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突然のヘッドハンティングに慌てずに、冷静に落ち着いて対処するには?

 2018年3月19日  Posted by  編集部

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ヘッドハンターからの連絡というのは突然あるので、面食らう人も多いでしょう。

そもそもヘッドハンティングという事態が映画や小説や漫画ではなく、自分の人生において起こっているという事実がにわかには信じられないかもしれません。

しかしそんな風に浮足立った状態で、ヘッドハンターと対峙すると、もしかするととんでもない事態になってしまう危険性があります。

そこで、そんなヘッドハンティングに対応するためのポイントや注意点についてまとめました。

ヘッドハンティングの見極め方(1)電話やメールの連絡先が会社か個人か

スカウトアプローチの手法は以下の2通りのパターンがあります。

ロングリスト形式

ロングリスト形式というのは、ヘッドハントとは言いながらも、欲しい人材を一人に特定するわけではなく、複数の適合候補者を選抜して行われるアプローチ方法です。

ヘッドハンティング企業が、クライアントから、対象部署や業務内容などをヒアリングし、適合しそうな人材を複数人ピックアップします。そして、その複数人の候補者をそれぞれハンティング企業が面談し、一次スクリーニングを行います。何人か候補者を絞った後、それをクライアント企業に紹介するという手法がロングリスト形式です。

この方法の場合、電話やメールなどの連絡が会社宛てにされる傾向が強いようです。

指名スカウト形式

一方で、指名スカウト形式とは、他の誰でもない、あなたを指名して行われるアプローチ方法です。

これは「他ならぬあなたに来てほしい」という熱烈なラブコールなので、おそらくそのクライアント企業に知人がいる可能性が高いでしょう。過去、名刺交換などをして、一緒に仕事している可能性が高いです。

いくらあなたという人材が欲しくても、企業が自ら接触するのは憚られるというケースにおいて、代理人としてヘッドハンティング企業を間に挟むのです。

この指名スカウト形式の場合は、会社ではなく、個人宛てに電話や連絡が来ることもしばしばあります。

こちらはロングリスト形式とは違い、クライアントからあなた個人への熱烈なラブコールという意味合いが強いので、一度会って話をしてみるのも一興なのではないでしょうか。

ヘッドハンティングの見極め方(2)具体的な企業名やポジションが出てくるかどうか

有能なヘッドハンターなのかどうかを見極める方法として、以下の2つについてどこまで有用な情報を持っているのか、そして、どれだけクレバーな返しができるのかを確認するのが有効な場合があります。

「ずばり社名は? 社名が明かせないならば、その企業の特徴や強み、業界での立ち位置についてなるべく詳しく教えてください」

任せてもらえる仕事を具体的に教えてください。具体的なポジションはどこになるでしょうか? それとも現時点ではポジションをそこまで特定できてはおらず、候補者のキャリアや能力次第である程度、ポジションに幅があるのでしょうか?」

この2つの質問をした時に、納得感の高い回答を得られたのならば、そのヘッドハンターと接触してみるのも悪くないかもしれません。

面白い情報や普通では知りえない情報が聞きだせた場合、そのヘッドハンターはかなりクライアント企業と深い関係になっていると推察できるからです。良いヘッドハンターはクライアントの懐のかなり深くまで入り込んでいるものなのです。

逆に、ここでの回答があまり面白くない、あるいは、誰でも知りうるような内容でしかない場合は有象無象のヘッドハンターの一種か、あるいは普通の人材登録会社と大差ない可能性があるので、会うのは時間の無駄となってしまうかもしれません。

ヘッドハンティングの見極め方(3)自分の情報をどこまで知っているのか

良いヘッドハンターを見極める方法として、あなた自身のことをどれだけ知っているのかを確認するのもまた有用でしょう。

上記した「指名スカウト形式」のヘッドハンティングならば、ヘッドハンターはおそらく、クライアント企業から、あなたの情報を取得しているでしょう。

「なぜ私にお声掛けいただけたのでしょうか?」

と聞いた際に、あなた自身があなたの強みと認識しているキャリアや資格、スキルなどについて、そのヘッドハンターが流暢に答えられたなら、そのヘッドハンターはかなり有能で信頼に値すると判断できるのではないでしょうか。会って話くらいしてみても悪くないと思われます。

一方、「ロングリスト形式」だった場合。

「なぜ自分か?」という問いに対して、たとえばあなたの役職くらいしか答えられないような場合、とりあえずは名簿に載っている連絡先に片っ端から連絡している「数打ちゃ当たる」方式の有象無象のヘッドハンターである可能性が高いです。こういうヘッドハンターには会っても時間の無駄に終わる危険性は高いです。

「ロングリスト形式」だったとしても、できるヘッドハンターは、さまざまな方法を駆使して情報を収集しています。ヘッドハンターにとって情報は飯のタネですから。そういう情報が集まるのが優秀なヘッドハンターの条件と言っても過言ではないでしょう。

時には、あなた自身ですら気づいていなかったような、あなたの労働市場におけるプライスを教えてくれるヘッドハンターは利用価値が高いと考えられますから、むしろ積極的に関係を構築した方が将来の為かもしれません。

ヘッドハンティングされた時の注意点

アウトプレースメントに要注意!

アウトプレースメントとは何かというと、ヘッドハンティングを装い、社員を自主退職に追い込むことです。

本来的には人員削減した企業が解雇した社員の再就職支援をすることを指す言葉だったのですが、企業とヘッドハンティング業者が共謀して、ただ退職に追い込む手法のことを指すようになってしまったようです。

手口としては、ヘッドハンターから連絡を受け、その誘いに乗り、転職の意思を固め、現職を退職してしまい、その後、再就職先が実は真っ赤なウソだった、という手法です。安易に退職してしまうと路頭に迷うことになります。気を付けましょう。

リストラをすることによる企業のレピュテーションリスクや解雇に伴うコストなどを抑制する目的で行われます。やり方次第では法に抵触する可能性もあるでしょう。怪しいヘッドハンターからの甘い誘いには十二分に注意しましょう。

好条件でも「アームハンティング」ならきっぱり断る

アームハンティングとは何かというと、単に手足となって働くだけの人材を募集するヘッドハンティングのことを指しています。つまりあなたのスキルやキャリアを高く評価したからヘッドハンティングするわけではないということです。

短時間で人手を集めることだけを目的にしており、転職してから「話が違う」となってしまいがちです。とにかく上のチェックポイントもよく検討して、怪しげなヘッドハンターの甘言には乗らないようなリテラシーを身につけましょう。

ヘッドハンティングを受けたら慎重に冷静に行動しましょう。

信頼できるヘッドハンター、信用できないヘッドハンターを見分けるポイントや注意点について書いてきました。

ヘッドハンティングの連絡はある日いきなり来るので、慌ててしまいがちなのですが、転職は人生における一大イベントですから、安易にあまり思考することなしに決断してしまうのは危険です。

上に書いたポイントをよく吟味して、落ち着いて対処するように努力してください。


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wakabayasi

法学部卒業。新卒でSEとして従事。 転職歴2回。1回目が監査法人。2回目は出版社の経理として転職。 退職後、現在はフリーライターや塾講師、証券投資などして生計を立てています。

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