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求人広告で見かける「通年採用」って何?どんなメリットがあるの?

 2018年1月22日  Posted by  編集部


求人広告や、就職・転職関連のニュースを見ていると、「通年採用」という言葉を見かけることがあるかと思います。この通年採用とは一体何なのでしょうか?転職や就職にどのような影響があるのでしょうか?転職活動を始める前にしっかりと、通年採用の意味を理解しておきましょう。

通年採用ってどんな採用方法?


通年採用とは、1年の間に人材を募集する期間が決まっておらず、必要になったら人材を募集するという採用方法です。新卒採用では多くの場合、年度替わりの4月に採用となり、それに向けて採用試験や面接を実施しますが、通年採用では9月に採用されることもあれば、1月に採用されることもあります。

事業拡大や欠員が出たときに行われる中途採用が代表的な例ですが、海外の大学を卒業した学生や帰国子女を対象にした秋採用も通年採用に含まれます。

独立行政法人労働政策研究・研修機構がまとめた『第二新卒者の採用実態調査』によると、第二新卒の場合は57.1%の企業が通年採用を実施しており、「4月一括採用」に関しては24.9%と少数派となっています。もう少し詳しく見てみると、第二新卒を「新卒者枠」として採用する場合は「4月一括採用」が56.6%、一方で「中途採用社枠」として採用する場合は「通年採用」が77.3%となっています。

言い換えれば、新卒者は4月一括採用、中途採用は通年採用がメインといえるでしょう。

通年採用にはメリットいっぱい


第二新卒の応募者にとって、通年採用はメリットがたくさんあります。転職活動にぜひ活かしましょう。

余裕をもって選考を受けられる

新卒一括採用の場合は、当然それに向けて採用試験や面接などの選考が行われます。だいたい、入社する前年の4月から9月くらいがピークです。どこの会社でも一斉に選考を始めるので、新卒で就職活動をしていたときには、1日に2~3件面接に行ったという経験がある方も少なくないかと思います。一方で中途採用の場合は、募集の開始時期が明確でないため、今いる会社の繁忙期に重なってしまえば、転職活動が難しいのが現状です。

これが通年採用であれば選考のピークは重なりませんし、自分のスケジュールに合わせて応募ができるなど、余裕をもって志望する企業の選考を受けることができます。面接の日程が重なってどちらかの会社を諦めざるを得ない、ということも、ほぼありません。

転職したいときに転職できる

通年採用の企業を狙えば、特にピークがないので「転職したい」と思ったときに求人情報を探せば、採用活動を行っている企業を見つけることができます。特に近年では通年採用を行う企業も増えてきたので、求人サイトなどを見ると常に多くの企業が求人情報を出しているという状況です。

選考から入社までの時期が短い

新卒枠で応募した場合を考えてみます。新卒の就職活動では夏から秋に内定が出て、翌年の4月に入社となります。内定が出てから入社まで半年くらいの期間があるわけですが、第二新卒の場合は会社を辞めて転職活動を行うとその期間は無職となってしまいい、収入も全く途絶えてしまう上、経歴に空白ができてしまいます。会社に勤めながら転職活動をした場合でも、4月入社だと3月までは現在の会社に在籍することになります。

通年採用であれば「入社は4月」という縛りがないので、内定から入社までの期間は格段に短いです。内定から1ヶ月ほどが平均的で、短い場合だと数日~1週間で入社するというケースもあります。入社日についても相談した上で決められるので、入社時期に関しては新卒枠よりも柔軟に対応してもらえます。

これまでメリットを見てきましたが、通年採用にはずデメリットもあります。

 

必ずしも求人が安定的にあるわけではない

通年採用を行っている企業が増えてきているとはいえ、全体の総数からみるとまだまだ少ない状況です。要は、自分の行きたい会社が通年採用を行っているとは限らない、ということですね。中には、採用のニーズが満たされたにもかかわらず、通年採用の募集広告をずっと自社HPに出しっぱなしにしておいて、いざ問い合わせてみると「その募集はもうしていない」という会社もあります。ですので、いきなり転職活動に踏み切るのではなく、まずは、企業側に確認してみるという作業が必要です。

広がる通年採用の動き


以上、通年採用のメリットとデメリットをご紹介しました。これまで大手企業を中心に、新卒を4月一括採用するというのが一般的でしたが、近年では雇用の流動化も進み、また企業にとっても通年採用のメリットが大きくなってきたことから、大企業でも通年採用を行うところが増えてきました。

たとえばヤフー株式会社では「ポテンシャル採用」という名で通年採用を実施。応募から2年以内に入社するという条件で、1年中いつでも応募を受け付けています。

ユニクロを運営する株式会社ファーストリテイリングは、主体的で優秀な人材がいつでも応募できるよう、通年採用を開始しました。学年、新卒・中途、国籍も一切問わず、門戸を広くしています。

外資飲料メーカーのネスレ日本では、中途採用枠はもちろん新卒採用枠でも選考時期が選べる制度を導入。選考の時期に縛りをつけないことで、より優秀な人材に来てもらおうという狙いがあります。

他にもソニー株式会社花王株式会社ソフトバンクグループなど、名だたる大企業でも通年採用を実施するようになってきています。

まとめ

終身雇用という考え方が廃れた今、求職者側にも企業側にもメリットがある通年採用は、今後ますます普及していくことでしょう。特に第二新卒の方にとっては大きなチャンスが巡ってくると考えられます。通年採用を利用して、目の前にあるチャンスを逃さないようにしましょう。


Rebe career 編集部

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