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海外で就職したい人向け!英文履歴書の書き方

 2018年3月15日  Posted by  編集部


外資系企業や海外に就職・転職を考えている人にとって、最初の壁となるのが英文履歴書です。英文履歴書は、日本の履歴書と職務経歴書を合わせたようなもの。

ですが、日本語をただ英訳するのでなく、ビジネス英語の常識を考えた上で書く必要があるため、単に翻訳して記載しただけでは、面接で会いたいと思われないかもしれません。

そこで今回は、英文履歴書を作成する上で必要な基本テクニックをお伝えします。

1.英文履歴書に記載する項目

英文履歴書は決まったフォーマットはありませんが、「氏名・連絡先」「希望する職種」「資格」「職歴」「学歴」は必ず記載します。

英文履歴書の記載方法としては「クロノロジカル・レジュメ」「ファンクショナル・レジュメ」「コンビネーション・レジュメ」の3種類があります。今回は、その中でも汎用性の高い「コンビネーション・レジュメ」をもとにした書き方やポイントを紹介します。なお、3種類の記載方法については、別途、説明いたします。

氏名・連絡先

(例)田中実さんの場合

―――――――――――――――――――――――――――――――

MINORU TANAKA

1 Chiyoda Chiyoda-ku Tokyo 100-1001

Phone:(+81)-90-1234-5678

Email:minoru-tanaka@mail.com

―――――――――――――――――――――――――――――――

全体

氏名・連絡先は中央揃えにして記載します。

氏名

名前はすべて大文字にし、通常文は10.5pt~11ptですが、氏名は12pt~14ptと大き目の文字を使います。

例(英語)

MINORU TANAKA

例(日本)

田中実

住所

日本では郵便番号から都道府県・市町村…という順番ですが、英文履歴書では逆に書きます。都道府県名の「都・府・県」は省略し、市区町村の「市・区」はそのまま記載しましょう。

例(英語)

1 Chiyoda Chiyoda-ku Tokyo 100-1001

例(日本)

〒100-1001 東京都 千代田区 千代田 1

電話

日本は国番号「+81」です。また市外局番の最初の「0」を除いた電話番号を記載します。

例(英語)

Phone:(+81)-90-1234-5678

例(日本)

090-1234-5678

メール

メールの表記に関しては、特に日本と変わりありません。

以上が必須の5項目ですが、誕生日(Birth date)や言語(Language)を追加しても大丈夫です。

ポイント:自分の氏名・連絡先は一番重要な為、履歴書で一番大きく書きましょう。

希望する職種

希望する仕事・ポジション名に対して、その理由を記載します。職種のみの記載も可能です。

新卒の場合は触手が未記入でも大丈夫ですが、第二新卒や中途での転職の際は、この部分をしっかり記載しましょう。志望動機とはまた違うので1~2行で十分です。

例(英語)

QUALIFICATIONS

・TOEIC 830

・Applied Information Technology Engineer Examination

・Project Manager Examination

例(日本)

私のプログラミングとマネジメントスキルを活かせる、将来的にプロジェクトマネージャーに

昇進する可能性があるポジションを希望します。

職種のみで終わらせる場合

例(英語)

OBJECTIVE

・Programmer

例(日本)

希望する職種

・プログラマー

資格

資格は保有しているスキルや、自身の技術を箇条書きでまとめます。具体的な数字や実績がある場合は、必ず記載しましょう。

希望する職種に応じて、その仕事をこなせる能力があることがわかるように、応募する職種に関係する項目を記載していきます。

例(英語)

QUALIFICATIONS

・TOEIC 830

・Applied Information Technology Engineer Examination

・Project Manager Examination

例(日本)

資格

・TOEIC 830点

・応用情報技術者試験

・プロジェクトマネージャー試験

職歴

日本の職歴と記載方法が異なる為注意しましょう。
・職歴は新しい→古い順で
・応募職種に関係する仕事内容がある場合のみ記載(ない場合は前職で可)
・会社名は、所在地も。
また英文履歴書では日本の職歴に当たる部分に、職務経歴書を記載します。過去の会社で複数ポジションのキャリア(経歴)がある場合は、ポジションごとに勤務期間と仕事内容をまとめるのが基本です。

例(英語)

WORK EXPERIENCE

Oct 20XX – Present

〇〇CO.,Ltd. Tokyo,Japan

Company Description, 100 employees in Japan. Venture IT company

(May 20XX – Present)
HR Department
recruiting personnel

例(日本)

職歴

〇〇株式会社 東京都

会社概要:日本のベンチャーIT企業。100人の従業員が所属

(2013年5月 – 現在)

人事部門

募集担当

学歴

英文履歴書に書く学歴は職歴と同様、新しい順で記載していきます。

学歴は日本の履歴書と違い、所属した大学と学部をすべて書きません。最終学歴で取得した学位の名称と大学名、大学の住所地、学位取得年(卒業年)を記載します。

例(英語)

EDUCATION

Apr 20XX – Mar 20XX

〇〇 University

Bachelor of Commerce (Economics)

例(日本)

学歴

20XX年4月〜20XX年3月

〇〇大学

商業学士(経済学)

2.英文履歴書のフォーマット

英文履歴書には以下の3つのフォーマットが存在します。

  • 職歴を時系列の新しいものから記載していく「逆編年体式」のクロノロジカル・レジュメ
  • 職務事にまとめた「キャリア式」ファンクショナル・レジュメ
  • 上記両方を混ぜた「混合式」コンビネーション・レジュメ

この3つの特徴を説明します。

クロノロジカル・レジュメ

「職歴や学歴を新しい順に記載する履歴書」のこと。過去の職歴が今回希望する職種と一致しており、前職のキャリアを強調したい場合に有効です。

特徴

学歴・職歴を時系列順でまとめた履歴書

メリット

研究職や教授などの、時系列で学歴・職歴の説明でアピールできる説明が有効な職種に向いている。

海外の公的機関募集要項で、クロノロジカル・レジュメの形式を指定する場合が多い。

デメリット

業績やスキルなど、自分が伝えたい事や強みを主張しにくい。

次の転職までに空白期間がある人や、転職が多い方、休職していた方には不利。

ファンクショナル・レジュメ

「スキルや経験、業績の要点をまとめた履歴書」。自分のスキル・技術を具体的に記載し、職歴は、会社名、ポジション、雇用期間だけを記述するので、新卒や転職回数が多い人やキャリア転向をする人などにお勧めです。

特徴

専門知識や能力を中心にまとめた履歴書

メリット

職歴は期間、社名、肩書き程度で良いため、転職回数が多い人や空白期間が長い人でも、勤務期間を書かなくて済む。

スキルに焦点を置いているため、業種を変えたい方には有効的。

デメリット

自分のアピールポイントしか書かないため「経歴に悪いことがあるのか」と疑われる場合がある。また職歴に特筆した部分がない人は不利

コンビネーション・レジュメ

コンビネーションの名の通り「組み合わせ」という意味があり、ファンクショナル・レジュメの長所とクロノロジカルレジュメの長所を合わせた「混合式」となります。一番汎用性が高く、多くの英文履歴書に採用されています。採用者側が履歴書を見て職歴とアピールポイントをすぐに捉えることができるため、デメリットが少ないのも特徴です。

特徴

自分の「業績や技術・スキル」から「 職歴・学歴」の順番でまとめたもの。

「ファンクショナルレジュメ」+「クロノジカルレジュメ」を混合した履歴書。

メリット

自分のアピールポイントを強調し、それに対する知識や経験、実績がある事も同時に伝えられる。

デメリット

新卒や未経験者には経験が少ないためアピールできない。

学歴をアピールしたい人にとっては向かない。

また応募する職業に関連するスキル、資格がない人には不向き。

3.魅力的にアピールできる!英文履歴書の作成ポイント

英文履歴書はさまざまな書き方が存在しているので、いかに自分が魅力的な人間かを客観的に捉えさせるかが重要になってきます。

謙虚な表現は避ける

日本人は謙虚を美徳としていますが、英文履歴書を書く際はそれが仇となります。あまりに謙虚な表現だと、欧米の採用担当者が履歴書を見た際に「自身がない」「平凡な能力」と判断され、実際の能力よりも低い評価をされる可能性が高いです。

なお、外資系でも日本人の採用担当者がいる場合もあります。企業によっては「日本の履歴書」と「英文履歴書」を用意しておくといいでしょう。

応募の際にはカバーレターを添える

カバーレターとは、英文履歴書に添付する書類のことで、履歴書の自己PRや志望動機など以外でアピールポイントを記載するのが目的となります。採用担当者が履歴書よりも先に目を通すものなので、履歴書と同様に重要です。

カバーレターを一生懸命書くことは「この企業で本当に働きたい意思」を伝える物であり、そういった姿勢や努力を惜しまない人は、採用者側にも良い印象を与えます。

業績や成果について、できるだけ数字を用いて記載する

英文履歴書で業績や成果について、採用者側は、あなたがそこで何を成し遂げ、どのような結果を出したかを知りたいと考えています。

実際に書く場合は職務は最低限に抑えて、業績や成果を数字で細かく記載しましょう。たとえば、売り上げや、コスト削減等の金額や、業務効率化などを%を具体的に表すことで、読んだ人にとっては説得力あり、重要なアピールポイントとなります。

Action Verbを使う

Action Verbとは、「パワー英単語」とも言います。業績や成果などのアピールを「インパクト」のある記述にするための表現方法です。適切なアクション動詞を選んで英文履歴書を書きましょう。下記はAction Verbの例です。

solved, Tailored, Controlled, Explained, Managed,Created, Focused,Negotiated, Advanced, Decreased,Identified, Analyze, Computed,Evaluated,Reviewed, Correlated, Assessed, Proved, Calculated, Researched,Studied, Verified, Developed, Performed, Compiled, Handled, Operated, など

自分がどうなりたいかを考え、シンプルで読みやすい英文履歴書を書こう!

働く上で自分がどんな風になりたいかという個人の意見が重要で、生き方や優先順序などは個人の権利として主張されるのが欧米人の基本な考え方です。それを踏まえた英文履歴書を書きましょう。また見た目の読みやすさが重要で小さな文字でだらだらと書いてあったら誰でも読む気をなくします。シンプルなテキストかつ、アピールポイントを強調して、好印象を与えましょう。

 


hiro

日本と台湾、中国のクォーター。 ITベンチャーでデザイナー・エンジニアを経てライターに転身。 訪日観光客向け、スマホゲーム、恋愛など、さまざまなジャンルのメディアで執筆している。 座右の銘は「成功の反対は失敗ではなく、何もしない事」。 保有資格はマイクロソフトオフィススペシャリスト・パソコンスピード認定試験1級・色彩検定3級・HTML5。

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