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履歴書には運転免許をどう書けばいい?正しい記載方法を解説

 2017年12月4日  Posted by  編集部


履歴書に記載する「資格・免許」の欄ですが、重要なものから記入すればよいことはわかっていても、運転免許は書くべきか、どのように記載すべきか理解していますか? 履歴書への運転免許の記入方法について解説します。

運転免許は全部で15の種類


自動車の運転免許の種類は、全部で15種類です。通常の運転に必要な「第一種」免許と、乗客を運ぶバスやタクシーなど運転や代行運転に必要な「第二」種免許があります。

第一種免許

自動車は車両総重量の違いによって、普通、準中型、中型、大型の4種類と特殊車両(小型・大型)、牽引に分類されています。また、二輪車は総排気量により原付、普通、大型の3種類に分かれています。取得済の運転免許の種類は、免許証表面の「種類」の欄に、略号で記載されています。略号と正式名称は以下の通りです。

普通…普通自動車免許

日本の自家用車は、ほぼこの免許で乗ることができます。一般的な「営業車」を運転する場合に必要なので、ドライバー以外の職種で「免許証はあるか」と聞かれたら、これのことを指していると思って良いでしょう。50cc未満の原付(原動機付自転車)もこちらの免許で運転することができるため、ピザや郵便物の配達をすることもできますよ。

※また、現行の普通免許では小型トラックを運転することができなくなっています。

準中型…準中型自動車免許

若者の雇用促進のために新設された免許で、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満の自動車を運転することができます。車両総重量ですので、基本的に4トントラックは運転することができません。エルフ、キャンター、ダイナなどの「2トントラック」に関しては、こちらの免許でほとんど運転することができます。現行の普通免許では運転できない、ごみ収集のパッカー車、高所作業車、宅急便トラックなどを扱う場合は必要になります。

中型…中型自動車免許

こちらの免許では、乗車定員11人~29人マイクロバスをはじめ、中型のトラックを運転できるようになります(ただし、営業運転以外)。木材、引っ越しの家具を運搬する場合、多くはこちらの中型免許を取得することになります。ちなみに「8トン限定」の場合は、「総重量8トン」までのトラックが運転できるので、8tトラック(積載量8t)を運転することはできません。また定員に関する規定もあるため、限定解除しなければマイクロバスを運転することもできません。

大型…大型自動車免許

車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上、乗車人員30人以上のいずれかを超える自動車を運転する場合に必要な免許です。いわゆる、10トントラックと呼ばれる車を運転することができます。長距離で大量の荷物を輸送する場合や、大きな建設資材などを運ぶためには大型トラックが必要になります。

ちなみに大型バスを運転するには、のちに登場する「大型自動車二種免許」の取得が必要になります。

普自二…普通自動二輪車免許

いわゆる、中型バイクを運転するための免許です。郵便やピザを配達するためのバイクは大きくても110ccですので、この免許で運転することができます。また、この免許の1ランク下である「小型限定」を取得するだけでも、バイクを使った仕事には十分でしょう。

大自二…大型自動二輪車免許

中型バイクよりも排気量の大きい、大型バイクを運転するための免許です。これを取得すると、どんな二輪車でも運転できるようになります。仕事で直接的に必要になるのは、白バイの隊員くらいでしょうか。

原付…原動機付自転車免許

排気量に応じて、原動機付自転車を運転することができる免許です(500cc以下の原付は、普通自動車免許の取得でも運転できます。)。

郵便、新聞、ピザなどの配達は、基本的にこの免許があれば大丈夫です。

小特…小型特殊自動車免許

主に、農業用のトラクターを運転するための免許です。畑を耕すための農耕トラクタ、農業用運搬車などが該当します。ちなみに「フォークリフト」は小型特殊自動車には含まれないので、注意しましょう。

大特…大型特殊自動車免許

こちらの免許は、建築作業で使われるクレーン車やショベルカー、ロードローラー、ブルドーザーなどを運転するためのものです。また、農作業用のコンバインなどで特に大きいものはこちらの免許が必要になることもあります。建築系の仕事で重機を動かす作業に就く場合は、取得することになるでしょう。

け引…牽引自動車免許

750kg以上の貨物トレーラーや、台車に載せた荷物などを乗用車に連結させて動くような車を運転する際に必要になる免許です。運送関係の仕事で必要になる場合があるほか、タンクローリーや自動車運搬用のキャリアカーを運転するためにも必要になります。

第二種免許

第二種免許は自動車のみとなり、全部で5種類があります。略号と正式名称は以下の通りです。

普二…普通自動車第二種免許

「旅客を運送する目的で、旅客自動車を運転する場合」に必要となるのが、第二種免許です。つまり、第一種の「普通自動車免許」ではタクシーやハイヤーを運転することができません。そのため、タクシーや代行運転の運転手を目指す際はこの「普通自動車第二種免許」を取得する必要があるのです。

中二…中型自動車第二種免許

先に登場した中型自動車で、営業運転ができるようになる免許です。マイクロバスを採用しているところで必要になる場合があります。

しかし、こちらの免許はあまり直接的に活用する場面がないのも事実。ドライバーとして仕事をしたいのであれば、大型自動車第二主免許を取得したほうがコストパフォーマンスが高いです。

大二…大型自動車第二種免許

先ほどと同じ論理で、大型バスの営業運転をするための免許です。バスの運転手を希望している方は、こちらの免許を取得しなくてはいけません。またこの免許は、一般的に公道を走っている車のほとんどが運転できるようになる免許です。

大特二…大型特殊自動車第二種免許

大型特殊自動車の営業運転が可能になる免許です。とはいえ、この免許が必要になるような場面は現時点で存在しませんので、相当マニアックな方でないと取得することはないでしょう。

け引二…牽引自動車第二種免許

牽引自動車の営業運転のための免許ですが、こちらも同様に直接使用する場面はありません。

運転免許は正式名称で履歴書に記載


運転免許を取得している場合には、業務に自動車を使用するかどうかに関わらず、履歴書の「資格・免許」欄に記載します。
記載の際には、省略せずに正式名称を用います。ただし、一般的に取得することの多い第一種自動車免許については、「普通自動車運転免許」と記載し、第一種という部分は省略しても構いません。また、AT限定の免許については、記載義務はないものの、営業車両を運転する場合に問題となる可能性もあります。念のため、かっこ書きで記載しておくようにしましょう。

第二種免許を取得している場合は、「普通自動車第二種免許」というように、免許種別も一緒に記載します。第二種免許を持っていれば、同一ランクの一種の車の運転もできますので、上位資格である第二種だけ記載しておけば問題ありません。応募先によっては、免許種別が第二種であることは重要なアピールポイントとなります。

また、履歴書に記載する場合には、免許の取得日も必要です。履歴書全体で西暦か元号か表記を統一し、記入しましょう。

運転免許証には、二輪、四輪、二種の各区分の取得年月日は記載されていますが、区分における免許に最初の取得日しか確認できす、個々の免許については記載されていません。取得日を調べるには、警察署や免許センターにある端末で、免許証内のICチップの情報を確認しなければなりません。この際、免許証の暗証番号が必要となります。また、有料となりますが、運転免許経歴証明書を発行してもらうのもひとつの方法です。

運転免許記載方法の疑問を解決しよう


複数の運転免許や、特殊な運転免許を持っている人では、記載の方法に迷うこともあるでしょう。よくある疑問をQ&A方式でまとめました。

運転免許の記載順は?

複数の運転免許を取得している場合、基本的に取得日の古いものから記載します。数が多い場合は、大きいものを優先して記入します。

2017年の道交法改正前の免許の書き方は?

2017年3月12日から、普通自動車免許の分類が変更され、新たに準中型という免許の種類が登場しました。2007年6月2日~2017年3月11日に普通自動車免許を取得した人は車両総重量5tまで運転できますので、免許更新後には、「準中型自動車免許(5t限定)」という運転免許となります。2007年6月1日以前の取得者の場合も同様に、更新後は「中型自動車免許(8t限定)」に変わります。なお、更新前は、従来の名称を使用するか、「普通(現 5t限定準中型)自動車免許」と限定内容まで記載しておくとよいでしょう。

また新設前に普通自動車免許を取得した方は、今回の改正で免許証の取り換えや記載事項の変更をする必要はありませんので、安心してください。

(参考:警視庁 準中型自動車・準中型免許が新設されます

免許は全て記入しなければならないの?

免許は、取得していれば基本的には記入しますが、全て記入する義務はありません。業務上関係が深いと思われるものだけを選択して記入します。記入欄は限られていますので、ほかの保有資格とのバランスを考えたうえで選択しましょう。

運転歴がない場合には?

いわゆるペーバードライバーの場合でも、免許を取得している以上、履歴書に記入して問題ありません。ただし、免許所有者を条件としている求人の場合には、採用側に口頭で状況を添えておくのをおすすめします。

運転免許を含め、資格や免許が全くない場合は?

履歴書を空欄にするのはよくありませんので、特に無しと記入します。

現在自動車学校に通っている場合は?

ほかの資格同様、取得予定として書いて問題ありません。

まとめ

履歴書の「資格・免許」欄に運転免許を記載する場合には、省略せずに正式名称を用いることがポイントです。また、取得年月の記載も必要になりますので、わからないものがある場合には、事前に調べておくようにしましょう。


Rebe career 編集部

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