キャリアアップマガジンTOP  >   転職に不安を感じる20代に人材業界出身者が教える、転職の不安を解決する4つの方法

転職に不安を感じる20代に人材業界出身者が教える、転職の不安を解決する4つの方法

 2017年12月4日  Posted by  編集部


「20代の自分のスキルや経験で、採用してくれる企業なんてあるのか。採用後にガッカリされるんじゃないか……」。

20代で転職活動を希望する方は、自身のスキルの習熟度や社会人経験が浅いことを後ろ向きに捉えすぎる傾向があるようです。転職は、人生をポジティブに変化させることのできる大きなチャンスです。しかし、転職について不安があると、その第一歩を踏み出すことに迷いが生じてしまい、人生の選択肢を狭めてしまいかねません。

そこでこの記事では、人材業界で数多くの20代の転職者を見てきた筆者の視点から、20代が転職を考えるときに感じる代表的な不安を分析し、その不安を解決するための方法をお教えします。

20代が感じる転職の不安には正しい解決方法がある


ある調査によると、20代の転職希望者が感じる不安は「自分の経験やスキルが評価されるか」についてが61%でトップ。つまり、実務経験や社会人経験が少ないことに引け目を感じ、「自分が他の企業で通用するのか」と悩んでいるわけです。これは、採用担当者が20代の転職希望者のどこを評価しているかがわからないという、基準の不透明さにも起因するものでしょう。

一方、転職が成功した後についても悩みは深いようで、「転職先企業になじめるか」という不安のほか、「希望する仕事内容の求人の有無」や「異業種・未経験職種への転職」という項目も挙がっています。「転職先で希望する仕事を任されるか」ということについても、20代の転職希望者の多くが不安を抱えている様子が見て取れます。(出典:エン・ジャパン株式会社「転職希望者のホンネ調査2015 転職活動について、不安な点は何ですか?」)。

しかし、このような不安には、全て正しい解決方法が存在します。

解決法1:「他の企業で通用するか」は求人票が教えてくれる


実務経験の少ない20代の転職希望者にとって、仕事のスキルや経験が十分でないことは大きな不安材料です。「自分の拙いスキルや経験で、採用してくれる企業なんてあるのか。採用後にがっかりされてしまうんじゃないか……」と、悩む気持ちもわかりますが、自分のアタマの中で考えているだけでは何も解決しません。

このような不安を解消するには、応募先企業の募集要項や採用実績、社員の平均年齢をよく確認してみることです。

中途採用の求人は、公開された段階ですでに「どのような人物を採用したいか」が明確に決まっています。年齢・業務経験の有無などの条件を設けて、配属予定部署の要望に応じられる人材を効率的に採用したい、というのが人事担当者の狙いです。転職希望者に向けたメッセージである「求人票」や「募集要項」をよく読み込めば、自分が求人のターゲットであるか否かが見えてくるはずです。

まず、募集要項の「求める人物像」「応募条件」などの項目をチェックすることからはじめましょう。特定のスキルや経験を求めている場合には、必要な資格や業務経験、経験年数が具体的に記載されているはずです。そのような記載がないのなら、業界・職種の経験や業務のスキルにはあまり重きを置かない選考・評価方式だと考えられます。採用後も、業界・職種未経験であることを前提に徐々に仕事に慣れていく、という働き方を想定している可能性があります。

次に、中途採用の実績についてわかるようであれば確認してみましょう。これは、どのようなクラスの人材や年齢層を狙った求人なのかを判断するためです。30代・40代を中心に中途採用をしている企業なら、中途採用者を即戦力として見ている可能性が高く、ひょっとしたらマネージャークラスを採用したいのかもしれません。業務経験が浅い20代の転職希望者にとっては、なかなか厳しい戦いが予想されます。採用実績は求人票などで公表されていないケースも多いですが、応募先企業の人事担当者に電話をするなど手を尽くしてみる価値はあります。

念には念を入れるなら、社員の平均年齢を確認してみるのもひとつの手です。社員の平均年齢が比較的若い場合、あまりに年齢の離れた中高年の転職者を積極的に受け入れるというケースは多くなさそうです。社員の平均年齢は求人票や募集要項に記載されていることもあります。求人票などで社員の平均年齢がわからない場合でもあきらめる必要はありません。20代などの若手が活躍していることを積極的にアピールしている求人は、社員の平均年齢も若いことが多いようです。

解決法2:「転職先になじめるか」は、組織のルールを見抜けば大丈夫

転職先の企業で、これまでとは異なる仕事の進め方や新たな人間関係に戸惑い、苦悩の日々……。

どこかで聞いたことがあるような気がするし、自分もそうなるかと思うと転職の決意も鈍ってしまいます。

不安を解決するために、実際に転職して成功した人と失敗に終わった人の体験談を分析し、その分かれ道はどこなのかを探ってみることをオススメします。

人材業界出身の筆者の知るところでは、転職後に人間関係で失敗してしまった人は、転職先に存在する「組織のルール」をないがしろにした、というケースが多いようです。

例えば、以前の職場に比べ非効率的な仕事の進め方や人事制度を見かけたとき、あなたならどう対応しますか? さっそく手柄を立てるべく、すぐに上長や担当部署へ「前の会社ではこうやっていました。こっちの方が効率的です!」と、改善策を提案するでしょうか?

絶対の正解はないのですが、「誰に」「どのタイミングで」「どのような方法で」提案すべきか、完全に把握してから実行するのが安全策でしょう。これらの条件を完全に把握できている自信がないのなら、あなたはまだ企業組織にとって部外者のような状態です。部外者に注文をつけられるのを不快に思う人間心理は、なんとなく想像がつきますよね? 

社風や職場の雰囲気によっては、新参者が自由に発言できることもあります。しかしまずは自分が「部外者」である状況を脱し、周囲に「社内の人」という認識をしてもらうことが先決です。社内の人とのコミュニケーションがスムーズに取れ信頼関係を築いてから、組織改善のための行動を始めても遅くはありません。

自分自身が「会社の一員」となる努力をすることで、職場になじめるかどうかは変わってきます。どんなことであれ、まずは転職先企業のルールを受け入れてみましょう。その企業のルールを知り、文化を知り、そして体現していくことで、周囲の信頼を得られ「社内の人」として認めてもらえるでしょう。

ぜひ身近な転職体験者からも話を聞いて、「転職後の成功と失敗はここで決まる!」という分かれ道を探してみてください。

解決法3:「希望の業務をしたい」ならストーリーを語ろう


「そもそもキャリアが短いんだから、希望以外の業務を担当させてもいいだろう。20代は“何事も経験”なんだから」。

もし転職先の人事がそんな風に考えていたとしたら……。せっかくキャリアアップやキャリアチェンジを狙って転職したのに、費やした時間や労力が水の泡となりますね。

こんな事態を防ぐには、希望の業務に関連するエピソードを最低でも1つはアピールできるように準備しておきましょう。例えば、営業職であればプレゼンテーションの経験やその効果、事務職であればマイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)といった資格の取得などです。未経験の業務なら、その業務への想いとともに少しでも関連する業務でのエピソードを語るべきです。

具体的なストーリーやエピソードを語ることによって、採用担当者や人事担当者はあなたが希望する業務を担当している姿を具体的に思い浮かべることができるようになります。特定の業務のスキルを持つ人材を、適性があるかどうかもわからないような業務に就かせる人事担当者はあまり多くはないのではないでしょうか。

解決法4:「1人で転職活動するのは自信がない……」なら転職エージェントを使おう

ここまで記事を読んでいただければ、企業がどんな人材を欲しがっているのか、転職後はどんなことに気をつけて組織になじめばいいのか、希望の仕事に就くには採用選考中にどんな話をしたらいいか……という転職に対する不安はしっかりと対策できますね!

とはいえ、「初めての転職で、自分が何に向いてるとか、どんな会社があるとか、選考方法がどうなってるのかとかわからないことだらけで、まだまだ1人じゃ不安なんだけど……」という人も多いと思います。

1人で転職活動を進めるのが不安な人は、ぜひ「転職エージェント」を使ってみましょう。転職エージェントは登録すると、担当のエージェントがあなたの経験や希望を聞いたうえで、今まさに人を採用したいと思っている企業の求人を紹介してくれます。また、将来のキャリアプランの立て方や、履歴書・職務経歴書といった応募書類の作成についてもアドバイスしてくれます。

何より転職エージェントは「転職」や「採用」といった分野のプロです。求人票とにらめっこしてながら自分1人で闇雲に転職先を探すよりは、企業側の情報を熟知しているエージェントに「自分の浅い経験でもチャレンジさせてくれる」「自分がなじめそうな雰囲気の職場がいい」など希望を伝えて探してもらうほうが効率的かもしれません。

また、転職エージェントは企業の「人を採用したい」というニーズに応えるために、公には出ていない求人情報を持っていたりもします。転職活動を検討するなら、転職エージェントを使ったほうが選択肢の幅が広がるでしょう。

まとめ

転職において、20代だからこそ感じる不安もあります。しかし、不安の原因を冷静に分析すれば、解決できないものではありません。不安にとらわれすぎて、人生の選択肢を狭めないようにしたいものですね。


Rebe career 編集部

Rebe career編集部です。若手ビジネスパーソン向けに、スキルアップの方法論や今後のキャリア選択の参考になる良質なコンテンツを毎日配信しています。

関連する記事

”初めての転職”で不安な方へ。
第二新卒の転職に強いキャリアエージェント

近々相談したい(登録1分)