キャリアアップマガジンTOP  >   文系は就職先がない?文系・理系の就職状況調査と希望の就職先に就くポイント

文系は就職先がない?文系・理系の就職状況調査と希望の就職先に就くポイント

 2018年2月21日  Posted by  編集部


「文系は営業以外に就職先はない」などの言葉を耳にすることがあります。しかし、場合によっては理系よりも文系のほうが就職に有利になることもあるのです。今回は、文系と理系の就職状況の調査を確認し、希望の就職先に就くためのポイントを解説します。

文系の就職先がないってほんと?

一般的なイメージでは文系は理系よりも就職に不利であると思われがちです。しかし、実際のところはどうなっているのでしょうか?マイナビと厚生労働省の調査結果を見てみましょう。

実際の就職率は文系も理系も変わらない

2018年卒マイナビ大学生内定率調査によると、夏の時点での大学生内定率は文系約74%、理系約85.8%となっているため10%以上の開きがあります。このデータだけ見ると、文系は就職に不利であるかのように感じてしまいますよね。

しかし実は、就職率の数値は文系と理系であまり変わりません。厚生労働省の「平成28年度大学等卒業者の就職状況調査」によると文系の就職率は97.3%、理系の就職率は98.7%となっており、その差はわずか。「理系のほうが就職に有利」というわけではなく、「理系のほうが内定をもらうまでが早い」だけなのです。

理系のほうが就職に有利という「イメージ」があるだけ

ではなぜ、文系は就職に不利・理系は就職に有利というイメージがついてしまうのでしょうか。それは、理系には「推薦枠」があるからなのです。文系よりも研究に費やす時間が長く、そのぶん専門的な知識・スキルを身につけやすい理系は、その専門分野に関連した企業に推薦で就職が決まることが多々あります。また、企業側から大学に赴いて採用活動を行うこともしばしばあるほどです。

このような理由で、理系は早期内定を手にする割合が高くなるため、文系よりも就職に有利であるというイメージに繋がるというわけです。

むしろ文系は理系よりも就職・転職しやすい!

たしかに、内定が出るスピードが早ければ就職しやすいような気もしますが、必ずしもその限りではありません。ここからは、就職に有利に働きやすい文系の特徴をご紹介します。

専攻していた学部と仕事内容が一致しなくていい

まず、文系の就職では大学で先攻していた学部と就職先の仕事内容が一致しなくてもよい、という特徴があります。営業や事務などの一般職に就職することが多い文系では、基本的には研修やOJTを通して入社後に仕事内容を学ぶことになります。これは「即戦力でなくても就職できる」ということであり、むしろ理系よりも広い範囲を就職先として選択肢に入れることができるとも言えるのです。

専門知識などが特化していない分、幅広い仕事を任せられる

また、文系は理系よりも専門に特化しないぶん基礎教養に力を入れるため、スペシャリストというよりもジェネラリスト的な人材になります。すると、営業・コンサルタント・事務など、どんな業務であっても対応できるようになるのです。ジェネラリスト的人材は企業にとって使い勝手がよく、安心して幅広い仕事を任せられるという利点があります。

希望の会社、業界、仕事に就職・転職するための3つのポイント

とはいえ専門分野がないと、就職や転職で他人と勝負しづらいのが本音です。そこで、文系が希望の企業・業界に就くためのポイントを確認しておきましょう。

簿記やTOEICなど資格を取る

文系の人材の能力を判断するうえで、非常にわかりやすい基準が「資格の有無」です。簿記など数字関係の資格を持っていると経理として働くことが可能になるかもしれませんし、TOEIC・英検などの語学系の実績があれば代替の効かない業務を一任される可能性もあります。また最近ではIT業界で文系の採用が増えているため、基本情報処理技術者などプログラミング系の資格を取得しても良いでしょう。

大学生であれば、理系の学生と比べて研究に割く時間が短いぶん、資格を取るチャンスが大きくなります。自分のスキルに不安を覚えたら、資格を取ることも検討してみましょう。

企業研究、自己分析を徹底的に行う

これは文系に限りませんが、希望の企業・業界に就職するためには企業研究と自己分析が不可欠です。エージェントを利用したりインターンに参加したりして、希望する企業の特徴をネガティブな点も含めて知っておきましょう。そこに自己分析の結果を掛け合わせて、「企業の求めている人材」と「自分」の溝を埋めていく作業を行ないます。また、これらを進めていく過程で「やっぱりこの業界は向いていないかもしれない」ということが判明することもありますので、ミスマッチを防ぐためにも念入りに行なっておきましょう。

 

以上、「文系だから」という理由で就職や転職に不利になるわけではない、ということをお伝えしました。ただし安心してよいわけではなく、文系理系ともに「能力がないから」「ポテンシャルがなさそうだから」という理由で落とされる可能性はあります。他の希望者と差をつけるために何ができるかを考え、常に行動することで選ばれる人材に近づくのではないでしょうか。


市根井

市根井

1994年生まれ群馬県在住、新卒でいきなりフリーライターになりました。 群馬メディア「gooma」、観光メディア「SPOT」などで記事を書いています。得意分野は地方・フリーランス・WEBなど。 http://gooma.jp

関連する記事

”初めて転職”で不安な方へ。
20代の転職に強いキャリアエージェント

近々相談したい(登録1分)

;