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【職業訓練の面接対策】準備すべきこと、当日の流れ、代表的な質問、回答例まで全部紹介します!

 2018年1月30日  Posted by  編集部


就職する際には、専門スキルや知識などは就職活動において大きな武器になりますから、積極的に取得していくべきでしょう。中でも、公的な職業訓練は民間で受講するよりも、経済的な恩恵なども大きいので、できれば受講して、手に職をつけたいところです。

しかしその想いはみんな一緒ですから、多くの志望者が職業訓練を申し込みます。それに伴って、職業訓練の面接試験をパスするのはなかなか難しくなっているのが現状です。

ここではそんな面接試験対策について、そこでされる質問の意図や当日の流れ、質問への回答例などについてまとめています。

職業訓練の面接では何を見られているのか

職業訓練の面接において、面接官は志望者のどういう発言や想いに注目しているのでしょうか。

就職への意欲

志望者がどれだけ就職したいという熱意を持っているか見ています。

職業訓練では、受講者の就職率がノルマとなっている側面もありますので、受講者の就職がどれだけ現実的かが重要なポイントなのです。

したがって、就職することへの志向性が高い志望者を見つけることが、面接官の課題のひとつと言えるでしょう。

とにかくまっすぐに「就職したい」という想いを伝えることを意識してみてください。

真面目に訓練校に通えるかどうか

職業訓練側として就職率を高めるためには、受講者に通学するための生活リズムが整っていることも大切です。

情熱はあるけれど生活が乱れていて職業訓練に通えないようでは、職業訓練受講者になる意味がありません。

勤勉さや真剣さ、生活を律する力などは職業訓練の面接において重視される部分なので、質問されたときの準備をしておきましょう。

職業訓練を受ける目的が明確かどうか

職業訓練を受ける目的とはずばり、「就職すること」です。つまり「就職する意欲や熱意が高いかどうか」を念入りにチェックするのです。

ですから面接では、「どうしてこの職業訓練を選んだのか?」という質問が想定されます。

この質問に対しては、「〇〇という仕事がしたいから」と明確で強い答えを用意して、面接に臨みましょう。

職業訓練の面接でのアピールポイント

他にも、面接でアピールするべきポイントを見ていきましょう。

社会人経験がある

社会人経験がある場合は、ぜひアピールしてください。身につけてきたスキル・経験について自信を持って伝えましょう。ただし転職回数が多い場合は、理由を考えておく必要があります。

やりたいことだけでなく、自分にできることをアピールする

やりたいことの前に、まず自分ができることを伝えることが大切です。社会ではやりたい仕事だけで食べている人はごく少数。そんな中、「○○がやりたいから修行訓練を受けたい」のように自分のメリットばかり語ると、面接官は「スキルを身につけても上手くいかないだろうな」と思ってしまいます。

職業訓練を受けることの必要性

就職訓練を受けなくても就職活動はできるわけですから、職業訓練を受ける必要性をしっかりとアピールしましょう。何となく「手に職つけたい」などの理由ではなく、「こういう仕事に就きたいからこのスキルを集中して身につけたい」のように、個別具体的に語ることがポイントです。

面接の流れや注意事項について

それでは次に、面接の流れを簡単にフローにしていきます。

面接は筆記試験の後

面接当日のタイムスケジュールは大まかに下記の通りです。

9:30~挨拶・合否通知封筒への記入
10:00~筆記試験(20分)
11:00~個別面接(5~10分程度)

面接は筆記試験の後に行われます。

面接の際の服装

特に決まりがあるわけではありませんが、スーツが無難でしょう。頭髪の乱れはないよう整えて、ヒゲなど綺麗に剃っておきます。

男性はなるべく黒髪の方がいいでしょう。女性は派手すぎる髪の色は避けた方が無難です。ワイシャツやブラウスは清潔なものを。靴には汚れなどないように磨きをかけておきましょう。これだけで印象が全然違うはずです。

面接官の人数

面接官の人数は一般的には2人というところが多いようです。

面接の所要時間

おおよそ5~10分間です。まれに20分程度するケースもありますが、大体長くても15分程度と考えておけばよいでしょう。一対一の個人面談が一般的です。

合否の連絡方法

面接当日に自分で住所や氏名を記入した封筒に封入されて、結果が郵送されます。

通知が届く日程などはパンフレットなどで確認できるようですが、大体試験当日から1~2週間くらいの間に届くようです。

面接時の話し方、伝え方の注意点

面接では話し方や伝え方など、社会人としての素養も見られています。注意点を見ていきましょう。

面接官と会話をするという意識で臨む

「面接になると緊張して喋れない」という人は多いと思います。そんな方におすすめなのが、面接官に「アピールしよう」と思わず「会話を楽しもう」と考えること。というのも、実は緊張してしまう人ほど「良いことを言おう」とか、「上手に喋ろう」と考えてしまう傾向があるからです。

また、面接中はゆっくり喋るように意識すると、気持ちも自然と落ち着いてくるのでおすすめです。

自分の言いたいことをだらだらと話さない

質問に答えるときには、結論から話し、短く答えることが基本です。一つの回答でだらだら喋ってしまうと、言いたいことが伝わらないだけでなく、面接官が他の質問をする時間も無くなってしまいます。20分もない面接なので、短く要点を絞って、リズムよく答えるようにしましょう。

退職理由などをネガティブに伝えない

職業訓練の面接においても、対人能力や協調性などの考え方は会社と同じです。受講生同士のトラブルを起こしそうな人は、やはり受け入れるわけにはいきません。

そのため、前職を辞めた理由を聞かれたときに、会社の悪口やネガティブな内容を伝えるのは避けましょう。人間関係で問題を起こしたことが無いことをアピールし、前向きにキャリアアップを目指している、ということを伝えるようにしてください。

必ず聞かれる質問と回答例

続いて、面接で必ず聞かれる質問とそれに対する回答例を書いていきます。

職業訓練を受けようと思った理由

面接官「どうしてこの訓練を受講したいと考えたのですか?」

回答例「就職活動をしたり、見学会に出席したりすることを通して、〇〇という職種に興味を持ちました。そして〇〇として働いてみたいと考えるようになり、詳しく調べてみると、この訓練の専門的なスキルと知識が即戦力として重宝されていることを知り、この訓練を志望いたしました」

最終目的は就職なのですから、その至上目的である就職のために、その訓練が必要、あるいはかなり有用なのだというアピールをしましょう。

現在の就職活動の状況

面接官「現在どのような就職活動を行っていますか?」「現在までの求職活動の状況は?」

回答例「離職後は、主にはハローワークで求人検索をしたり、就職支援セミナーに出席したりしています。その活動の途上において、〇〇という職種に興味を持ったのですが、その職種に要求されるスキルレベルが足りず書類選考を通過できないことが続きました。職業訓練で専門スキルを会得して、その職種で働きたいと切望しております」

基本的には正直に答えましょう。就職活動をしていて、働きたい会社や職種のスキルを獲得するために、職業訓練を受けたいのだ、ということをアピールすると話としてつじつまが合うでしょう。

さまざまな年代の人とうまくやっていけるか

面接官「職業訓練にはさまざまな年代の人がいますが、その中で上手くやっていけますか?」

回答例「はい。やっていけると考えております。今までの職場でもさまざまな年齢層の人たちと一緒に働いてきましたが、特にトラブルなどなくやってまいりました。むしろ色々な年代の方と切磋琢磨していく過程で、色々専門スキル以外にも学びがあればいいと考えております」

面接を通して、あなたの社会性を問うています。トラブルなど起こさない人物であるということをしっかりアピールしましょう。

その他の質問と回答例

この訓練で学びたいこと

面接官「この訓練で学びたいことはなんですか?」

回答例「ICTエンジニアになるために、コンピュータやネットワーク全般の知識について学びたいと考えています。また、新技術に必要な通信・サーバに関する技術やアプリケーション開発技術なども学んで、エンジニアとしての専門スキルを獲得したいと考えています」

ここで気を付けなければならないのは、当然ですが、面接をしている訓練とその希望している職種や仕事などの間に整合性がなくてはなりません。

職業訓練中に就職が決まったらどうするか

面接官「訓練中に採用が決まったらどうしますか?」

回答例「採用が決まった場合は、訓練を終了し、就業しようと思います」

上にも書いてきた通り、職業訓練は目的ではなく手段です。最終目的は就職ですから、職業訓練よりも就職を優先すると答える方が無難でしょう。

ただ、どうしても訓練を最後まで受けたいという強い意思があるのならば、内定先に訓練が終わるまで待ってもらえるかまずは相談してみる、という回答もそこまで悪くはないです。

応募した訓練コースで何を学ぶか知っているか

面接官「志望している訓練コースでは何を学ぶかご存知ですか?」

回答例「はい。電気コースは電気工事士や制御技術者を目指すための訓練です。電気工事に関する必要な知識や技術を学べるところに惹かれて、志望しております」

あえてそのコースを選択して面接を受けているのですから、何を学ぶか知らないはずもないのですが、たまに、この質問に答えられない志望者もいるようです。

自分が何の訓練を受けようとしているのかくらいは事前にきちんと確認しておきましょう。志望動機にもかかわってきます。

希望の職種就けなかった場合はどうするか

面接官「人気の職種を希望されていますが、希望の職種につけなかった場合にはどうしますか?」

回答例「もちろん、希望の職種に就くために努力しますが、自分で可能性を狭めず、他の仕事も視野に入れて就職活動していきたいと思っています」

希望の職種以外に就く気がない人は就職率を下げる要因になるため、合格しづらい傾向があります。希望職種が絶対なのではなく、他の職種にも前向きなことを伝えましょう。

前職を退職した理由

面接官「前職を退職した理由は何ですか?」

回答例「やりたい仕事(希望職種)があったからです。前職でもたいへん貴重な経験を積ませていただだいのですが、自分の視野を広げるためにも転職を決意しました」

企業の面接でもそうですが、退職理由でマイナスなことを言うのはNGです。「激務でつらかった」「人間関係が上手くいかなかった」などではなく、志望動機にもつながる前向きな理由を考えましょう。

今までで一番がんばったこと

面接官「今までで一番頑張ったことは何ですか?」

回答例「〇〇の営業でノルマを達成するために、電話や飛び込み営業をしたり、知り合いの知り合いまで粘り強くあたったことです。その結果、継続的な購入に繋がった方もいて、営業成績が伸びました」

”一番” 頑張ったことなので、本当に苦労して乗り越えた経験を語りましょう。そこから面接官は、あなたの打たれ強さや粘り強さを感じ取ることができます。

面接準備で押さえておきたい5ポイント

質問と回答例を確認したところで、再度職業訓練の面接準備で押さえておきたいポイントをご紹介します。

1.自分の受講するコースについて下調べ

まずはどんな職業訓練コースであるかを理解することが必要です。

自分のことを知ってほしい気持ちはあると思いますが、職業訓練のニーズに応じていなければ本末転倒です。

インターネットを通じてさまざまな情報を取得し、自分なりにノートやメモ書きをまとめると良いでしょう。

2.面接の冒頭で必要な自己PR(自己紹介)の文面を用意

次に、面接で必ず問われる自己PRについて考えましょう。

自己PRでは、職業訓練受講者に求められる「就職への意志」や「真面目さ」を含みつつ、何が自分に足りていないかを端的に述べましょう。

詳しくは下記の記事で説明していますので、ご覧ください。

参考記事:「職業訓練の面接、どんな自己PRが効果的?ポイントと例文を解説!

3.想定質問と回答をつくる

自己PRを準備できたら、その後やりとりする質問と回答のシミュレーションを行いましょう。

職業訓練では、一般の就職面接と違って「今後の就職率」を見るための質問をしてきます。

先ほどご紹介したような質問と回答例を参考にしつつ、自分が通いたい職業訓練に見合う質問と回答を考えてください。

頭の中でまとめようとするより、テキストファイルに箇条書きでまとめたほうが、言いたいことが伝わるか目で確認できます。

4.面接の練習

面接の練習は、客観的に自分を見られる環境を作ることが大切です。

もしも協力してくれる友人や家族がいるならば、その人に面接官の役をお願いして面接練習をすると良いでしょう。

ひとりで行う場合は、自分の姿勢を確認できる鏡の前で面接している自分を確認してみてください。

表情や背筋、視線など、外から見なければわからないところが特に重要です。

5.面接当日に着ていく服まで考えて、シュミレーションする

意外な落とし穴は面接の服装です。職業訓練の面接での服装はスーツが望ましく、もしもスーツがない場合も出勤を意識した服装にしましょう。

直前で衣服をそろえると、面接当日に違和感が生まれてしまうので、早めに何を着ていくか決めることをおすすめします。

詳しい服装についての注意点は、下記の記事に書いてありますのでご覧ください。

参考記事:「職業訓練の面接と入校式の服装は?やっぱりスーツのほうがいい?

面接の準備を念入りにしましょう

職業訓練コースでも人気のコースなどは倍率も高く、なかなかパスできないという声はよく聞きます。みんな受講したく必死なのだから当然でしょう。ですからしっかりと対策を立てて、面接に臨まなくてはなりません。

特に、筆記試験よりも面接試験が重視されているように思えます。就職への熱意や意欲をアピールすることはもちろんのこと、あなたが受講しようと考えている訓練コースについては事前によく勉強しておくと面接でも対応しやすいでしょう。

面接においても、どうして受講したいのかを流暢に熱意をもって説明できる、つまり準備を入念にやっていることそのものが、強い志望動機の表れであると面接官にアピールできるからです。


Rebe career 編集部

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