注目する企業も多い!?第二新卒の定義と新卒や中途採用との違いとは
2017年10月31日 Posted by 編集部


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そもそも第二新卒とは何なのか、第二新卒の年齢と新卒や中途採用との違いについて解説します。
目次
よく耳にする「第二新卒」、その意味とは?
第二新卒とは、どういう人たちを指すか、厳密な定義は存在しません。
ですからここでは主に、
- 学校を卒業し就職をした後、数年内に離職をして転職活動をしている人
- 新卒で就職はせずに、公務員試験や司法試験、法科大学院や資格試験合格などを目指して勉強していたものの、諦めて就活をはじめた人
- その他、諸般の事情により就職や転職を考えている若手
をあわせて「第二新卒」とよぶことにします。
つまり職歴がなくても、卒業後目安として3年以内なら第二新卒扱いしてくれる企業もあり、「第二新卒」の定義は、応募する企業ごとに異なるのです。
じつは現在、社会人経験があって年齢の若い第二新卒が企業から注目を集めています。それは、厚生労働省の「労働経済動向調査」からも明らかです。
2014年8月の「新卒者採用枠で応募可能な卒業後の期間」の調査において、2010年においては1年以内が50.0%、2~3年が12.0%なのに対し、2014年は1年以内が25.0%、2~3年以内が51.0%と推移しています。第二新卒の採用を意識していることが、調査からもお分かりいただけるのではないでしょうか。
第二新卒の採用を積極的に行っている業界は?
独立行政法人労働政策研究・研修機構の2005年「第二新卒者の採用実態調査」によると、第二新卒の募集を積極的に行っているのは、事務系、営業・販売系、次いで技術系、医療・福祉系でした。
事務系、営業・販売系においては、
・必要な経験やスキル、資格が少ない(未経験でも大丈夫ということ)
・転職者や退職者が多い
・・・といった理由で、第二新卒で採用する企業が多いです。
次いで求人が多いのが、技術系です。本来であれば、経験を積んだ即戦力が採用したいというのが企業の本音ですが、IT業界は全体的に人手不足の状態です。そこで、未経験者を採用して入社してから技術を学ばせるという企業が増えてきており、必然的に第二新卒向けの求人も増えているというわけです。
また同じく人手不足と言われている医療・福祉系の分野においても、第二新卒での採用が広く行われています。
人事目線での新卒と第二新卒の違い
新卒は、その年に卒業したばかりの人、または卒業見込みの人を指します。第二新卒はすでに卒業して、一度職を経験している人のことなので、新卒とは少し違います。また、「既卒」という言葉もありますが、新卒や第二新卒とは分けて考えなくてはなりません。ちなみに既卒は、卒業はしたものの一度も就職をしていない人のことを指します。
さて、新卒と第二新卒との違いについてですが、社会人経験があるかどうかが人事目線では大きな違いになります。技術的な面では未熟な部分はあるものの、社会人としてのビジネスマナーが身についているという点で第二新卒に注目する企業は少なくありません。
特に大企業では、入社後にビジネスマナーを身につけさせるための研修を行っているところもありますが、第二新卒であれば改めてビジネスの基礎を教え込む必要はありません。研修や育成のコストを下げられるという点からも、第二新卒者にメリットを感じている人事は多いようです。
人事目線による第二新卒と中途採用の違い
中途採用と第二新卒の違いには、明確な定義はありません。ただ、人事目線で見ると中途採用と第二新卒は異なります。
理由は、第二新卒が主に学校を卒業してから数年以内を指すことが多いためです。企業によっては、年齢の上限を25歳や30歳などと定め第二新卒の採用を行っていることもあります。一方、中途採用は比較的第二新卒に近い5年未満の社会経験の人もいれば、前職に10年、20年と長年勤めあげてきた人を指す場合もあります。
両者の大きな違いは、専門分野における経験値です。第二新卒は、中途採用と比較すると社会人としての経験はあるものの、専門的な分野では経験やスキルが不足していることも少なくありません。そのため採用においては、第二新卒は仕事への熱意も含め今後成長が期待できるかどうか、中途採用の場合は即戦力となるかどうかがポイントとなります。
このように同じ社会人経験のある第二新卒と中途採用でも、人事目線では大きく異なります。転職をしようとする場合は、企業が何を求めているのかを理解して、アピールする必要があります。
第二新卒がはじめて転職活動するなら
ほとんどの第二新卒の方にとって、転職活動ははじめての経験と思われます。
ではその手始めに何をするべきかについてですが、まずは、転職エージェントに登録して情報収集することをオススメします。
全国には17,000社にも及ぶたくさんの転職エージェントがありますから、そこから自分に適した企業を3社くらい選んでみるとよいでしょう。登録に要する時間は5~10分程度で済みます。
(エンジニア向け、会計職向け、など専門化されたエージェントなどもあります。)
登録後の面談で求職者の適性や希望などを聞き取り、マッチした企業を複数社紹介してもらうことができます。あなたの隠れた適性を見抜いて、予想もしていなかった分野の企業や職種をしてくれることもあるかもしれません。
転職エージェントに登録するメリットといえば、やはり情報量でしょう。
たくさんの企業の採用情報などに、個人でアクセスするのはデジタル化が進んだ今でもかなり大変ですが、転職エージェントはそれを集約しているので、かなり多くの情報にタッチすることができます。
また、転職エージェントに登録すると、履歴書や職務経歴書のレジュメ作成にアドバイスをもらえたり、面接の要点なども教えてもらえるのも大きなメリットです。
しかもリテールはほとんどの場合、転職エージェントの利用料金は一切発生しませんから、ぜひ積極的に活用しましょう。
転職エージェントのデメリットとしては逆に転職市場が活性化、効率化されきってしまっているというのが挙げられるかもしれません。
ひとつの企業に、同じ第二新卒の志望者が殺到するので、その中から選ばれるのは大変なことです。良い企業は早い者勝ちです。
おそらく特筆すべき専門能力や、高いブランド大学出身の学歴などがない場合、かなり書類選考で落選の憂き目にあうことが予想されます。
大手の転職エージェントなどは特に、応募量を重視している傾向が強く、それにしたがって矢継早に応募していると自然、落選の報も増えることになります。
それによって、精神的なダメージを負いやすいデメリットは確かにあるでしょう。
(それも一種の社会勉強という考え方もありますが)
そして、第二新卒と中途採用の大きな違いは「即戦力か否か」です。
筆者の経験で恐縮ですが、比較的若年時代における転職では、職歴自体がそう多くはないので、主にその業界への志向性や熱意などを採用面接ではより重視して見られました。
一方、中途採用面接の場合、もちろん志向性や熱意なども具にみられるのですが、それにプラスして、専門性や職歴の部分はかなり重視されます。
即戦力として何ができるのか、が中途採用の場合はかなり重要視されるということです。
若く可能性を企業に期待・評価してもらえる第二新卒までの間に、自分の拠って立つ専門性などを見につけられるよう若い内から転職も視野に入れて働くことは有用でしょう。
そういう意識を持つことにおいても、転職活動、そして転職エージェントへの登録は効果的です。
同じ会社や仕事であっても、新卒、第二新卒、中途採用で、アピールポイントは違う!
中途採用では経験やスキル、実績が重視されるのに比べ、第二新卒ではビジネスマナーさえあれば経験やスキルはそこまで求められず、熱意やポテンシャルが重視されます。
この点を意識して、志望動機や自己PRを作ることで、効果的に人事にアピールできるようになります。ぜひ参考にしてみてください。

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