仕事を辞めたいあなたへ……辞めたい理由・辞められない理由と対策方法
2021年3月15日 Posted by 編集部

仕事を辞めたいと日々思いながらも辞められない方は、一度その想いを整理してみてはいかがでしょうか。仕事を辞めたい理由ランキングや辞められない理由などをご紹介し、仕事を辞めるための整理のポイントをご紹介します。
目次
仕事を辞めたい理由は三大理不尽!
仕事を辞めたい理由ランキング
仕事を辞めたいと思ったことは、社会人なら誰もがあるのではないでしょうか。仕事を辞めたい人の理由ランキング(2015年マイナビ転職調べ)によると、仕事を辞めたい理由は「給料が良くない」、「人間関係が良くない」、「恒常的な残業など待遇が悪い」という3つがトップを占めます。
他の調査やアンケートでも平均して「金」、「人」、「待遇」は必ず上位にランクインしており、仕事を辞める決断に直結していることがわかります。
辞めたい仕事の共通事項
仕事を辞めたい理由の共通事項は、どれも働く人のプライベートや心など、仕事と割り切れない部分に浸透してくることです。
給与に満足できない理由は、自分の欲しい生活や物を手に入れられないからでしょう。人間関係の悩みは業務時間を超えて心を苦しませますし、残業時間や休日出勤が増えることはプライベートに費やする時間を奪います。
仕事を辞めたいのは理不尽だから
仕事を辞めたいと感じる理由は、どれも理不尽というキーワードがあります。仕事は自身の生活を営むための時間であり、自身の生活まで食い込んでくる苦しみやストレスは本来それだけで理不尽なものです。
仕事を辞めたいと思う気持ちは決して甘えではなく、あなたの心が素直にその状況に反応した結果なのでしょう。仕事を辞めたいことを恥じる人や、誰にも明かせない人もいますが、思い切って辞めたい気持ちに素直になってみることをお勧めします。
仕事を辞めたい人への3つのメッセージ
辞めたいなら辞めればいい
仕事を辞めることを禁止する法律はありません。あなたが仕事を辞めたいと思うならば、いかなる理由であっても辞めることを誰も禁止することはできません。
とは言え、当然辞める時は引き留められるでしょうし、理由を聞かれます。辞めづらくなる言葉をかけてくる人もいるでしょう。
忘れないでほしいのは、それでも辞める意志を曲げる必要はないのだということです。
本音と建て前は切り分けて辞める理由を整理しよう
本当に辞めたい理由のほとんどは、そのまま上司に伝えられないものばかりだと思います。実際に仕事を辞めるときは、建前の理由を準備するものです。
気を付けてほしいのは、本音の辞める理由を忘れないこと。それが仕事を辞める原動力になっているはずです。建て前の理由はあくまで会社を辞めるためのツールとして切り分け、自分の心が感じた辞めたい気持ちを整理しましょう。
辞めたい気持ちを我慢するラインを決めよう
仕事を辞めることは、人生で大きな出来事です。仕事を辞めるかどうかを早急に判断することに抵抗がある人は、どこまでなら我慢するのかを事前に決めましょう。
たとえば、人間関係に悩んだのならば、「一週間のうち何日以上強いストレスを感じたら辞める」というルールが効果的です。残業が多い職場なら「一カ月で〇時間の残業を超えたら我慢しない」という明確なボーダーが作れます。
いずれも、ラインを決めることが大切です。そうすることで、無意識にあなたが壊れるまで追い詰められてしまうことも避けられます。
仕事を辞められない理由もある!辞められないのは何故?
仕事を辞められないのは「NO」が言えないから
仕事を辞められない人の多くは、「NO」を言えない特徴があります。上司からの頼みを断れない、求められたことをやらないではいられないなど、日々蓄積している「言えないNO」がありませんか?
こうした特徴は、もともとの性格の場合もありますが、環境によって後天的につくられている場合もあります。心あたりのある人は、まずは「YES」を明確にするところから始めましょう。自分がしたいと思ってしていることは何なのかを意識することで、自然と「NO」が浮き上がってきます。
辞めたあとのことを考えると不安になる
仕事を辞めたらお金がなくて生きていけないのではないか? 大切なパートナーが離れていくのではないか? 家族に心配をかけるのではないだろうか……?
仕事を辞めることによる不安は、挙げだしたらキリがないでしょう。辞めたあとの不安が頭をかすめて仕事を辞められない人は、その不安がどうしたら解決できるのかを考えてみてください。本当に今の仕事を辞めたらお金は尽きますか? あなたの家族やパートナーは、何故あなたから離れるのでしょうか? 落ち着いて考えれば、きっと答えは見つかるはずです。
“迷惑をかけたくない”病
“迷惑をかけたくない”という心理が働き、仕事を辞められない人も中にはいるようです。確かに仕事を辞める時は大なり小なり迷惑をかけることになるでしょう。
あなたが担当していた仕事は誰かが引き継ぎます。あなたが蓄積してきたスキルは、どうあがいてもあなたとともに職場から離れてしまいます。
ですが、思い出してみれば、あなたもきっと誰かの迷惑を少しずつ受け持ってきたはずです。組織で働くということは、誰かと協力しあうことが必要で、そこには迷惑と呼ばれるものも混ざっていて当然なのです。だから、あなただけが迷惑をかけているわけではありません。安心して迷惑をかけましょう。
仕事を辞められない時に試してほしい3つのポイント
仕事を“辞めなければいけない理由”をそろえよう
仕事を辞めるのにもっとも有効な手段は、転職先を決めてしまうことです。職場に内緒で転職活動をすることは心苦しいかもしれませんが、転職先がないから辞められないという潜在意識は消し飛ぶでしょう。
ネガティブな事情に関連する嘘をつくと、ばれた時に人間関係を壊す可能性があるので注意が必要です。フェアな形で事前に辞めなければならない理由をそろえてしまいましょう。
仕事を辞めずにまずは休んで考えてみる
どうしても仕事を辞められない状態で思い詰めてしまったら、休みをとってみましょう。企業によってそれぞれですが、休職などの手続きがとれる企業もありますし、有給休暇をとるのもひとつの手段です。
いずれも、仕事を辞められないで悩んでいる人にとっては大きな決断でしょうが、仕事を辞めるくらいなら休むなんてたいしたことではありません。思い切って休みをとって考えてみると、あなたが何故仕事を辞めたいのか、どうやって仕事を辞めるかなどを落ち着いて整理できるでしょう。
あなたの能力に自信を持とう
仕事を辞められないことの根底には、自信のなさが根付いていることもあります。転職活動が上手くいかないと決めつけてしまうのも、現在の職場のメンバーに迷惑をかけてしまうと悩むのも、全ては自分の能力に自信がないことが原因です。
過度な自信は禁物ですが、あなたが気付いていない強みはきっとあるはずです。仕事を辞めても力強く生きていける自分を、信じてみてはいかがでしょうか。
仕事を辞めたいならば心の整理整頓を
仕事を辞めたい理由や原因には、共通する課題があります。ネガティブな感情に引っ張られ過ぎないよう、落ち着いて自分の辞めたい気持ちや心の動きと向き合ってみましょう。整理整頓ができた状態であれば、あなたが恐れる辞められない理由のほとんどはクリアできるはずです。
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