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「いい仕事」とは何なのか?自分にとっての「働く意味」を見いだすためには

 2018年4月19日  Posted by  編集部


「いい仕事」とは、どんな仕事のことを指すのでしょうか。お金、プライベート充実、自己実現、承認など、人はさまざまな目的を持って仕事を行なっています。今回は「いい仕事とは何か」から始まり、「人にとって仕事とは何か」という大きなテーマについて述べていきます。

みんなにとっての「いい仕事」って?

給料がいい仕事

まず、もっとも簡単に思いつくものが「給料の高さ」です。仕事内容が面白いものであっても、給料が低ければ「いい仕事ではない」ということは、感覚的にわかりますよね。しかし「給料の高い仕事がいい」と言っている人は、決して石油王のような超高収入になりたいというわけではないでしょう。なんとなく、自分の労働に見合った対価がきちんと支払われるような仕事、それを「いい仕事」と考えていることと思います。

また「給料の高さ」という条件を考えるときに忘れてはいけないのが、年功序列というシステムです。日本においてはまだまだ年功序列の思想は根強く残っており、入社してすぐに高い給料を得るのは困難です。成果主義の企業であっても、未経験では成果を残すことは難しいでしょう。つまり、「始めたばかりの仕事の給料は基本的に低い」ということを頭に入れておく必要があります。

残業が少ない仕事

「給料が高い仕事」が、必ずしも「時給が高い仕事」「単価が高い仕事」であるとは限りません。労働時間を長くし、時間をかけて月収・年収につなげるタイプの仕事も、いわば「給料が高い仕事」に入ることがあります。

そのような仕事は長時間労働になり、残業も多くなることでしょう。毎日毎日疲れてどうしようもなかったり、プライベートの時間が全く取れなくて不満を覚えるようであれば、これも「いい仕事」とは言えないですよね。

安定感のある仕事

いい仕事の条件に、「給料」でも「労働環境」でもなく「安定感」を挙げる人もいます。

しかし、「安定感」とは具体的に何を指すのでしょうか。「倒産の心配がない」であれば大企業のほとんどがそうですし、「リストラがない」「給料が安定して支払われる」であれば公務員が当てはまります。また、「業界の需要が十分にある」ことを安定感があると考える人もいるでしょう。

この「安定感」というものは人によって異なりますが、共通して見える考え方は「安心して働き続けられること」です。2017年、かつて「安定した仕事」の代表だったメガバンク3行(みずほFG三菱UFJFG三井住友FG)が3万人超の人件費削減を打ち出したこともあり、安定感は重要な条件と考えられています。

労働と考えるか仕事と考えるか

一生遊んで暮らすのは幸せ?

こんな場面を想定してみましょう。あなたは突然なにかしらの理由で5000兆円を譲り受けることになり、その代わりに「仕事を禁止」されました。5000兆円ともなれば、死ぬまでのあいだ毎日遊んで暮らすことができるくらいのお金ですから、まあ働かなくてもお金に困ることはありません。

しかし、果たしてこの状況は、本当に幸せと言えるのでしょうか。仕事をせずに遊んで暮らすというのは、いわば「消費」だけをしている状態です。スポーツに例えれば、「勝ち」が決まったあとの消化試合。RPGに例えれば、武器やアイテムを全て手に入れてしまった状況。

スポーツやゲームが面白いのは、「これからどうなるか分からない」からです。どうなるか分からないから、努力したり挑戦したりする。勝敗も重要かもしれないけど、プレイすること自体が目的でもあるのです。人生においても、そのようなことが当てはまるとは思いませんか。

多くの人は「労働」を求めているわけではない

「働きたくない」「仕事やめたい」と言う人に「じゃあ、やめればいいんじゃない?」とアドバイスすると、決まって「だって、飯を食うにはお金が必要で、そのためには働かなければいけないじゃないか」と返ってきます。

単純にお金を稼ぐための手段であるならば、それは仕事というよりも「労働」です。労働は仕事のひとつの要素ではありますが、それによって得られるのはお金だけ。

しかし実際のところ、現代の日本は社会保障が手厚いので、働かなくても死ぬことはありません。「働きたくない」と言う人もそれは理解していると思うのですが、なんだかんだ仕事を辞めないのは、やはり「仕事」という活動を通して達成感や承認を得たいと考えているからです。

自分にとっての「いい仕事」とは何かを考えてみよう

楽しい、参加している、必要とされている実感はありますか?

「参加している感じ」「必要とされている感じ」をしっかりと実感できているかどうかは、仕事に楽しさを見出すための重要な要素です。ワークライフバランス的に「仕事は楽しくないが、プライベートが充実していればよい」と考えるのもよいですが、仕事は人生でも大きな割合を占めるもの。また社会人の1日は睡眠と仕事がほとんどで、プライベートの時間は少なくなってしまうのではないでしょうか。そんな中、イヤイヤ仕事をこなすのは何だかもったいない気がします。

しかし、仕事自体に「居場所感」があり、楽しさを感じられれば、人生のうち幸せでいられる時間が長くなる。みなさんは、現在の仕事にどのような価値を感じているでしょうか。

大切なのは、自分なりの「働く意味」を見いだすこと

これまで述べて来たように「働く意味」は人それぞれで、お金だったり、承認だったり、自己実現だったりします。どれが正解、ということはありませんし、どれか一つを選ばなければいけないわけでもありません。

結局は、自分なりの「働く意味」を見いだし、満足できればいいわけです。働く意味は、以下のようなステップで具体化していきましょう。

  • 問:「なぜ働くのか?」 答:「お金がほしいから」
  • 問:「なぜお金がほしいのか?」 答:「生活を安定させたいから」
  • 問:「なぜ生活を安定させたいのか?」 答:「気兼ねなく趣味を楽しみたいから」
  • 問:「なぜ趣味を楽しみたいのか?」 答:「趣味に没頭している間は幸せを感じるから」

最初は「お金のため」だと思っていた仕事が、「生活を安定させ、趣味に没頭して幸せを感じるため」であることがわかりました。このように考えていくと、自分なりの働く意味や目的を明確にすることができますし、仕事に対する意識も変わっていきます。

 

同じ仕事を行なっていても、その仕事を「良いもの」と捉えるか「悪いもの」と捉えるかはその人次第です。つまり、絶対的に「いい仕事」というものは存在しません。自分なりの働く意味を見いだし、「自分にとってのいい仕事」はどんなものかを考えてみることが重要です。


市根井

市根井

1994年生まれ群馬県在住、新卒でいきなりフリーライターになりました。 群馬メディア「gooma」、観光メディア「SPOT」などで記事を書いています。得意分野は地方・フリーランス・WEBなど。 http://gooma.jp

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