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仕事を辞める時にこれだけ貯金があれば辞められる!お金と退職の問題

 2018年3月15日  Posted by  編集部


転職して給料アップできないものか? と考えていても、そもそも手取りが少ないせいで今の仕事を辞めることもできず、転職活動をする時間もないという問題を抱える人は多くいるようです。今回はお金と退職の問題を、いくら貯金あれば退職しても大丈夫なのか解説します!

いくらあればいい?仕事する上でもらう給料の話

仕事をしている人であれば、何かのきっかけで今の会社の転職や退職を検討したことがあると思います。実はそのきっかけが「給料」であることが意外と多いのです。

リアルな退職理由は「給料」!

DODAが発表しているみんなが退職を考えたきっかけは?転職理由ランキング<最新版>(2017年4月~9月)を見てみると、第1位は「ほかにやりたい仕事がある(13.1%)」、第2位が「会社の将来性が不安(9.8%)」、そして第3位に「給与に不満がある(8.6%)」がランクインしています。なんだ3位か……と思われた方もいるかもしれませんが、注目すべきは前年比率です。「給料に不満がある」という退職理由の人は前年比で0.8pt増加しています。その他の退職理由と比較しても1番増えています。
またマイナビが2015年7月~8月に働く20~35歳を対象に行ったアンケートでも、辞めたい理由で最も多かったのが「お金」に対する不満でした。いつの時代も給料の問題は仕事をする人たちの大きな悩みのようです。

給料はいくらあれば生活していけるのか?

では私たちは実際にいくら給料をもらえれば、きちんと生活していけるのでしょうか総務省の統計局が出している家計調査報告(2018年1月分)によると、消費支出(2人以上の世帯)は1世帯当たり289,703円/月となっています。また単身世帯のデータ(2017年10月~12月)を見ると消費支出は1世帯当たり181,436円/月となっています。このデータをもとに考えると、2人以上世帯の場合は平均で30万円/月、1人暮らしの場合は20万円/月ほどあれば、平均的な生活がギリギリできるようです。

また、マイナビ学生の窓口フレッシャーズが調査した「どんなに楽しくても……最低限これくらいほしいという給料はいくら?」というアンケートで、最多は年収300万円が「生活できるギリ」だと感じている人が多いようです。個人のライフスタイルの違いや地域差もあるとは思いますが、月収20万円×12ヵ月+賞与でだいたい年収300万円ほどになれば、どうにか生活をしていけそうです。

給料が理由で辞めたいのに、貯金がなくて退職できない?

前述のように、給料に不満があって退職を検討している人は一定数います。しかし実際には今の職場に在籍しながら転職活動するのが難しく、退職をしてからではないと転職活動できないのに、貯金がないから退職できない……というジレンマの中にいる人は多いのです。こういった人たちは、一体どうすれば退職までの道が切り開けるのでしょうか?

これだけ貯金があれば退職しても大丈夫! 生活費編

先立つものがないと退職ができない……という人はどのくらい貯金額があれば退職しても大丈夫なのでしょうか?通常、転職活動は2~3ヵ月ほどで終える方が多いようです。ここでは余裕をもって、20代独身の方が6ヵ月間生活するのにどのくらいお金があれば大丈夫かを試算してみましょう。

20代独身の6ヵ月間の生活費を試算!

まずは生活費がいくらかかるかを試算してみましょう。主に生活費として挙げられる項目は以下のとおりとなります。

1.家賃
2.食費
3.衣服
4.水道光熱費
5.通信費
6.交際費

毎月固定で支払うお金から見ていくと、まず大きい支出が家賃です。不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)の「20代社会人シングル男女の一人暮らしデータ2017」によれば、1ヵ月の家賃が5万~6万円台が約半数近くを占める結果となっています。何もしなくても月に6万円も出費があるのはかなり痛いですよね。次に水道光熱費です。マイナビ学生の窓口フレッシャーズが500人を対象にした調査結果によると、季節性もありますが基本使用料なども含めて、1ヵ月の水道光熱費の平均は9817円くらいとなるようです。ここでも1万円くらいは出費が出てしまいますね……。続いて通信費です。2017年3月にMMD研究所が発表した調査結果では、1ヵ月あたりの携帯月額料金はスマートフォンユーザーで平均7,876円、格安SIMユーザーは平均2,957円、フィーチャーフォンユーザーは3,071円となっています。格安SIMを使っている場合は3,000円ほどとかなり安いですが、大手キャリアを利用している場合は8,000円と倍以上の差があるようです。家賃・水道光熱費・通信費は毎月固定で絶対に一定額が出ていく出費なので、金額が大きいと生活していくのがかなり厳しくなるかもしれません。

続いて、食費です。農林中央金庫が2014年に実施している「第2回 現代の独身20代の食生活・食の安全への意識調査」によると、20代の独身男女の1ヵ月あたりの食費は平均31,876円だそうです。食費はたくさん食べる人、そうでない人や自炊・外食などによっても金額に大きく差が出るため、自分の食費がいくらかかっているか見直して考えてみたほうが良さそうです。残るは衣服や交際費ですが、それぞれ月に1万円程度という結果が統計局家計調査で出ています。

ここまでのデータで1ヵ月あたりの生活費を試算してみると、下記のようになります。

1.家賃   60,000円
2.食費   32,000円
3.衣服   10,000円
4.水道光熱費 10,000円
5.通信費   8,000円 ※大手キャリアスマートフォン利用時
6.交際費   10,000円合計   1ヵ月あたり130,000円の生活費 × 6か月 = 780,000円/年

平均的に見積もっても、上記くらいの金額は月々出ていくことになります。また、その他医療費や奨学金の返済など、突発的に発生する出費や個人によって返さなければならないローンがあったりする場合もあります。毎月必ず支出するお金が何なのか、まずは項目の洗い出しからしてみてください。

これだけ貯金があれば退職しても大丈夫! 税金・保険編

生活費だけでも、6ヵ月で80万近くかかりそうということがわかりました。しかし出ていくお金は生活費だけではありません。各種税金や保険料なども日々引かれていくことを忘れてはなりません。

20代独身の6ヵ月間の税金・保険料を試算!

主に税金・保険料として挙げられる項目は以下のとおりとなります。

1.住民税
2.国民年金
3.国民健康保険

まず住民税ですが、地方自治体による行政サービスを行うための資金となる税金です。一定額以上の収入がある人から、その額に応じて税負担させるという特徴があります。個人の住民税額は、毎年1月1日~12月31日までの収入や所得控除などをもとに税額が計算され、翌年税金を納めることになります。従って、退職するタイミングによっては仕事をしていない期間で住民税の徴収が発生する可能性があります。住民税は年収によって金額が異なるので、自分がもし今仕事を辞めたらどのくらいになるか計算してみましょう。

次に国民年金ですが、こちらは一律で金額が決まっています。毎年厚生労働省が発表するのですが、平成30年度(平成30年4月~平成31年3月)については月額16,340円と発表されています。

最後に国民健康保険です。厚生労働省が出している「平成29年度 国民健康保険料 目安表」を見ると、年収300万円の1人世帯で年額240,069円、月額に換算すると20,006円となっています。ただし、これはあくまでも目安なので、個人の所得金額や住んでいる地域によっても差があるため、確認が必要となります。

ちなみに、健康保険は退職前の会社の保険を任意継続することができる「任意継続被保険者制度」というものがあります。会社の保険は在籍している間にしか加入できないものですが、希望すれば向こう2年間に限り加入状態を継続することができる制度です。この制度では保険料に上限額があるため、標準報酬月額が28万円以上の人なら保険料が安くなるようになっています。退職時はご自分のケースをよく確かめて適切な保険に加入することで、少し保険料がお得になります。

また年金に関しては厚生年金の継続制度は存在しないので、国民年金への加入を忘れないようにしましょう。

ここまでのデータで1ヵ月あたりの税金・保険料を試算してみると、下記のようになります。

【年収300万円の人の場合】

1.住民税   約1万円
2.国民年金  16,340円
3.国民健康保険 20,006円

合計 1ヵ月あたり46,346円の税金・保険料 × 6ヵ月 = 520,152円

税金や保険料は個人差がかなり出るため、自分は一体どのくらい支払わなければならないのか、また、今どのくらい支払っているのかを確認しましょう。

生活費+税金・保険料=約130万円

20代独身1人暮らしの年収300万円の方で試算した結果、生活費+税金・保険料=約130万円ほど必要だということがわかりました。かなりの大金ですね。退職をしたのちに転職活動を検討している人は、今回の計算を参考に自分にはいくら貯金があれば大丈夫なのか、計算してみましょう。

収入を増やして辞める!仕事しながら収入を増やす3つの方法

ある程度の金額をきちんと貯金してから退職しないと、生活が立ちいかなくなり大変なことになりそうですね。今の仕事をしながら収入を増やすにはどうしたらよいのでしょうか?ここでは3つの方法をご紹介します!

1.断捨離しよう!不用品を売る

家に不用品が眠っていたりはしませんか? 買ったけど読んでいない本や着ていない服があれば、売ってお金にしてしまいましょう。本であればブックオフで買い取りサービスをしているのは有名ですが、他にも買取王子などはネットで買い取りを依頼して配送用段ボールも自宅まで持ってきてくれるので便利です。洋服もリサイクルショップでの買い取りやフクロウブランディアなど複数買取のサービスがあるので、利用してみましょう。

またその他要らない雑貨などもメルカリなどで必要な人に売れば、高値で売れることもあります。これを機に片付けをして身も心もスッキリさせながら収入を得ましょう。

2.クラウドソーシングなどで副業をする

会社の規定で副業が禁止されていなければ、副業で収入を得ましょう。クラウドワークスランサーズなどクラウドソーシングでデータ入力や簡単な記事執筆の仕事があります。未経験者や初心者向けの案件も多いので、自分ができそうな仕事を見つけて空いている時間で副収入を得ましょう。

3.固定費を削減する

家賃、水道代、携帯代などの定期的に発生する「固定費」を削減すれば、質的な収入アップとなります。例としては

  • 携帯代:格安SIMの切り替える
  • 電気代:新電力に切り替える
  • ガス代:格安系の業者に切り替える
  • クレジットカード:年会費無料の会社に切り替える
  • 生命保険:独身なら不要な場合もあるので検討する

などが挙げられますが、その他にも不要なサブスクリプションを解約することで生活費に余裕が生まれます。行っていないジム、見ていない映像配信サービス、読んでいない新聞。どれも削減可能なお金なので、一度ご自分にかかっている固定費を見直してみるのも重要です。

退職する前に、自分にはどのくらい貯金が必要なのか計算してみよう

いかがでしたか? 実際に試算してみると、かなり貯金がないと仕事をいきなり辞めるのは厳しそうだなということがわかりますね。ここに載せたのはあくまでも一例なので、自分にはどのくらい貯金が必要かはきちんと計算してから退職の計画をしましょう。


Rebe career 編集部

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