履歴書の本人希望記入欄に給与面を書くのは非常識?好印象を与える書き方は?
2021年9月5日 Posted by 編集部

本人希望記入欄に書くべき内容とは?
転職先に持っていく、提出するために必要な履歴書は、いわば自分のポートフォリオと言っても過言ではないでしょう。
なぜなら、面接官はあなたが書いた履歴書や職務経歴書をもとに、自社が求めている人材にふさわしい人材かどうかを判断しているからです。
そのため、趣味はもちろん本人希望欄も隙間なくきちんと埋める必要があります。ただここで書くのを躊躇してしまう人も多いはず。
「自分の希望をストレートに書いて不採用になったらどうしよう」と不安になるもの。そこで今回は、書き方が分からず悩んでいるあなたに、好印象を持ってもらえる書き方をご紹介します。
働く上で譲れない条件
あなたが仕事を決める上で「これだけは絶対に譲れない」という条件はなんですか?勤務地、通勤時間、残業があるかどうか、残業がある場合は月に何時間あるのか、年間休日日数、転勤の有無など、人によって仕事を選ぶうえで重視することはさまざま。これを機に、自分の仕事軸を今一度考えてみるのもいいかもしれません。
募集職種や勤務地が複数ある場合
ここではWeb業界を例にあげて紹介しましょう。募集要項に「ライター」「企画」「編集」「営業」「ディレクター」「マネジメント」など複数あったとします。自分の経験やスキル、強みを発揮できそうな職種を書いておく方がいいでしょう。
というのも、中途採用では即戦力となる優秀な人材を確保したいと考えています。そのため、編集経験と即戦力として戦えるだけのスキルがあるのにもかかわらず、企画を中心とする部署に配属された場合、せっかくの能力を持て余すことにもなりかねません。
また、なんとなく仕事の意欲が湧かずモチベーションが下がり、入社後にすぐに退社となれば履歴書に傷がついて転職活動に苦戦してしまう可能性も……。
また、「通勤時間はドアtoドアで長くても1時間」というのが譲れない条件なのだとしたら、希望勤務地に自宅から1時間以内で通える支店や店舗を希望するといいでしょう。
「こんなはっきり書いたら、面接官の印象を悪くして不採用になるかもしれない」と不安になる気持ちもわかりますが、本当にあなたを採用したいと考えている面接官であれば、あなたの気持ちも配慮してくれるはずです。
入社希望日・入社可能日
日中は会社員として企業に勤めながら転職活動をおこなっている人の割合は、およそ8割近くにも及ぶと言われています。そのため、現在働いている会社の退職日もきちんとスケジュールを立てたうえで、入社希望日もしくは入社可能日を記入しましょう。くれぐれも、今働いている会社を退職するまでの日にちとカブる、なんていうことがないように注意してください。
連絡可能な曜日・時間帯
面接の合否についてや内定して入社までの流れを確認するために、企業とやりとりをする機会も増えるはずです。そのため、連絡がとれる曜日や時間帯も細かく書いておきましょう。平日は働きなgらだとどうしてもレスポンスが遅れたり、連絡が行き違いになってしまうことが多いもの。
企業としても電話に出なかった相手に何度も連絡をするのは気が引けてしまうので、メールアドレスも合わせて記載しておくと「気遣いができる人」と好感を持ってもらえます。
本人希望記入欄に記入する際のポイント
箇条書きにする
本人記入欄はダラダラと書かずに、箇条書きで簡潔にまとめましょう。人は長い文章を見ると、読みづらさを感じで「要は何が言いたいの?」とストレスを感じてしまうもの。そのため、読み手への負担を考えて潔く箇条書きで書きましょう。
文章量は8割までを目安に書く
本人希望記入欄の枠いっぱいに書くのではなく、8割程度でまとめるのが読みやすくするコツです。長ったらしい文章を書くと「言い訳がましい」「自分の要求ばかりを主張する」と思われかねません。
書くべきものがないときには「貴社の規定に従います」と記入する
特に書くことがない場合は、「貴社規定に従います」「貴社の規定でお願いいたします」など相手の要望に沿いますよというニュアンスを含ませた書き方で締めくくりましょう。空欄のまま提出をする人がいますが、面接官から「入社意欲が感じられない」「雑な仕事をしそう」「いい加減な人」と思われてしまうケースもあるのです。また、未完成のまま提出していると感じてしまう人もいるので、何も希望することがない場合でも必ずひと言添えるようにしましょう。
本人希望記入欄に書かないほうがいい項目
給与額
給与面を本人希望記入欄に書くのはタブーです。「給料が高ければどこでもいいのか」と思われかねないので、気になっても給与面について触れるのだけは絶対に避けましょう。
待遇面での希望
年間の取得可能な休日日数やなど、できるだけ残業はせずのんびり楽に働きたい人も一定数いるはずです。しかし、「やる気がない」「ただ就職できればいいのか」とマイナスな評価を受けることもあるので、待遇面に関する記載は伏せておいた方がいいでしょう。
自分の仕事軸を明確にしておこう
転職先を探すうえで、あなたが一番大切にしたいことは何ですか?「勤務時間:同居している母の介護があるため、19時以降の勤務が難しくなっております」など、本当はもっと働きたいけどそれが実現できないという書き方をすることで、「何とか希望を叶えてあげたい」と思ってもらえるものです。謙虚な気持ちを織り交ぜつつも、自分の仕事軸もほのかに伝えましょう。
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