その商品誰に売りたい?リサーチ会社で働く人に求められるものとは?
2018年3月1日 Posted by 編集部

必ずしも「自社が売りたい商品=消費者が買いたい商品」とは限りません。つまり、商品を売るためにいくら広告を出しても、売りたいと思うターゲットが不明確なままでは効果が見込めないということです。
商品を消費者に手に取ってもらう、買ってもらい会社の利益をあげるためには、消費者の購買意欲が高める必要があります。
そこで重要なのが、マーケティングリサーチです。市場調査をおこなう「リサーチ会社」とは、一体どんな調査をおこない商品の販売促進に繋げているのでしょうか。
リサーチ会社って何をしている会社?
リサーチ会社の仕事内容
消費者が何を望んでいるのかを把握するために市場調査・分析を行い、商品やサービスの開発、販売促進に繋げていくことが主な役割となります。メイン業務はマーケティングに関する情報収集や分析ですが、それだけに留まらず業務内容は多岐に渡ります。
- 顧客ターゲットの絞り込み
- 自社サービスの市場シェア
- 市場規模の把握
- 自社ブランドの市場評価
また、場合によっては、コンサルタントとして顧客獲得に向けた提案をおこなうケースもあるようです。
情報社会におけるマーケティングリサーチの重要性
インターネットの普及によって、誰もが簡単に情報収集できるようになりました。
たとえば、ニキビに悩んでいる女性がネットでニキビケア用品を検索したとしましょう。ネット上にはさまざまな情報が溢れていて、消費者は商品の特性を独自で見極め精査します。つまり、一人ひとり、受け取る情報も重要視する情報も違うということです。
そのため、消費者が必要としているニーズに合った価値を見出さなければ、数ある商品の中から自社の商品を選んでもらうことは難しいのです。だからこそ、マーケティングリサーチが重要になるのです。
商品に価値をつけるマーケティングリサーチャーの役割
マーケティングリサーチャーは、商品を売りたいターゲットとニーズを明確にしたうえで、情報を調査、収集、分析し、消費者の購買意欲を高める施策をおこないます。
こうしたPDCAを繰り返すことにより、商品に価値が生まれて顧客のニーズに合った商品を届けることができるのです。情報量が多い現代において、マーケティングリサーチャーの存在なくして商品に付加価値をつけることは難しいのかもしれません。
マーケティングリサーチャーに必要なスキル
流行や世の中の動きに対する好奇心
マーケティングリサーチャーに求められる一番のスキルは、情報感度の高さではないでしょうか。世の中の動きや流行りに対して常にアンテナを高く張っておく必要があります。
顧客や消費者のインサイトを読み解く力
商品を買ってもらうには、対象となる消費者や顧客に刺さる商品価値を見出す必要があります。したがって、顧客や消費者のインサイトを読み解く、汲み取ることが重要です。
これらは一朝一夕で身につくものではなく、長年の経験で培われた知見や動向を読み取る力も必要となります。
シナリオプランニング
物事をロジカルに考える論理的思考力やシナリオプランニングも欠かせません。売りたい商品を、必要としている顧客や消費者にアプローチするためには、仮説検証も必要です。
ターゲットやニーズをきちんと決めたうえで、仮説を立てます。この仮説をもとにリサーチを実行し、結果を分析。この一連の流れから、最初に立てた仮説とのギャップを考察し、「前回打った施策はどうだったのか」「次はどんな施策を打つべきか」という具合に、試行錯誤を繰り返しながらニーズと商品のギャップを埋めていくのです。
未経験からマーケティングリサーチャーになることは可能?
結論から言ってしまえば、未経験からでもマーケティングリサーチャーになることは可能です。いきなりリサーチャーとして採用されるのは難しいですが、アシスタントであれば未経験から募集しているところが多く、特に第二新卒の若いうちであれば、チャンスは十分にあります。
アシスタントとして少しずつ業務になれながら経験や知見を身につけ、ステップアップしてみるのもいいかもしれません。
顧客や消費者のニーズとウォンツを深掘りしよう
友達、家族、恋人でも誰でも構いません。商品を買った決めてや、どこに価値を感じたのかなど生の声をさりげなく聞いてみるのも、インサイトを深掘りする訓練になります。
これを繰り返すうちに「ニーズ」と「ウォンツ」を考える習慣が当たり前になり、クライアントの問題解決に繋がる施策や企画も考えられるようになるはずです。
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