キャリアアップマガジンTOP  >   営業職における辛い業界、楽な業界の見分け方。

営業職における辛い業界、楽な業界の見分け方。

 2018年2月9日  Posted by  編集部


基本的に残業が多く、辛いと言われる営業職。しかし、どんな業界でも一概に辛いというわけではありません。今回は、「営業職が辛い」と言われる業界とそうでない業界、またその見分け方について解説していきます。

営業未経験でもチャレンジしやすい業界=つらい業界

多くの場合、資格を必要としない営業職では、未経験歓迎である場合もしばしばあります。しかし、未経験でもチャレンジしやすいということは、翻せば「代替が効きやすい辛い業界」である可能性も高くなるということです。

その1:人材業界

まず、人材系の業界は営業が辛いことで有名です。たとえば人材派遣の営業は派遣社員の管理を任されますが、営業というよりも雑用が主な業務であることもあります。派遣社員の教育、出勤の確認、退職の手続きなど、かなり幅広い範囲をこなさなければいけません。さらに、他の営業が商品を扱っているのに対して「人間を扱う業界」であるため、当日に対応しなければならないトラブルも多くなり勤務時間も長時間になる傾向があります。

その2:広告・メディア業界

次に、広告・メディア業界です。クライアントとのやりとりが主な業務となるこの業界では、担当するクライアント次第で仕事の量が大きく異なります。またクライアントと下請業者の間をとり持つ関係上、相手の企業によっては何度もやり直しをさせられることもしばしば。サイクルの早い締切仕事が多い業界でもあるため、ワークライフバランスの乱れに繋がりやすいとも言われています。

その3:不動産業界

不動産業界も、営業には辛い業界だと言われています。理由はBtoC営業が多いことに由来しており、高いノルマがあること、個人宅に飛び込み営業しなければならないこと、またそれによりお客さんから嫌な顔をされる場合もあることなどが挙がります。しかし基本給が少なく歩合で稼がなければならないため、これらの理由があっても営業成績を達成しなければならないという重圧があるのです。

その4:インターネット・IT業界

いわゆるITソリューションと言われる業界も、辛い業界のひとつとしてよく挙がります。インターネット・ITというと特別なスキルが必要とされるように思いますが、意外とその限りではありません。顧客企業の課題をIT(つまり自社製品)によって解決することを促す業務の場合は、結局のところ「売り込み」がメインの仕事となります。しかし、営業活動だけでなくITのコンサル的な業務もしなければならないため、激務になることも多々あるようです。

営業職の残業が少ない=楽な業界とその理由

基本的に営業職はハードワークであることから「辛い」というイメージがついて回りますが、これまで挙げた業界はあくまでも一例です。もちろん営業職の残業が少ない=ある程度楽な業界もありますので、それらを確認してみましょう。

インフラ系の営業職

まず、電力やガスのエネルギー系インフラ、鉄道などの交通系インフラの営業職はそこまで辛くないと言われています。この業界は基本的に訪問販売などを外注化しているため本社の営業職はBtoC営業を行なうことがありません。また競合が少ないため、そこまで必死に売り込む必要がないということも特徴です。

メーカーの営業職

メーカー、特に素材系のメーカーは残業が少ない傾向にあります。多くは法人向けの営業であるため、顧客企業に合わせて少なくとも土日が休日になります。さらにインフラ系と同じように、面倒な業務は商社や子会社に外注してしまうので、本社としては雑用を行なわなくて済むというわけです。

「辛くない」営業職を見極めるポイント

圧倒的シェアがあるなど、顧客より力関係が強い

営業職の辛さを決める大きなポイントは、顧客との力関係にあります。圧倒的なシェアがあるなどで自社製品が顧客にとって必要不可欠である場合、売り込む努力をしなくても商品は売れていきます。ここでポイントとなるのは、「大手企業かそうでないか」というよりも、「買ってもらうための努力が必要かどうか」です。たとえ有名な企業であっても競合との差別化が難しい営業の場合は力関係が強くならず、プレゼンテーションに工夫を凝らす必要が出てきます。

長期的な取引がある

また、短期営業よりも長期営業のほうがラクである傾向にあります。短期営業は基本的に新規顧客を対象とするため、アポイントメントから始めて、自分のことを理解してもらって、そこで初めて売り込みを始めることができるわけです。対して長期的な取引をするような場合は、自分の企業と顧客がすでに取引先関係となっていることが多いため、売り込みの努力よりも「良好な関係を維持する」ことに力を入れればよいということになります。

商品・サービスのニーズを顧客が理解している

最後に、自社の商品やサービスの需要が理解されているかどうかも重要なポイントとなります。先に述べたインフラ系が主な例ですが、電気やガスなど商品自体が「必要不可欠」であると分かりきっている場合はわざわざ強い売り込みをする必要はありませんよね。しかし逆に、たとえばこれまでITを導入してこなかった企業にITシステムを採用してもらうためには相当なプレゼンテーションの努力が必要となってしまいます。

 

残業が多いイメージのある営業職ですが、業界によって大きな差があることがわかりました。営業職に就職することを検討していて、かつ「できればラクな方が良い」と考えている方は、ぜひその業界にも着目してみることをおすすめします。


市根井

市根井

1994年生まれ群馬県在住、新卒でいきなりフリーライターになりました。 群馬メディア「gooma」、観光メディア「SPOT」などで記事を書いています。得意分野は地方・フリーランス・WEBなど。 http://gooma.jp

関連する記事

”初めて転職”で不安な方へ。
20代の転職に強いキャリアエージェント

近々相談したい(登録1分)