学校事務ってどんな仕事?気になる待遇や未経験から転職する方法を解説
2018年2月13日 Posted by 編集部


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人気職業の1つである学校事務。学生の頃、一度はお世話になった比較的身近な職業ですが、先生や学生と接する以外にもさまざまな仕事があります。
今回は学校事務という仕事の内容や、「公立」「国立」「私立」の違い、転職方法について解説します。
学校事務とは?
まず、学校事務とはどのような仕事なのかを見てみましょう。
学校事務の仕事内容
その名のとおり、学校の運営に関わる事務仕事を担当します。学生や教員の各種手続き、証明書の発行、教員の給与計算、福利厚生、設備管理、備品管理、購買、保護者の問い合わせ対応、来校者対応など、幅広い業務をこなします。
教員のように学生を指導する立場ではありませんが、学生とも接する機会が多い仕事です。
比較的規模が小さい学校では、1人あるいは数人が学校のすべての事務を担当しますが、大学などの規模の大きい学校だと「学生課」「就職課」「教務課」のように部署が分かれている場合もあります。
やりがい・魅力
教員や学生のサポート役として日々、こなさなければならない仕事はたくさんありますが、「ありがとう」と感謝される機会が多く、人に頼られることでやりがいを見いだせる人に向いています。
また、学校や部署によっては進学や就職の指導をしたり、学生の相談に乗ったりする機会もあります。教員とはまた別の角度から学生との絆が感じられ、成長を見守ることができる仕事なのです。
つらいこと・大変なこと
事務処理を正確に、スピーディーにこなすだけでなく、教員や学生、保護者の要望に的確に応えていくための、専門知識やコミュニケーション能力が必要です。
ときには保護者のクレームや生徒の問題行動などに頭を悩ますこともあるでしょう。そんな時でも、複雑な人間関係の中で、「教育に携わるプロ」として課題を解決していかなければいけません。
また、運動会・学校祭・授業参観など、行事の前は忙しくなり、休日出勤しなければならないこともあります。
「公立」「国立」「私立」で採用試験と働き方・待遇はどう違う?
学校は運営母体によって「公立」「国立」「私立」に分けられます。採用試験や待遇、仕事内容にどのような違いがあるのでしょうか? それぞれ見ていきましょう。
公立
公立の場合は、県あるいは市町村の職員として学校に勤務するため、地方公務員採用試験を受ける必要があります。
募集時期は自治体によって異なりますが、12~1月くらいに試験の申込みをし、1月中旬~1月下旬に採用試験が実施され、高校卒業レベルの教養試験・論文・面接試験などが行われます。
待遇は自治体によって変わりますが、一般の公務員と同程度。初任給は低めだと言われていますが、年齢とともに昇給していきます。
国立
主に大学になりますが、「国立大学法人等職員採用試験」に合格しなければいけません。「国立」という名前がついているものの、国立大学は独立行政法人であるため、国立大学の学校事務は国家公務員ではなく法人職員という扱いとなります。
とはいえ、公務員に準じた待遇となるので、安定した給料や定期昇給が期待できます。
採用試験は北海道、東北、関東甲信越、東海・北陸、近畿、中国・四国、九州の7つのブロックに分けられて実施され、公務員試験のように一次試験は筆記試験、二次試験は学校ごとに小論文や面接などが実施されます。
私立
私立の場合は一般的なサラリーマンと同じで、もちろん公務員という立場ではありません。採用方法も一般企業と同様、求人サイトなどに掲載されている情報を見てエントリーし、採用試験を受けるという流れになります。
ただし、一般企業の採用試験にはない筆記試験や小論文などが課せられるケースが多いようです。
待遇もは、学校によってさまざまです。給料が低い学校もあれば、高い学校もあり、人気や経営状態によって大きく左右されます。
未経験から学校事務に転職できる?
それでは最後に、未経験で学校事務に転職する方法について考えてみましょう。
一般的な応募条件
国立・公立は採用試験に受かれば良いので、未経験でも比較的ハードルが低いです(とはいっても、試験の難易度が低いというわけではありません)。ただし、年齢制限があるので早めの受験が望ましいと言えます。
一方、私立の場合は年齢制限も学校によりけりで、制限が設けられていない学校もあります。国立・公立との違いは、企業での就業経験が求められることが多いということです。また、国立・公立・私立ともに高卒以上、実際のところは大学卒以上の学歴が求められます。
必要なスキル・能力
教育現場では入試・奨学金・就職の手続きなど、ミスが許されない仕事が多くあります。そのため、単に事務処理をするのではなく、正確にこなすスキルが必要不可欠です。「学生の一生がかかっているかもしれない」という強い責任感も重要です。
また、教員や学生、保護者と接する機会も多いので、高いコミュニケーション能力が必要とされる仕事でもあります。
未経験から学校事務に転職する方法
未経験から学校事務に転職するには、国立や公立の採用試験を受けると良いでしょう。採用試験の基準をクリアしていれば社会人経験はあまり問われないので、未経験でも転職しやすいと言えます。ただし、倍率が高いので試験対策は必須です。
私立学校の場合は、「未経験可」という求人を探すか、「一般企業勤務経験◯年以上」というように、自身の条件に合った求人情報を根気よく探して応募するのが良いでしょう。
また、派遣社員や契約社員として私立学校で働いて正規職員を目指すという方法もあります。ただし、必ずしも将来正規職員に採用されるわけではないので、面接時に正規職員への登用の可能性も確認しておきましょう。
人気があり、募集している数自体も多くないため、決してハードルが低くない学校事務の仕事ですが、教員や学生から頼りにされたり、学生の成長を見守れるなど、この仕事ならではの喜びも味わえます。採用試験の対策を行う、求人情報をこまめにチェックするなど、根気強く学校事務への転職を目指していきましょう。

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