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意外と高い“年収600万円”。手取り給与額は?どんな生活ができるの?

 2018年3月9日  Posted by  編集部


高収入のスタートラインとして認識されている年収600万円は、どの程度の水準の生活が実現するのでしょうか? また、年収600万円を実現できる職種は何でしょうか? 年収600万円に興味のある方にご紹介したい、年収600万円の現実についての記事です。

年収600万円はどの程度のステータス?

男女・年齢別で年収600万円を考える

年収600万円は、いわゆる「勝ち組」として認識されやすい年収額です。労働者全体に対する年収600万円以上の収入のある層は約19%で、平均年収420万円を優に上回る数値であることがわかります。

年収600万円を達成する労働者の大半を占めるのは40代~50代の男性で、キャリアと役職に支えられた年収であることがわかります。一方、女性の中で年収600万円をクリアする人はわずか5.6%となっており、男性と比較すると女性の高年収は実現しづらい現状があります。

家族構成によって年収600万円のイメージは変わる

年収600万円とひとことで言っても、独身なのか家族がいるのかによってさまざまな条件が変わってきます。源泉徴収税や社会保険料などを差し引いた手取り給与は、独身であるかどうかに関わらず平均439万円ほどです。

月給に落とし込むと35万円程度となり、独身であれば余力のある生活を手に入れ、養うべきこどもや妻がいる場合は節約や工夫が必要になってくることが想像できます。年収600万円は自分の置かれた状況によって、金銭的な余裕の有無が大きく変わる金額と考えられます。

手取り給与から見た年収600万円

年収600万円をクリアする人々は、確かに労働者全体との比較においては少数であり、勝ち組と捉えることも可能です。しかし、実際の手取り給与は月収平均30~35万円(ボーナスは別途)であり、決して裕福だと言い切れる手取り給与ではありません。

年収アップによってお財布の紐が緩んでしまうケースも多いようですが、浪費や贅沢が手に入るというわけではないことを覚えておく必要があります。特に、養う家族がいる場合は節約と貯蓄が必要で、養育費に係る出費が多くなるので、注意しましょう。

年収600万円で実現する生活

年収600万円で手に入るもの

年収600万円の世帯に贅沢は禁物であることをご紹介しましたが、もちろん600万円以下の年収の世帯と比較して手に入るものの選択肢が多くなります。

たとえば、車の購入はほとんどの場合ローンを組むことになりますが、240万円以下の車であれば問題なく計画的に購入することができるでしょう。日産のシルフィやミツビシのパジェロなど、自身の目的に応じた車種を選ぶことが可能です。

食費についても、独身であればほぼ外食で済ませ月5万円程度の支出があるという場合も、問題なく生活できます。贅沢な食事や交際費なども、節度を保てば恒常的に楽しめます。

旅行やマイホームなど、夢が見えてくる年収600万円

年収600万円を使うことではなく貯めることに集中した場合、大きな出費が予想される旅行やマイホームの購入などへの目標が明確になります。

質素な生活を送り、家計簿の項目を意識しながら貯蓄を淡々と続けると、年収600万円の場合は多額の貯蓄を残すことも可能です。もしも多額の投資が必要な夢がある場合は、その夢を叶えるスタートラインとして年収600万円を目指すのもひとつの手段かもしれません。

年収600万円=月々の自由がある

このように、年収600万円あると“どのように資金を活かすのか”を考えることができます。自由は心に豊かさを与えます。住むエリアや環境によっても異なるので一概には言えませんが、年収が低ければ低いほど生活の余裕がなくなり、それが恒常的な精神的ストレスをもたらす場合も少なくないでしょう。

年収600万円は広義の“安心”の指標として、多くの労働者が目指すことのできる現実的な金額と考えてみるとわかりやすいかもしれません。

年収600万円を実現するための3つのコツ

年収600万円が狙える職種を選ぼう

年収600万円に到達することは、実は20代ではほとんど難しいです。国税庁の「民間給与実態統計調査(2015年)」によれば、20代勤労者の平均年収は414万円。年収600万円を満たす20代は勤労者全体の上位4%しかいないとされており、ごくわずかな人しかクリアできない条件であることがわかります。(参考:「20代で年収600万円の生活|手取り、割合、税金を知りライフプランを考える」)

もしも早期に年収600万円を実現したいのであれば、若手から高年収を狙える職種に絞って就職活動や転職活動をしてみましょう。

DODAの「平均年収ランキング(2017年)」によると、平均年収の高い職種は「投資銀行業務(平均年収855万円)」、「ファンドマネージャー、ディーラーなど金融系運用業務(平均年収837万円)」、「戦略・経営コンサルタント(平均年収722万円)」と専門性の高い職種が上位を占めます。いずれも学歴として認められる大学で基礎知識を学んでいるなどのバックボーンを必要とする業種なので、今からチャレンジするのは難しそうですね。業種でもトップは投信/投資顧問や財務関連などがランクインしています。

一方で、医薬品メーカーの営業職(平均年収651万円)や、たばこメーカー(電子タバコ含む)の販売促進(平均年収620万円)などは、営業やプロモーション企画などの強みが合致すれば、チャレンジする価値のある意外な高年収の職種です。現代社会のニーズがあり人材不足に陥っている業界は、そのほかにもリサーチすることで見えてくるでしょう。

投資や副業で年収を増やそう

ひとつの収入源から年収600万円を目指すのが難しい場合は、投資や副業を検討してみましょう。サラリーマンの副業について柔軟な考え方が広まりつつある中では、決して非現実的な選択ではないでしょう。

しかし、投資にはリスクが伴いますし、副業は主とする職業との兼ね合いを厳しくマネージメントする必要があります。いずれも成功には高いスキルや知識が求められますので、自身の生活スタイルや培った経験をもとに判断しましょう。

資格や専門知識で自分の価値を高めよう

現在勤めている企業のなかで資格を保持していることによって自分の価値を高め、年収アップを狙う方法もあります。転職にばかりこだわると見落としがちな方法ですが、リスクなく年収を高める方法としておすすめです。

たとえば、「日商簿記検定」は経理に関する基礎知識だけでなく、経営やビジネス運用の知識を深めることができるため、ビジネスマンとして多くの業種で効果のある資格です。また、国際的なコミュニケーションを求められる職場の多くなった昨今は、「TOEIC」の得点が高いことがステータスとして定着しています。こうした資格は、日本の資格検定によるアンケート調査(2016年)でも就職に役立つ資格としてトップにランクインしており、企業からのニーズがあることを裏付けています。

自身の勤める企業で必要とされる専門知識を学び、自身に新たな価値を付加する方法も年収600万円への近道となります。

年収600万円は夢じゃない!努力の秘訣

年収600万円は、多くの人が現実的に掲げることのできる安心した生活の指標です。ただし、ただやみくもに働いていて実現できる年収というわけではないので、工夫や戦略が必要でしょう。

また、男女や年齢によっても年収600万円を実現できるかどうかは変わります。データを元に、自身が一番効率的に年収600万円に近づける方法は何かを考えてみてください。効率的にやればこそ、その努力は必ず実現につながるはずです。


宿木雪樹

広報/企画分野での企業経験を経て、フリーランスへ。ニーズに応じた企画/執筆を担当。2018年1月よりMAMORIOチーフエディター。一緒に仕事した方を"幸せにする”がモットー。”幸せになる考え方”をコンセプトにしたブログ「宿木屋」運営中。

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