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「仕事が辛いから辞めたい」のは甘えなの?仕事での甘えの境界線の引き方

 2020年4月2日  Posted by  編集部

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「仕事が辛いから辞めたい」、「妊娠したから辞める」と言うと、必ず「それは甘えじゃないか」と周りから言われたり、自問自答したりすると思います。それらの理由は甘えなのでしょうか?「甘え」と「甘えじゃない」の基準はどこにあるのでしょうか。今回は、甘えと捉えられてしまう理由と判断基準について考えてみたいと思います。

「甘え」とは

甘え自体は人に必要なスキル

甘えについて、精神科医の土井健郎氏は「人間関係において、相手の好意をあてにしてふるまうことである」と定義しています。
(土居健郎(2001)『続「甘え」の構造』弘文堂.)

仕事に限らず、自分の行動はなんらかの影響を相手に与えます。その相手のことを気遣い、「嫌な思いをさせないか」などの配慮をすることは当然でしょう。こうした配慮を「相手から好かれている」ことを前提に怠った行動をすることが、「甘え」です。

こうした行動は、一見よくないように見えますが、社会で生きていくうえでは必要なスキルでもあります。深い信頼関係を築く上で甘えが必要なタイミングはありますし、甘えられないことによる精神バランスの乱れなども起こりがちです。

仕事にも甘えは必要

仕事における人間関係は、お互いの好意によって成り立っているのではなく、目的によって意図的につくられています。一方で、ビジネスシーンにおける甘えは至るところにあります。

トラブルによる緊急対応、顧客からのちょっとした追加のオーダー、仕事終わりに愚痴を聞いてもらうための呑み会……。特に日本の企業では、お互いの甘えによって成立している業務や関係性は無数にあります

仕事にもある程度の甘えは必要だということがわかりますね。では、なぜ「辛い」という理由で仕事を辞めたいと思うことが「甘え」になってしまうのでしょうか?

仕事を辞めたいと「甘え」なの?

辞めることが甘えと捉えられてしまう理由

仕事を辞めることそのものが甘えと直結するわけではありませんが、仕事を辞める前にどのような“甘え”が生じていたかが仕事を辞めることの印象を変えます。

新卒社員がすぐに辞めることや、妊娠を理由に辞めることを安易に「甘えだ」と決めつけるのは会社側にも非がありますが、今まであなたが行ってきたことを含めて判断されるとしたら、どうでしょうか?

辞めることを「甘え」と捉えられてしまう理由は今までの積み重ねにあるかもしれません。

些細な甘えも回数が増えるとストレスに

大人が否定的な意味で使う「甘え」は、一度の甘えではないことがほとんどです。甘える相手を間違えている、甘え方を間違えているなど、甘えることに慣れていないことが生み出すミスが重なり、回数を増すことで、相手にストレスをかけていきます。

社会人として当たり前の時間管理を怠っていませんか? 周囲への気遣いは足りていますか? プロジェクトの進め方が自分本位になっていませんか? さまざまな事柄を落ち着いて考えてみると、あなたが上司や周囲にかけた甘えによるストレスは意外と多いかもしれません。

仕事を辞めることは甘えではない

やむを得ない事情で仕事を辞めることは甘えではありません。適性のない職業からはそうそうに手を引くべきですし、妊娠などの理由があるならば自分に後悔のない選択をすべきです。

少しストレートな言い方になりますが、どんなにあなたが会社に貢献していたとしても、あなたが辞めることで会社が潰れることなどめったにありません。あなたが担っている役割は、他の人が代替することができます。

甘えではない退職のコツは、仕事を辞めることで周囲に過度なストレスをかけないことです。完璧にはいかずとも、あなたの配慮次第で退職はスマートにできます。

事例別「甘え」だと思われてしまう退職理由

では反対に、「甘え」だと思われがちな退職理由とはどんなものなのでしょうか。事例別に見ていきましょう。

朝起きるのがつらい

朝早く起きることは、結構難しいものです。会社員だと毎朝決まった時間に出勤しなければならないわけですが、朝の血圧が低めの人にとっては早起きは苦行となります。たまに早起きに成功しても、それを習慣化するのは簡単ではありませんよね。

しかし、朝起きられないことを理由に退職を決めてしまうことは、ほとんどの場合「甘え」として突っぱねられてしまうことでしょう。

ミスをして叱られるのがイヤ

上司に叱られるのが好きという人は中々いないと思いますが、みんながみんな「同じようにイヤ」であるわけでもありません。「レジリエンス」や「ハーディネス」と呼ばれる、ストレス耐性に関する性格特性は、人によって強弱がさまざまです。怒られるとひどく心にダメージを受けてしまう人もいれば、まったくストレスと感じない人もいるのです。

とはいえ、やはり「叱られるのがイヤ」という意見はなかなか通らないもので、こちらも甘えだと思われることが大半です。

なんとなくやる気がおきない、だるい、つまらない

「今日はなんだかやる気が起きないな」「仕事がつまらないな」という日は誰にでもありますが、それが毎日続くようでは仕事との相性が悪いとしか思えません。

しかし、このように言語化できない「だるさ」みたいな精神状態は、他人の理解を得るのが困難です。「なぜやる気が出ないのか」が自分でも分からないため、「そんなの甘えだろ」と言われても反論できず、さらに辛い思いをしてしまいます。

苦手な上司や先輩がいる

職場に10人もいれば「自分と馬が合わない人」は1人くらい居ることでしょう。誰もが完全に自己開示しているわけではないので、パーフェクトな人間関係など存在しません。人によっては、嫌いな人が職場にいるだけで仕事を辞めたくなってしまうこともあるでしょう。

それが上司や先輩となると、相談できる人も限られてきます。仮に相談できたとしても「それくらい我慢しろ」と言われるかもしれない。そう考えると、1人で抱え込んでしまうのではないでしょうか。

甘えているというのは、どんな状態?

もう少し根本的に考えてみます。そもそも、仕事に限らず「甘えている」とはどんな状態を指すのでしょうか。

依存している

「実家に住んでいる」「彼氏がいないと生きられない」といった状態は、一般的に「甘え」と批判されてしまいます。その理由は、これらの状態が「何か(誰か)に依存している」と考えられるからです。依存すること自体は悪いことではありませんが、ひとつのものに集中して依存してしまうと、依存先を失ったときのダメージが大きくなってしまいます。

自分のことしか考えていない

社会人として活動していくためには、他人への想像力が必要とされます。この仕事をしなかったら誰かが困るかもしれない、この人が怒っているのは自分に原因があるのかもしれない……といったように、多少なり自己犠牲的な考えを持たないと人間関係は上手くいかないことが多いのです。自分のことしか考えず、「面倒だからいいや」「自分は悪くない」という思考のままだと、巡り巡って自分自身が困ることが増えてしまいます。

目の前の問題と正面から向き合っていない

生きていれば、仕事に限らず「できれば逃げたい」という状況が訪れます。嫌いな上司と会わなければいけないとか、浮気がバレてしまったとか、お金がなくて仕方がないとか。たまには逃げることも重要ですが、エイヤっと勢いをつければ耐えられるような小さいことからも逃げていると、いわゆる「逃げグセ」がついてしまいます。こうなると、「あなたは甘えている」と言われてしまうことが増えるのです。

「甘え」で辞めようとしているかどうかを、どうやって判断する?セルフチェックする3つのポイント

退職を検討するとき、「自分の退職理由は甘えなのか?そうでないのか?」と不安になる方も多いでしょう。できれば甘えで辞めたくない、と考える方のために、セルフチェックできる項目を用意しました。

問題を積極的に解決しようとしている(やれることはすべてやった状態)

現在の職場でやれることをすべて試し、その結果「これはもう退職するしかない」という考えに至ったのなら、それは甘えではありません。

自分が抱えている問題に対して積極的にぶつかり、手を尽くした上での退職であれば、自分でも後ろめたさを感じることなく退職できるでしょう。あくまでも問題の解決のために退職するのだ、という自信を持てるかどうか。ここがひとつの条件となります。

仕事への責任を果たしている

実際のところ、誰がどんな理由で退職しようが自由なのです。それよりも自分の仕事に対して責任を感じていて、退職にあたってその責任をまっとうするかどうかのほうが遥かに重要です。

人がひとり退職するときには、引き継ぎを含め、想像以上の作業量が必要になります。それらを受け入れ、今後の業務に支障が出ないように率先して責任を果たせば、甘えによる退職だと思う人は誰もいないでしょう。

仕事に限界を感じていて、将来が見えない

いわゆる、「もうだめだ」の状態です。「現在の職場でキャリアアップすることは難しい」といった職場への限界、「いろいろ頑張ったけど自分には向いていない」といった仕事への限界、「会社に出勤する気がまったく起きない」といった自分への限界。これらの壁にぶつかってしまった時は、正直、仕方のない撤退なのです。

ここまで来ると、もはや「甘え」というレベルではありません。「限界だ」と感じた時は、無理をするよりも、自信を取り戻すために休暇を取るべきだと考えましょう。

「甘え」と言われない退職のために

仕事における正しい甘え方を知る

仕事を辞めるときに「甘えだ」と責められないためには、辞める前に仕事における正しい甘え方を知ることが大切です。

労働量の多さや内容の難しさを相談することは、正しい甘えです。リスクヘッジのために誰かに頼ることは必要です。一方で、守らなければならないルールやビジネスパーソンとしての礼儀をわきまえないことを、何かのせいにして貫くのは甘えでしょう。

周囲に配慮した退職を心がける

退職を決めた場合は、少しでも退職後の職場に負担をかけないよう、業務の引継ぎに責任を持ちましょう。組織でおこなっている業務は、ほとんどの場合、引継ぎがスムーズであれば何のダメージもなくこれからも進行していきます。

辞めることを後ろめたく思わない

どんなにあなたが意識しても、なかには「甘えだ」と責める人もいるでしょう。それはそれで構いません。冷たい言い方ですが、あなたが辞めたことに「甘えだ」と言う人がいたところで、あなたの今後の人生には何の関係もありません。

あなたが、あなた自身のなかでしっかりと周囲を気遣い、万全の準備をして会社を辞めるならば、後ろめたく思わず胸をはって退職すれば良いのです。

「甘え」の境界線を知り、辞め方を考えよう

仕事を辞めることと甘えが直結するかのような勘違いをしてしまうと、本当に辛い状態を長引かせてしまい、耐えられないほどに自分を責めてしまう人もいます。しかし、それであなた自身の身心やキャリアが取り返しのつかない状態になることは、避けなければいけません。

仕事における甘えとは何なのか、自分が甘えているのはどういう状態なのかを明確に知っておくことで、無駄な不安を払拭し、気持ちよく会社を辞める方法を模索しましょう。


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