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公務員は楽な仕事?公務員になることのメリットやデメリットに迫ります。

 2018年2月2日  Posted by  編集部


公務員と言えば、「親方日の丸」などとよく言われます。これは役人が、民間企業とは違い、業績不振などがなく(国の財政状態が悪化することはありますが)、倒産や営業不振による解雇などがないことで優遇されていることを表現しています。

また公務員は、年金制度なども優遇されており、その身分が公的機関に担保されているという理由から、銀行からお金を借りやすくなったりという、社会的信用力も得られたりします。

そう聞くと、誰もが公務員になりたいと思うかもしれませんが、では実際する仕事は楽なのでしょうか?そんな切り口で、公務員の仕事のメリットやデメリットなどについてまとめていきたいと思います。

公務員はどんな仕事をしているのか

国家公務員とは

国の業務に従事するのが国家公務員です。特別職と一般職に大別されています。平成29年度の国家公務員数は約58.4万人で、その内の51.2%に相当する29.9万人が特別職、残り48.8%の28.5万人が一般職です。

特別職とは各省庁の大臣や副大臣、あるいは裁判官や裁判所職員、国会職員、防衛相職員などが該当します。一般職は、各府省で働く一般の行政官や、外交官、税務職員などのお馴染みの役人となります。

地方公務員とは

一方の地方公務員とは、地方の機関(都道府県庁・市町村)で働く公務員のことです。平成29年度の地方公務員の人数としてはおよそ273.9万人。公務員全体(332.3万人)の82.4%を地方公務員が占めています。

具体的な職種としては、県庁や市役所の職員、警察官や消防官、学校の教職員が地方公務員です。

公務員試験の難易度

公務員試験の中でも最も難しいとされているのが、財務省や警察庁、経済産業省、総務省などの国家総合職です。

次いで外務省、文部科学省、防衛省、内閣府、金融庁、会計検査院、厚生労働省などが続きます。少し難易度が落ちて、下位国家総合職(国土交通省、環境省、農林水産省、法務省等)が続きます。
ここまでに挙げた職種はすべて国家公務員ですので、地方公務員試験よりも圧倒的に難しい試験があります。難易度としては、下位国家総合職の次に、地方上級公務員試験が続きます。

上級の都道府県庁としては、東京都庁や大阪府庁、神奈川県庁、上位政令指定都市として、東京23区や横浜市、千葉市などがあります。

それ以下は、地方上級下位、国家一般職、国会職員、高卒の警察事務や学校事務、市役所、警察官、消防士、自衛隊と続いていきます。

公務員は楽な仕事?(1)公務員のメリット

ノルマや利益を追求しなくていい

株式会社は、利潤の追求が大きな目的となります。社員は「会社を大きく成長させるための構成員」と見なされる部分もあり、目的達成のためにノルマを追い求める必要も出てきます。

対して公務員は社会への奉仕者であり、利益を求めるものではないため、ノルマを課せられることもありません。ですから、成長を求められることに負荷を感じる方の場合はメリットと言えるでしょう。

倒産しない・クビにならない

公務員ですから、民間企業のように、倒産はありません。また、よほどのことがない限り、免職もされないので、かなり安定しているのがメリットです。

ちなみに公務員が懲戒的に免職されてしまう事由には以下のようなものがあります。「21日間以上の無断欠勤」や「放火や殺人などの重大犯罪を犯した」や「飲酒運転」等々。つまり懲戒免職は、本当によほどのことがない限りはされないというレベルなのです。

福利厚生がしっかりしている

公務員は、民間企業の会社員よりも福利厚生がかなり優遇されています。中でも、年金制度は優遇されています。

民間の厚生年金は1階部分の老齢基礎年金と2階部分の退職共済年金(報酬比例部分)のみですが、共済年金はここに3階部分として「職域加算」が認められ、優遇されていました。また、年金保険料も、厚生年金よりも共済組合員の方が低く留め置かれていました。

これは「官民格差」と言われ、批判の対象になってきたという経緯もあり、2015年10月の年金制度改革によってこの共済年金は厚生年金に一元化され、「職域加算」制度は廃止されたのですが、新たに「年金払い退職給付」という制度が組成されました。

よって共済年金当時ほどの優遇はなくなりましたが、公務員の年金制度は民間と比較するとかなりお得だということはできるでしょう。

地方公務員は仕事が忙しくなく、残業も少ないことが多い?

総務省の実態調査によると、2015年度の地方公務員の時間外労働時間は158.4時間と、国家公務員の233時間から大きく下回っています。

一方で民間事業所は154時間なので、民間よりも地方公務員の時間外労働時間は多いように見えますが、データはアルバイトやパートなどの短時間勤務者が押し下げている側面があります。つまり、地方公務員は民間企業よりも時間外労働時間は少なく、働きやすいと言えるのではないでしょうか。

公務員は楽な仕事?(2)公務員のデメリット

2年ごとのジョブローテーションで忙しい部署にいくことも

民間企業でもジョブローテーションはありますが、公務員も2年ごとにジョブローテーションがあります。慣れ親しんだ仕事や人間関係をリセットして新しい職場へ移っていくというのは、それなりにストレスも多いでしょう。

もし忙しい職場に配属になった場合、繁忙期などは終電ならまだ良い方で、毎日深夜2時〜3時帰りなどの部署もあると聞きますから、配属は運任せにせざるを得ないのは公務員のデメリットと言えるでしょう。

クレームが多い

身近な例で言えば、学校の教職員などがクレームが多い職種として知られています。モンスターペアレントなどと呼ばれる生徒の保護者が、学校に乗り込んできて、無理難題や罵詈雑言を浴びせかけてくるというような事例は枚挙にいとまなしでしょう。

学校に限らず、公務員は日々、国民や住民と接する機会も多い上に、民間と比べるといろいろ恵まれているという国民のジェラシーなどもあり、批判やクレームの的になりやすい職業なのです。

民間よりも上下関係が厳しい

お役所というのは、上意下達の組織です。上意下達とはつまりトップダウン。上の言うことに絶対服従の世界です。ですから、上の言うことに反目している人間はすぐに組織から弾かれてしまいます。
もし、ある程度自由闊達に仕事をしたいのならば、公務員になるのはオススメできません。

楽な公務員と忙しい公務員の3つの違い

公務員は楽な場合もあるが、忙しい場合もある……と言われてしまうと、「結局どっちなの?」と感じてしまうかもしれません。そこで、楽な公務員と忙しい公務員の違いを確認してみましょう。

働く場所の違い(本庁か、出先か)

まずは、働く場所による違いです。公務員は本庁で働く場合と出先機関で働く場合がありますが、圧倒的に出先での勤務が楽だと言われています。保健所、図書館、各事務所などですが、基本的に日中で仕事が終わってしまい早い時間に帰宅できるようです。

ただし技術職は本庁も出先も大変であることが多く、児童相談所など「精神的に負担が大きい」と言われがちな出先機関もあるため、各出先機関の特徴をしっかり知る必要があります。

部署による違い(忙しい部署か、暇な部署か)

民間企業と同じで、公務員にも「ルーチンの仕事」と「そうでない仕事」があります。公務員の部署にも企画や経営などのルーチンになりづらい部署があり、そちらは基本的に忙しいと言われています。

反対にルーチンの仕事が多い部署では時間が来るまで一定の仕事をしていれば良いことになり、民間企業と異なりノルマがないため精神的にも楽だと言えます。

優秀な人が集まり、出世のスピードが早い公務員は激務

公務員の中でも優秀な人は、その能力を活かすよう「忙しい部署や課」に配属されることになります。逆に言えば優秀な人が集まるような場所は忙しいというわけです。

優秀な人が集まる場所といえば、「国家公務員の総合職」。他の公務員と比べて出世のスピードが圧倒的に早く、若いうちに各省庁の課長や部長になります。すると当然1人でこなす仕事量も多くなるわけで、激務であると言えるでしょう。

メリットやデメリットを考慮して比較衡量して進路を決めましょう。

公務員になることのメリットとデメリットを書いてきました。

確かに公務員は、多くの待遇面で民間よりも優遇されていますが、その分、難しい試験にパスしなければならなかったり、日々、国民、地域住民などの批判にさらされるという大きなデメリットもあります。
こうなってきますと、公務員を志向するかどうかは、自分の仕事へのプライオリティが決め手になってきます。

やりがいよりも安定追求派なのか。
クリエイティブな仕事よりも、トップダウンの事務仕事がしたいのか。

自分の価値観をよくよく考えた上で、後悔しない道を選びましょう。


Rebe career 編集部

Rebe career編集部です。若手ビジネスパーソン向けに、スキルアップの方法論や今後のキャリア選択の参考になる良質なコンテンツを毎日配信しています。

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