアップに最も使えるのは2級と言われおり、パソコンやITスキルを使った業務効率化や業績向上の方法を学び身につけることができます。

2つ目の資格はMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)です。こちらは業務上よく利用することが多い、WordやExcelといったツールの基礎的な操作方法などからじっくり学習することができます。「あまりPCはいじったことがないけど、勉強したい」という人におすすめです。WordやExcelの他にも、Power Point、Access、Out lookなども学習することができます。毎月1~2回のペースで試験が実施されているため、順調に勉強と受験ができれば、他の資格と比較して早めに合格することができるのも特徴です。

中小企業より大手の方が入りやすい?第二新卒で事務に転職するには?

第二新卒で事務を目指す場合、一般的には中小企業よりも大手の方が入りやすいです。その理由は2つです。

1.大手は中小に比べると募集人数が多い

大手企業はたくさんの社員を抱えているため、退職により欠員が出る可能性が高く、事務職でも複数人の募集が行われることがあります。また、事業の拡大に伴って人員の増強が図られるといったケースも多くあります。一方で中小の場合は、人員が充足していて募集が出ない、出てもごくわずかという例が多いです。

2.紹介予定派遣で事務職に就職する方法も

紹介予定派遣とは、派遣期間(最長6ヶ月)終了後、本人と派遣先企業の双方合意のもとに社員となる働き方です。一定期間「派遣」として働くことで、実際の仕事内容や職場を見極めることができ、未経験でも希望の仕事に就けるチャンスがあります。企業側も、働いてもらう人の実際の業務能力を見極めてから正社員雇用ができることから、採用手法のひとつとして企業のニーズも高まってきています。

この紹介予定派遣で大企業で働くという方法もあります。事務職は、派遣によるアウトソーシングが進んでいる職種ですので、派遣の募集は多いです。一般社団法人 日本人材派遣協会の2017年度(平成29年度)派遣社員WEBアンケート調査の結果によると派遣社員がいる企業の44.3%がいわゆる「大規模」な企業にあたり、次いで「中規模」が33.7%となっています。大手企業では派遣社員を積極的に活用している傾向があるため、第二新卒枠や正社員での転職が難しい場合や事前に会社や仕事の雰囲気を知りたいという場合には、「紹介予定派遣」を検討してみるとよいでしょう。

紹介予定派遣になりたい場合には、まず派遣会社に登録して案件がないか相談してみましょう。基本的には「派遣」という雇用形態になりますので、派遣会社に登録して案件を紹介してもらうのが1番手っ取り早いです。また、数は多くないですが通常仕事探しをする場合に利用する転職エージェントや、ハローワークなどにも紹介予定派遣の案件が来ている場合があります。自分が希望するような案件がないか、しらみつぶしに調べたい場合はエージェントやハローワークも利用してみましょう。

まとめ

人気が高く難しいといわれる大手事務職への転職ですが、人材のニーズが合えば成功は不可能ではありません。自分のスキルややりたいことを明確にし、企業にとって有効な人材であることをアピールできれば、内定につながります。


Rebe career 編集部

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