海外ではノックが4回ってホント!?日本と海外のビジネスマナーを比較
2018年2月13日 Posted by 編集部


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面接のときには会場の部屋に入る前に「コン・コン・コン」と3回ノックするのがマナーですが、実は国際的に見ればマナー違反であるということはご存じですか? 海外ではいったいどのようにノックすればいいのでしょうか。今回は日本と海外の、ノックに関するビジネスマナーについて比較してみましょう。
目次
ノックのビジネスマナー。日本はどうなっている?
まずはノックに関する日本のビジネスマナーを見てみましょう。こちらは面接でも使えますので参考にしてください。
先述のように、日本ではノックをする際に3回ドアを叩くのがビジネスマナーです。面接だけではなく、基本的にはどのような場所であっても、入室する場面では3回でOKです。
ノックをした後に、中から「どうぞ」「お入りください」と言われた、あるいは中から開けてもらったら、一礼して「失礼致します」と大きな声であいさつをしてから入室します。
また、たとえドアが開いているからといって、そのまま入室しては失礼にあたります。ドアが開いている場合でも、必ずドアを3回ノックして入りましょう。中にいる人にとっては、「入りますよ」という合図になります。
国際標準マナー(プロトコールマナー)では、ノックは4回
一方、海外では「コンコンコンコン」と4回ドアを叩くのがマナーとされています。これは「プロトコールマナー」という、国際標準マナーで定められています。
ちなみにプロトコールマナーによると、2回はトイレ(中に人がいるかどうかを確認する)、3回は家族や恋人、友人など親しい間柄のみという使い分けがなされていますので、仮に海外の会社に行って日本と同じように3回ノックをすると「なれなれしい人だ」と思われてしまう可能性があります。
しかし、なぜ日本と海外ではこのようにマナーの違いが生じたのでしょうか? その理由は日本の建築様式にあると言われています。
日本家屋ではドアではなくふすまが中心でしたので、入室前にノックをするという習慣は最近身についたものなのです。ゆえに、ノックに関してはプロトコールマナーがあまり浸透せず、3回という独自のマナーが浸透したと言われています。
また、ノックの習慣がない日本人にとっては、あまりドアを叩かれると「うるさい」と感じてしまうため、3回が適度だとされています。
日本と国際標準によるノックの違いとは?日本でもプロトコールマナーに従うべき?
4回のノックに馴染みがない私たちににとっては、「4回もノックするとしつこくはないか?」「違和感がある」と思われるかもしれません。
日本の3回のノックでは「コン・コン・コン」という一定のリズムでドアを叩きます。一方、海外では「コンコン・コンコン」というように、2回早いリズムで叩いて、もう一度2回早いリズムで叩くというように、2回に分けて計4回ノックします。
海外ドラマや映画でもノックのシーンが見られるかと思いますので、注意して見てみると良いかと思います。
日本のノックは国際的に見れば少し違うことがおわかりいただけましたが、それでは日本企業の面接でも4回ノックするべきなのでしょうか?
それは否です。いくら国際標準だからといっても、ここは日本です。やはり「郷に入れば郷に従え」。日本で3回ノックをするというマナーが浸透している以上、面接のときは3回ノックをして、入室が許されたら一礼して「失礼いたします」とあいさつをして入室するのがベターです。
一方で、海外に行ったときにはもちろん、日本国内でも外資系企業などで外国人が面接を行う場合や、外国人をおもてなしする場合には4回ノックをするのがベターです。「国際基準のマナーだから」「ここは日本だから」とこだわるのではなく、相手に応じてふさわしい立ち振る舞いをすることが、本当のビジネスマナーであると言えます。
もう一度ノックのマナーをおさらいすると、日本では「コン・コン・コン」と3回、国際標準では「コンコン・コンコン」と2回に分けて計4回というのを頭の中に入れておいてください。
日本と海外のビジネスマナーを使い分けられるようにしよう
ノックのビジネスマナーひとつとっても、日本と海外ではこれほど違うというのは面白いですよね。また、日本で3回ノックをすることが普及した背景にも、日本の文化や考え方が色濃く関係しているのだなと感じさせられます。ノックに関すること以外にも、日本と海外ではビジネスマナーの違いが数多くあり、日本で常識が海外では非常識とされるケースも少なくありません。
今後ますます外国人と接する機会も多くなることが考えられますので、日本のビジネスマナーと海外のビジネスマナーを知り、使い分けられるようにしておくと良いと思います。

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