キャリアアップマガジンTOP  >   製薬会社の研究職はどんな仕事?製薬会社の研究職に転職する方法と将来性

製薬会社の研究職はどんな仕事?製薬会社の研究職に転職する方法と将来性

 2018年3月8日  Posted by  編集部


製薬会社の研究職は、理系の転職先として人気がある一方、どのような職業なのか明確に知らない人も多いようです。製薬会社の研究職ではどのような仕事をし、どんな人材を求めているのでしょうか?研究職の詳細な業務内容をご紹介します。

製薬会社の研究職とは

人々を救う薬を開発する仕事

製薬会社の研究職で求められる業務は、人々の苦しみを緩和する医薬品の開発です。多くの実験や分析を通じて的確な医薬品にたどり着くまでの研究工程が仕事となります。

自らが作った医薬品は多くの苦しむ人々に届けられ、治療や病状の緩和に役立てられます。それは多くの人を救うことに携わり、喜びを感じる仕事である一方、副作用や薬害などを引き起こすことによる被害の責任を背負うことでもあります。

医薬品の開発には時間と費用がかかる

研究職のメンバーは、長期的プロジェクトのなかで医薬品の開発に取り組みます。その時間は他業種のプロジェクトよりもはるかに長い時間を必要とし、忍耐とプレッシャーとの戦いが待ち受けています。

開発された医薬品が人々の手に届くことで、製薬会社は莫大な収入を得ることができますが、時間と予算いずれも先行投資する必要のある薬品開発の現場では、やむなく製薬開発を中止しなければならない場合もあります。

研究職と開発職の違い

製薬会社には研究職のほか、開発職も存在します。開発職は研究職のメンバーが開発した医薬品が生体にどのような影響を及ぼすのか実験をし、データをまとめ、安全性を確保する業務です。研究職と開発職は医薬品の開発に必要なプロセスを担う対となる業務です。

製薬会社の研究職に転職するためには

高学歴と専門的知識の有無

製薬会社の研究職は専門的知識が必要で、大学卒業はほぼ必須と言える学歴となります。また、理系に特化した大学や総合的な偏差値の高い大学を卒業していることは、高く評価されるでしょう。薬品開発に関連する研究に携わっていた経験や、前職で関わっていた研究などの成果が伝えられると、さらに信頼性は高まります。

研究職への転職を志す方でこれらの条件をひとつも満たさない方はm非常に苦しい転職活動となることが予想されますので、同じ製薬会社内でも事務職や営業職を志すことを推薦します。

資格は必須ではないが経験値の証拠になる

製薬会社の研究職に関わるために必要な資格はありませんが、薬剤師の資格などを取得していると高く評価されます。

また、どの業界でも共通する事項ですが、研究職では特に英語力が必要になるシーンが多くなってくるので、TOEICの高得点(800点以上)などの実績がある方は積極的にアピールすることで転職活動を円滑に進めることができるでしょう。

倫理観・正義感・正確さが求められる

製薬会社の研究職は、人の命や健康に直結する仕事を一任することになります。その重みを適切に受け止められる倫理観のある人材が求められるでしょう。また、長期間におよぶ開発を達成することに対する責任感や、自身のタスクが抜けることなくクリアしていける正確さも必要とされます。

また、研究職の現場はほとんど場合定まったメンバーでのチーム業務が多くなりますので、ある程度距離の近い仲間とのコミュニケーションが苦痛ではない方のほうが対人関係でのトラブルは避けられます。

製薬会社の研究職で働くことの将来性

新時代に向けた競争が激化する製薬業界

製薬会社では、“特許切れ”の問題が広く認識されています。配合した化合物について、一定期間(一般的には20年間)他社からの販売が禁止される特許制度がありますが、大手医薬メーカーが開発した医薬品の特許が2010年以降次々と切れています。

特許の切れた医薬品を元に後発医薬品が開発され、より安価に購入できるようになったことで、製薬会社の商品の売れ行きは大きく揺らいでいます。この激震の時代に、医薬品の開発に携わる研究職の人材はより多く求められ、スピーディな対応が迫られています。

製薬会社の研究職は最難関の転職先

製薬会社の研究職は、理系の知識を持った人材からは人気の転職先です。ただでさえ狭き門であり、異業種へ転職することを望む研究者も少ないため、転職の倍率は常に高い状態です。

さらに、近年は研究を外部委託するスタイルが浸透し、米国での研究を優先し、国内の研究所を閉鎖する選択をとる企業も増えています。臨床試験の方法を効率化することや、成果の出ない創薬市場を改革するためにおこなわれていることですが、業界を目指す人には厳しい状況だということを認識しておきましょう。

スペシャリストとしてのスキルや知識を深めよう

今後、ますますの専門性や個々人のスキルが必要とされていく、製薬会社の研究職。転職希望者にとっては難しい時代と言えますが、スペシャリストとしての強みをアピールする準備をして転職活動に臨みましょう。

一度製薬業界に入った人は、なかなか異業種へ転職しないと言います。安定した状態で、同業種内のスキルや経験を積み重ねていくことを望んでいる方には適切な環境でしょう。

製薬会社の研究職を目指すなら

製薬会社の研究職を目指すなら、相応の準備や事前からの努力が必要になります。多くの人が働きたいと願う現場である一方、時代の流れは職場を減少させていることも認識しておくべきでしょう。

それでもなお、あなたが製薬会社の研究職に励みたいのならば、誰にも劣らない研究に対する知見を携えていくつもりで準備を始めましょう。


宿木雪樹

広報/企画分野での企業経験を経て、フリーランスへ。ニーズに応じた企画/執筆を担当。2018年1月よりMAMORIOチーフエディター。一緒に仕事した方を"幸せにする”がモットー。”幸せになる考え方”をコンセプトにしたブログ「宿木屋」運営中。

関連する記事

”初めて転職”で不安な方へ。
20代の転職に強いキャリアエージェント

近々相談したい(登録1分)