新卒就活と同じじゃダメ。転職先の探し方、3つのコツ
2017年12月4日 Posted by 編集部


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転職を考えているそこのアナタ、まさか新卒の時に使った就活本を、また手に取ったりしてないですよね?
転職活動は、新卒の就職活動とは全く違います。転職先の探し方は、転職理由や目指す職種などによって一人一人に合わせて最適な方法を考える必要があります。さらに、転職ならではの、気をつけるべきポイントも。
上手な転職先探しに必須の3つのコツをご紹介します。
コツその1:状況に合わせて、求人情報の探し方を変える
就活サイトに登録して、説明会に出て、エントリーシート提出に集団面接……といった具合に時期や方法がだいたい決まっていた新卒就活とは異なり、転職先の探し方は人それぞれ。
転職先の探し方としては、主に以下の4つがあります。それぞれの方法の特徴を理解したうえで、自分に合った手段を選択することが大切です。
転職サイト
求人情報を提供しているWebサイトから、応募したい求人を探す手段です。「転職サイト」でネット検索をかけると、数多くのサイトが見つかります。
数多くの求人を手広くあつかう大手の求人サイトから、特定の職種や地域の求人に特化したサイトまで、各サイトの特徴は多岐にわたります。「飲食業の求人」や「看護師の求人」といった特定職種に特化したサイトや、「第二新卒の求人」「マネージャークラスの求人」といった応募者の属性に特化したサイトなどを上手く活用すれば、自分の希望する転職先を効率よく探すことが可能になるでしょう。なお、ほとんどのサイトは無料で登録・利用できます。
転職サイトを利用するメリットは、自分のペースで、じっくりと求人を見較べることができるという点にあります。デメリットとしては、応募書類や面接などの対策は原則として自分で行わなければならないということです。この点、次にご紹介する「転職エージェント」では選考を通過するためのアドバイスも実施しています。
転職エージェント
転職エージェントとは、転職活動のサポートをしてくれる人材紹介会社です。
転職希望者一人ひとりに専属のキャリアコンサルタントがつき、転職に当たっての希望条件を面接や電話でヒアリングしたうえで、条件に合った求人を紹介してくれます。さらに応募書類の添削や模擬面接を実施してくれたり、選考試験への同行や、選考日程の調整、就業条件の交渉なども担当してくれるケースもあります。転職エージェントの担当者は企業に直接出向いて求人案件を獲得しているため、求人企業が選考で重視するポイントや過去の内定者の傾向を熟知していることも多く、的確なアドバイスを期待できます。転職エージェントにも職種や転職希望者の属性に特化したエージェントが存在しており、特化型を活用することで、いっそう効率的に転職活動を進めることができるでしょう。
なお、転職エージェントのほとんどは、登録も利用も無料です。これは、求人掲載企業からの成功報酬が転職エージェントの収益になっているためです。
ハローワーク
ハローワークは公的な職業紹介所で、全国各地に設置されています。中小企業や個人商店など地域に根ざした求人の紹介を得意としています。
居住地の近辺や地元など、特定の地域内で転職を考えている人にはハローワークの活用がおすすめです。求人の紹介だけでなく、応募書類や面接の対策講座などを開いているハローワークもあるため、上手く活用するとよいでしょう。規模の大きなハローワークでは、若手向けや中高年向けなど、年齢や属性ごとに提供するサービスをきめ細かく分けているケースもあります。
こうしてみるとメリットの多そうなハローワークですが、無視できないデメリットがあります。ブラック企業の求人がまぎれ込んでいるケースがあるのです。その理由のひとつは、企業がハローワークに求人案件を登録したり、ハローワーク経由で採用を決めても、報酬や費用が発生しないこと。もし民間の転職事業者を経由して採用するなら、数十万円単位の費用がかかるのが一般的です。さらに、ハローワークは現状では、企業の求人登録を拒否することはできません。社員の入退社の頻度が多いブラック企業にとって、ハローワークは求人費用を抑えるために欠かせないのです。このような事態に対応するため、労働関連法規に繰り返し違反するようなブラック企業の求人登録を拒否できる制度が導入される予定(出典:共同通信)ですが、導入が実現するのは2017年から「3年以内」とまだまだ先。2017年12月現在では、ブラック企業への転職を避けるには、求人票の記載を参考に各企業を慎重に吟味していくしかありません。
知人や先輩の紹介
転職を希望する企業に勤務している知人に、勤務先への紹介を頼む方法もあります。お互いの性格や業務経験を熟知している人からの紹介であれば、企業と自分の希望とのミスマッチを防ぐことが可能になります。
新卒での就職活動ではあまり考えられない方法ですが、中途採用では意外に多くの人がこの方法で転職を果たしています。とくにベンチャー企業では業務経験のほかに社風とのマッチングも重視される傾向があるため、有効な手段といえそうです。
コツその2:働く上でゆずれない条件と優先順位を決める
転職と新卒の就職活動の大きな違いは、転職希望者には、社会経験にもとづく「働く上でゆずれない条件」があるということ。実際に社会人として働いてみての実感なのですから、働いたことのない新卒者の考える条件とは、重みが違います。
したがって、自分に合った転職先を探すためには、あらかじめ「働く上でゆずれない条件」を整理しておきましょう。転職エージェントやハローワークで転職相談をする場合にも、明確な条件がなければ、的確なアドバイスをもらうことはできません。
具体的には、以下の2つのポイントを整理しておくことをおすすめします。
ポイント1:働く上でゆずれない条件を決める
次の職場ではどのような条件で働きたいか、具体的に条件を洗い出してみましょう。たとえば、次のような項目について、自分なりの条件をまとめて整理しておくことをおすすめします。整理するコツは、まず、転職を考えた理由に関連する条件を固めること。長時間労働が原因なら勤務時間を、キャリアアップが理由なら担当業務の範囲を、まずは検討しましょう。
- 担当する業務内容および責任範囲・肩書など、キャリアに関する条件
- 勤務時間や勤務日数、有給休暇などの労働条件
- 年収(給与・残業代・賞与・交通費)に関する条件
- 福利厚生や各種手当に関する条件
ポイント2:希望する条件の中で優先順位をつける
ひと通り条件の洗い出しが終わったら、そのなかで優先順位をつけてみましょう。「これは絶対に外せない」という条件を最優先とし、そのほかの条件は、妥協できる条件か否かという観点で優先順位をつけます。
もし、希望する条件が多くなり過ぎてしまった場合は、「キャリアに関する条件」や「労働条件」「年収に関する条件」といった大きな括りで考えを整理するところからはじめましょう。何のための転職か、ということを考え、本来の目的を見失わないためにも、希望条件と優先順位の整理が重要となります。
コツその3:ブラック企業を回避する切り札はコレ!
転職で絶対に避けたいのは、ブラック企業に就職してしまうこと。転職活動の末に前職よりもヒドい職場に移ってしまったのでは目も当てられません。一般に転職回数は少ないほうがよいとされるため、ブラック企業に就職してしまうと、再度の転職を決意するのには大きな心理的負担がかかってしまいます。新卒でブラック企業に就職してしまった場合よりも、ダメージは大きいといえるでしょう。
ブラック企業の特徴
まず、ブラック企業の特徴を整理しておきます。
- 社員が入社後すぐに辞めるケースが多いため離職率が高い
- 労働内容に対して支払われる賃金が極端に低い
- 労働基準法に則った労働時間の管理が行なわれていない
- 残業をした場合に適切な残業代が支払われていない
- 昇給や昇進制度がなく、社員が使い捨て状態となっている
- 有給休暇制度があっても、実際に運用されていない
転職前にブラック企業を見極める方法は?
・公的資料から調べる
ブラック企業が社会問題化している近年、国もブラック企業の撲滅に躍起になっており、労働関連法規違反で行政指導を受けた企業などを公表しています。これを利用しない手はありません。厚生労働省は定期的に「労基法違反に関わる公表リスト」を更新しています。このリストはいわば「バレてしまった企業」が掲載されているだけで、全てのブラック企業が網羅されているわけではありませんが、参考にはなるでしょう。
逆に、国お墨つきのホワイト企業を調べる手もあります。厚生労働大臣の認定する「ユースエール企業」は若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業です。このリストのなかから転職先を選べば、ブラック企業に遭遇する確率は劇的に低下するはずです。
・ハローワークへの求人の登録回数を調べる
上でご紹介したようにブラック企業は離職率が高いため、ブラック企業は人員補充のための求人を頻繁に行っています。また、費用の節約のため、求人の手段としてハローワークを活用しているケースが多くあります。そこで、ハローワークでの求人登録の回数を調べることで、ブラック企業の確率が高い企業を回避できそうです。
具体的には、ハローワークの職員に直近数年間の求人案件の登録状況を教えてもらうことができます。また、ハローワークに出向く時間がない場合は、インターネット上で過去の登録状況を調べることのできるサイトなどもあるようですので、活用してみてください。
・口コミサイトを利用する
転職まえに企業の評判を調べる方法として定番なのが、口コミサイト。ただしその使い方は意外に難しく、辞めた社員の大げさな書き込みや、組織的な擁護の書き込みなどが入り乱れるなか、情報の真偽を見抜くのは難しいようです。
まとめ
転職活動で納得できる結果をおさめることができるよう、自分に合った転職先の探し方のポイントを紹介しました。いずれも重要な事項ですので、チャレンジしやすい項目から取り掛かり、もれなく実践してみましょう。

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