円満退社を!試用期間中に辞めたい場合の退職理由はどうすればいい?
2021年11月6日 Posted by 編集部

試用期間って何?
募集要項の給与欄に載っている「試用期間」。この試用期間とは、企業が応募者を採用したとき、その人の能力、スキルといった適性を評価するための期間のことです。自社が求める人材にふさわしくないとジャッジされた場合は、残念ながら不採用になってしまうことも……。試用期間を儲けることは、企業にとっても応募者にとっても入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
試用期間はすぐ辞められる期間のこと?
もし、試用期間中に「思ったいたのと違う」と感じた場合は辞めることができます。ただし、企業は本採用を前提としているので、万が一辞めることになった場合は「自己都合の退社」ということになるのです。「試用期間=気軽に辞められる」と勘違いしてしまう人がいますが、試用期間だからといって簡単に辞めてしまうと、履歴書に傷がついて転職活動は厳しくなることが予想されます。
試用期間中に辞める場合の退職理由はどうすればいい?
社風や雰囲気が合わなくて辞めたい
例文1
「私が入社前に勝手に想定していた社風と異なっていて、自分には合っていないと思いました。まだ試用期間中という立場で大変申し訳ありません。ただ、退職をするなら早い決断の方が良いと思い、お伝えさせていただきました」
例文2
「いろいろと考えた結果、退職させていただきたく思っています。自分のなかで、入社前に勝手にイメージしていたものがあったのですが、その社風と実際の雰囲気が異なっていて、自分には合っていないと感じました。まだ試用期間という立場でこのような結論を出すのは本当に申し訳なく思っています。ただ、退職するならば早めに決断したほうがいいと考え、本日お伝えさせていただきました」
求めていた環境や仕事と違うので辞めたい
例文1
「私には業務の幅が広すぎました。自分としては狭く深くやっていく業務の方が合っていると感じるので、まだ試用期間という立場で申し訳ありませんが、退職させていただきたいと思います」
例文2
「入社前に業務の進め方など勝手にイメージしていたものがあったのですが、環境の違いにギャップを感じています。自分としては、特定の業務を日々堅実に進めるよりも、広く浅く、幅広い業務に携わるほうが合っているのではないかと考えています。まだ試用期間という立場でこのような結論を出すのは本当に申し訳なく思っています。ただ、退職するならば早めに決断したほうがいいと考え、本日お伝えさせていただきました。」
試用期間で退職する時の手続きの流れ
直属の上司に話す
試用期間中に「自分には向いていない」「想像していた業務内容と違う」などの理由から退職を決めた場合は、まず直属の上司に会社を辞めたい旨を話しましょう。会社を辞めるというナイーブな話は人には聞かれたくないものなので、メールやチャットで「ご相談したいことがあるのですが、◯月◯日の◯時以降で10分ほどお時間いただくことは可能でしょうか?」などお伺いを立て、休憩室やカフェで打ち明けてみてはどうでしょか。
口頭で退職の意思を伝える
メールやLINE、messengerだけで話を済ませてしまう人も一定数いるはずです。しかも、「実際に働いてみたら、体育会系のノリが自分には合わなかったので辞めます」と本音をストレートにぶつけるなど、言語道断です。辞める意思を直属の上司に伝えるときは、必ず口頭で伝えましょう。また、「職場に活気がないので、意欲が薄れてくる」「 残業が少ない人は頑張っていないとみられる環境に疑問を感じる」など不満はあるにせよ、会社を批判する言い方は絶対に避けましょう。
退職届はきちんと書面で提出する
上司への報告も終わって退職の承認を得たら、退職届を冗長に提出します。口頭だけだと「言った言わない」「聞いた聞いていない」の水掛け論になる可能性があるため、書面できちんと残しておくことによってトラブルを未然に防ぐことができるのです。
自分が抱えている業務の引き継ぎをおこなう
退職日が決まったら、自分が今担当している業務の引き継ぎをおこないましょう。自分がいなくなったあとも業務が滞りなく進めるよう、書類をフォルダ分けしておく、クライアントの窓口は誰なのか、管理シートの共有など、漏れがないように注意しましょう。
また、取引先への挨拶も忘れずにおこなってください。「知らない間に担当者が変わっていた」とマイナスに受け取られてしまう可能性があるので、いつ退職するのか、後任の担当者の名前、メールアドレス、連絡先、現在受けているどの業務から後任が担当するのか、などもできるだけ細かく説明した方が「自分たちのことを大切に考えてくれているんだな」と丁寧な印象を持ってもらえます。
会社が退職に同意してくれない場合はどうする?
会社に見切りをつけ、勇気を持って辞める意思を上司に伝えたのにも関わらず、会社が退職を認めてくれないケースもあります。さらには、「そんな自分勝手で一方的な意見は承諾できない」「急に退社だなんて非常識」と高圧的な態度や人格を否定するような発言をする人も。その場合は、労働基準監督署に行って相談してみるといいかもしれません。
その際に、会話を録音した音声データ、雇用契約書など、証拠となるすべてのものを持って行きましょう。口であれこれ説明するよりも話が早く、ことを荒だてずに穏便の退社する方向に話を進めてくれるはずです。
試用期間中だからと我慢して会社に居続ける必要はない
「試用期間中に辞めたら履歴書に傷がつく」とこの先の転職を恐れてなかなか辞めることを言いだせない人はいるはずです。やりがいを感じない場所で我慢して働き続けることになんの意味があるのでしょうか?自分がやりたいこと、本当にとっての幸せを考えてみてもいいかもしれません。
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