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支給時期、査定期間、査定基準…あなたは自分の会社のボーナスのことどれだけ知っていますか?

 2021年3月23日  Posted by  編集部

ジョブ
						トラ20s

みなさんはボーナスが好きだと思いますが、そもそもボーナスとはどういうモノだか説明できますか?

どんな査定基準で金額を決めて、そしてその計算期間なども細かく定められているということを熟知している人は意外に少ないのではないでしょうか。

ここではそんなビジネスパーソンなら知っておきたいボーナスのいろはを解説していきます。ぜひ、自分の貰っているボーナスについてもっとよく知るための端緒にしていただければと思います。

そもそもボーナスってどう決まる?査定基準となる3つの項目

ボーナスとは

実は、日本の法律に「ボーナス(賞与)」を定義するものは存在していません。厚生労働省による用語定義において「原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるもので、その支給額が予め確定されていないもの」と定められていますが、これは単なる言葉の定義であって法律による強制力が働くものではないということです。

また言葉の説明に従えば、支給額が予め確定していないのですから、その金額は会社の自由裁量で決められることになっています。

よって、ボーナスカットというのも十分ありうる話であり、仮に、ボーナスを支給しないこととなっても違法でも何でもないというわけです。

賞与の計算方法や支給時期などは一般的なルールというものがありますが、会社ごとに多少違いがある場合もありますので、就業規則の賞与規定などをよく読んで、自社のボーナスについては把握しておくようにしましょう。

参考:厚生労働省 主な用語の定義

ボーナスの査定基準は「業績評価」「能力評価」「行動評価(勤務態度など)」の3つ

ボーナスの計算方法は、以下3つの査定基準が大きくかかわってきます。

「業績評価」

あなたの個人目標の達成状況などを定量化して、カウントします。わかりやすい例で言えば、営業マンが新規獲得を個人目標通り達成したのか、それとも未達だったのかなど、業績を数的に評価される査定項目です。

「能力評価」

業績評価とも密接にかかわってきますが、業績を生み出すための直接的・間接的な個人特有のスキルや資格、経験値などが定量的、あるいは定性的に評価されます。

「行動評価(勤務態度など)」

遅刻や無断欠勤などをしていないか。チームの和を乱し、チームワークを阻害するような協調性のない行動をしていないか、など主に勤務態度が査定されます。直属のマネージャーなどによる査定になるでしょう。

民間企業と公務員のボーナスの違い

公務員は期末手当+勤勉手当=ボーナス

公務員の場合、民間企業とはボーナスの仕組みが異なります。在職期間に応じてもらえる「期末手当」、業績で上下する「勤勉手当」を合計したものを必ず、受け取ることができます。民間企業のように会社に対する貢献に報いたり、社員のモチベーションのために支給するわけではなく、公務員へのボーナス支給は法律で定められているのです。

なお、公務員の給与やボーナスの金額については民間企業の給与額を基準に設定されているそうです。

公務員のボーナス支給日は法律で定められている

公務員のボーナスは、毎年かならず「6月30日」「12月10日」の2回という、決まった日にちに支給されることになっています。ちなみにそれぞれが平日でなかった場合は、給与振り込みと同じように直近の平日に振り込まれます。

公務員のボーナス平均支給額

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「2018年 冬のボーナス見通し」によると、公務員のボーナス平均支給額は65万2600円でした(2018年夏)。前年比+1.6%と増加しています。

また、冬のボーナスも前年から増加する見通しで、予測される平均支給額は72万4238円となっています。

参考:三菱UFJリサーチ&コンサルティング 2018年 冬のボーナス見通し

ボーナスの査定期間と支給時期

ボーナスを計算する上で、査定基準と同様に大切なのが査定期間です。

夏(6月または7月)の査定期間と支給時期/冬(12月)の査定期間と支給時期

ここでは、一般的な夏(6月または7月)支給と冬(12月)支給の年2回支給の会社を考えてみます。それぞれの査定期間は以下の通り、夏ボーナスが6月支給か7月支給かで変わってきます。

・6月支給の場合

6月支給分の査定期間(前年11〜4月)
12月支給分の査定期間(当年5〜10月)

・7月支給の場合

7月支給分の査定期間(前年10〜3月)
12月支給分の査定期間(当年4〜9月)

それぞれ半年間の査定期間が設けられています。

査定期間の終了日から支給日までに1~3か月余り余裕がありますが、この期間は賞与の処理期間となります。社員数が多い大企業などでは、各社員の査定基準のデータなどの収集やその計算、そして計算後の振込処理をするだけでも大変時間と手間がかかるので、時間的な余裕を作っているわけです。

ちなみに、ここで紹介した査定期間はオーソドックスな事例の紹介です。会社ごとに、査定期間にもバラつきがあることはあり得ますので、自社の賞与規定を確認されることはオススメします。

転職直後のボーナスは貰えない?

転職を控えている方は、「転職後、初めてボーナスがもらえるのはいつ?」という疑問が頭に浮かぶのではないかと思います。

これは「算定期間のタイミング」と「試用期間がの算定期間に含まれるかどうか」によって大きく変動する可能性があります。たとえば、試用期間は算定期間に含まれない場合、満額支給が1年後になることも。多くの場合、転職後最初のボーナスは金額が少ないため、あまり期待しすぎずに「気持ち程度」だと考えておくべきでしょう。

査定期間と支給時期に空白の期間があるため、ボーナス時期の前月にがんばっても直近のボーナスに影響がない

たとえば7月のボーナスで少しでも、もらえる金額を増やそうと考えて、5月や6月に慌てて業績を追っても、直近の7月支給ボーナスには影響はありません。上の査定期間で見れば、5月や6月のがんばりがボーナスとして評価されるのは、その年の12月支給分だからです。

つまり少しでもボーナスの査定を良くしようとするならば、駆け込みではなく、継続的に努力を続けるしかない、ということも分かります。

業績賞与とボーナスの違いは?退職時はどうなる?ボーナスに関するQ&A

業績賞与はボーナスとは違う?

ボーナスというのは、支給するもしないも、企業の裁量に任されています。なので、一般的には年に夏と冬の2回賞与が多いものの、年に3回以上支給しても問題ないわけです。ボーナスが多い企業は、採用活動が有利に進めやすいというメリットもあります。

この3回目の賞与については、業績賞与としているところが多いようです。業績賞与(決算賞与)と夏冬の一般的なボーナスが違うのは、予算に組み込まれているか否かです。

夏冬のボーナスは年間の計画数値の中に計上されている「予定されていた支給」ですが、業績賞与というのは、予定していたよりも利益が大きく出たので、それを原資にして支給する「予定されていなかった支給」ということになります。

会社にとっても、社員にとってもかなりハッピーな「想定外」ということができます。

退職予定でもボーナスはもらえる?

退職予定の社員でも、賞与の支給日に会社に在籍しているならば、ボーナスはもらえます。

ただ、注意しなければいけないのは、退職するという意思を表明した途端、会社によっては、その人の賞与査定を落とす、というようなことをされる危険性もあるということです。

退職の意思を表明するのは、賞与の計算が終わった頃を見計らってするようにしたいものです。

ボーナスの分割支給はあり?

ボーナスの分割支給を行っている会社もあるようです。通常年2回のところを総額は同じで毎月支給にする、といった具合に運用しています。

しかし、年2回にまとまった額が受け取れるからこそありがたみのあるボーナスが単なる給料の上乗せとなり、生活給の一部のようになってしまうのは味気ないと言えば味気ない気もしますが。

新入社員はいつからボーナスがもらえるの?

一般的には、1年目の6月下旬から7月上旬の間に初めてのボーナスをもらえます。

ただし査定期間が短いため、金額は少額になることが多いです。査定期間いっぱいの満額を受け取れるようになるのは冬(12月上旬)からなので、それまでは「寸志」という形で支給されることもあります。

年俸制の場合、ボーナスはどうなるの?

年俸制の場合は、年俸額ぶんを超えて給与や賞与が支給されることはありません。つまり、年俸360万円なら毎月30万円が給与となり、ボーナスの支給はありません。

ただし、まれに年俸360万円のうち毎月の給与を25万円にして、残りの金額をボーナスとして支払うなど「ボーナス風のシステム」で支給する企業もあります。

ボーナスが支給されたら、自分でも計算してみよう

ボーナスを規定する法律は存在しないため、企業が独自のルールで金額を定めて支給するパターンが多いようです。計算方法や評価の基準は「就業規則」的なものに記載されていると思いますので、ボーナスが支給された際に「なぜこの金額になったのか」を考えてみてもよいでしょう。

さらに、「どうすれば評価を上げられるか」「そもそも評価の基準は適正なのか」といった本質的な部分まで考えてPDCAを回せば、ボーナスの金額を上げることができるかもしれません。

 


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近岡 一磨

近岡一磨

☆キャリアに関するブログ更新中☆//リアライブ創業メンバー/20代に特化した転職支援会社の事業責任者/社員数4名の折大学1年時に長期インターンシップとしてジョイン/大学2年の時に内定承諾/年間MVP最多取得/累計数千名支援/年間読書量1500冊超え/キャリア面談受付中!詳細はこちらをクリック⇒ https://job-tryout20.com/

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