後悔しない転職のために、事前に確認しておいた方がいい条件などをまとめました。
2018年1月10日 Posted by 編集部


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現職を持ちながら転職活動をしていると、特に時間の捻出がかなり大変です。大変なあまり、そして現職を離れたいあまり、内定が出た企業に飛びついてしまいたい気持ちはよく理解できるのですが、ここで少し冷静に立ち止まって考えて欲しいと思います。
本当に、その企業で良いのか、後悔しないのか。
後悔しない転職をするためにチェックしておいた方がいい条件や企業の性格などをまとめてみましたので、転職活動の参考にしてください。
労働条件を確認する
めでたく企業に内定すると、あなたは企業から労働条件を明示してもらえる権利を付与されます。これは企業からあなたへ、労働条件通知書、という書面をもってなされます。通知義務は労働基準法によ明記されていますので、もしそれらの通知がなされなかった場合は、企業に対して堂々と要求するようにしましょう。
この労働条件通知書には以下の条件を明示するよう、労働基準法で規定されています。
- 労働契約の期間
- 業務を行う場所、業務内容
- 業務の開始・終了時刻、残業の有無、休憩時間・休日・休暇など
- 賃金の決定・計算・支払方法など
- 退職に関する事項
最低限、記載必須事項くらいは交付を受けた際に、きちんと確認し、自身の認識と違いがないかどうかチェックしてください。
気を付けなければいけないのは、労働条件通知書に記載義務のある上記の要件に加えて、記載義務のない条件です。たとえば、割増賃金や、賞与、社会保険の適用、研修・試用期間などがあります。
特に契約社員待遇でスタートだと、契約社員としての雇用期間中は賞与の計算期間に入らないなどの条件で運用している企業は多いようです。給与や賞与関係の条件は、働くうえでのモチベーション維持に大変重要なファクターとなりますので、きちんと確認し、納得した上で入社して欲しいと思います。
職場環境を確認する
会社は毎日働く場所なので、職場環境は大変に重要です。一つひとつは取るに足らないストレスだったとしても、毎日積み重なると、ある日突然大きなフラストレーションになって爆発してしまう危険性もあります。
入社前に確認するのは限界があるでしょうが、入社前でもできる職場環境のチェック方法を以下に書いておきます。
・トイレ
清掃自体は、テナントとして入っているビルの管理会社にアウトソースしているケースなどが多く、ある程度は清潔に保たれていることが多いでしょう。
しかし稀に、大変に汚れたトイレもあります。古いビルだと、トイレも当然古いでしょうから、決して使っていて気持ちがいいものではないです。そういう衛生面が気になる人にとっては、トイレのチェックは欠かさず行って欲しい点のひとつです。
・駅から遠い
事業所が最寄駅から近いか遠いかも、かなり重要なポイントです。駅から徒歩1分圏内と10分圏内の事業所では、圧倒的に前者の方がストレスフリーです。
さほど大事なことではないと思われるかもしれません。確かに面接で2~3回訪れる程度の場所ならば、それほど気になることではないかもしれません。しかし、これが毎日続くと考えると、ストレスになってくるものです。雨の日などもありますから、駅から遠い職場環境は長い目で見ると、あまりよろしくないと思います。
・喫煙所はあるか。オフィスは禁煙か。タバコ関連
これは愛煙家にとっても、嫌煙家にとっても重要な問題です。今時は珍しくなりましたが、禁煙も分煙もしていないオフィスに知らずに入社してしまったら、嫌煙家の人は大変に辛い目にあいます。
また、愛煙家の人は喫煙スペースなどが会社にない場合、吸いたくなったら外出することになりますが、雨の日など傘を持って喫煙所まで向かわねばなりませんのでこれは大きなストレスになります。オフィスから離れている時間も長くなり、主に嫌煙家の上司や同僚から厳しい視線が向けられるかもしれません。
喫煙環境は愛煙家にも嫌煙家にもそれほど重要な事柄です。オフィスを訪れた際にわからなければ、面接などで確認しておくとよいでしょう。
仕事内容・1日の仕事の流れ・キャリアの流れ・教育制度を確認する
主に、面接において綿密に確認しておいた方がいい条件です。このあたりの条件を念入りに面接などで逆質問することは、面接を行う採用担当にも好印象を与えられると思われますので一石二鳥です。
・仕事内容
自分が内定後、どんな仕事にアサインされるのか、これは面接で聞いて聞きすぎることはないでしょう。どんどん仕事内容をブレイクダウンして、逆質問していくと良いと思います。
この逆質問が有用なのは、真剣に採用担当と応酬することによって、自分のやりたいこと、やりたくないこと、できること、できないことがどんどん整理されることです。入社してから後悔しないためにも、徹底的に掘り下げて聞いておきましょう。
・1日の仕事の流れ
上の仕事内容と同様、1日の仕事の流れを面接において具体的に質問していくといいでしょう。実際、その会社の社員になったつもりで、シュミレーションするということです。具体的な仕事をイメージしやすく、質問をしやすい。後悔しない入社をするためにとても有用な方法です。
・キャリアの流れ
先のことはなかなか予見するのは難しいですが、どんなキャリアパスを会社は想定しているのか、そして自分のキャリアパスのイメージとそれが整合しているのかは、確認しておくべきでしょう。
たとえば、ずっと同じ部署でスタッフとして経験を積み、やがて同部署のマネージャーとなっていくスペシャリスト型の育成なのか。あるいは、他部署を経験させ、ジェネラリスト型の育成をするのか、といった具合です。自身の志向性と合うのか確認しましょう。
・教育制度
職種によりますが、現場に出る前に、研修・教育制度があるのかないのかも重要なので質問しておきましょう。丁寧な研修をしてくれる会社の方が、自分もパフォーマンスを発揮しやすいでしょうし、安心して現場に出られます。
即戦力を求めている企業などでは、いきなり現場デビューというケースも珍しくはありません。自分のイメージと企業の教育方針を整合させてから入社するようにしたいものです。
会社の業績、財務内容、定着率を確認する
入社前には、会社の業績を確認しておいた方が良いです。なぜかと言うと、業績と、会社の採用活動の間に相関関係がないはずがないからです。
たとえば、その会社が事務職を応募しているならば、売上が増大していることなど考えられます。業績が良くなり、事務処理量が増えてきたので、事務職を募集していると聞くと納得感があるでしょう。
逆に売上が横ばいか、あるいは減っているのに、事務職を募集しているというのは、労働環境が悪くて、既存の事務職員が辞めてしまったのでその補充なのではないか?などという推理もできます。
また、もし可能ならば、会社の財政状態などについてもチェックしておくとよいでしょう。上場企業などは決算情報の開示義務がありますから、インターネットで簡単に確認できます。
財政状態とはつまり、お金を持っているかどうか、ということなので、その企業が入社後も将来的に継続できるのか、あるいは社員の給料やボーナスの原資は確保できているのか、というところをチェックできます。
加えて、会社の人員定着率なども事前に確認できるならばしておいた方が良いでしょう。面接で離職率を聞くよりも、定着率を聞く方が聞きやすいです。
定着率は業種によってばらつきはありますが、色々な企業の定着率を比較してみて、当然、定着率の比較的良い企業に入った方が、働きやすい可能性は高いでしょう。ただ、志望者はみなそう考えるので、定着率の高いホワイト企業候補は倍率が高いのは悩みどころですが。
後悔しない転職をして欲しい
労働条件や職場環境、仕事内容や業績、財政状態などについて、実際に入社する前に確認しておくべきだという提言を行ってきました。これだけの確認項目を挙げると、正直チェックが面倒だと思われるかもしれません。
しかし後悔先に立たずという言葉もある通り、実際に現職を退職して、入社してしまうともう後戻りはできません。転職後に想定と違うことが起こって後悔する不幸な転職は、特に若手のビジネスパーソンにはして欲しくないと思います。
面倒ではあっても、冷静に論理的に、本当に転職しても良いのか、熟考・分析する時間を作ってください。あるいはその過程で、「現職も悪くない」と思えて、転職は止めるのもそれはそれでよいことだと思います。
いずれの道を選んでも後悔だけはしないように、事前の下調べは入念にしましょう、という提言です。

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