疲れがとれない…そんな時に疑う3つの病気
2018年5月25日 Posted by 編集部

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最近、寝ても疲れが取れない…そんな悩みを持っている人もいるかと思います。そんなときに「ただの寝不足だから」と油断してはいけません。実はとれない疲れには、病気のあらわれかもしれません。今回はなかなか疲れが取れないときに疑うべき3つの病気の病態や症状を紹介していきます。
(1)疲れが取れないときに疑うべき病気/睡眠時無呼吸症候群
「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)」は成人男性の約3~7%、成人女性の約2~5%にみられる、眠っているときに呼吸が止まる病気。Sleep Apnea Syndrome の頭文字を取って「SAS(サス)」とも呼ばれています。
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群は「睡眠時の無呼吸」と呼吸再開時の「大きないびき」が主な特徴。睡眠時に繰り返される呼吸停止により、体内の酸素が減っていきます。すると酸素不足を補うために心拍数や血圧が上がり、脳や心臓に大きな負担がかかってしまいます。この状態を放置すると、高血圧症や心筋梗塞など重篤な病気にかかるリスクもあります。
また、睡眠時に無呼吸状態だと脳や心臓などの臓器が夜間に休息をとることができません。長期的に見て、倦怠感や疲れがとれない原因となるほか、悪影響を及ぼす危険性があります。
睡眠時無呼吸症候群チェックリスト
- 家族や友人から、「いびきが大きい」と指摘されたことがある
- 最近かなり体重が増えた。または、肥満ぎみである
- あごが小さい、あごが引っ込んでいる
- 鼻がつまりやすい、鼻に病気がある
- 気がつくと口で呼吸している
- 高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある
- 毎晩のようにアルコールを飲むことが多い
- 喫煙者である
- 夜寝ているのに、日中に眠気がある
- 会議室や仕事中に、気付いたら眠り込んでしまったことがある
『図解 睡眠時無呼吸症候群を治す! 最新治療と正しい知識』白濱龍太郎著(日東書院)より引用
上記のチェックリストで病気に関するリスクを確認し、3項目以上でチェックがついた場合は医師に相談しましょう。
何科に行けばいい?
初診の場合は内科を受診しましょう。睡眠時無呼吸症候群はさまざまな診療科で受診が可能です。呼吸器科・循環器科や耳鼻咽喉科のほか、睡眠外来が設置されている場合、こちらで診察を受けてみてもいいかもしれません。
(2)疲れが取れないときに疑うべき病気/甲状腺機能低下症
疲れが取れないときに疑うべき病気の2つ目は甲状腺機能低下症で、どちらかというと女性に多く見られる病気です。
甲状腺機能低下症とは
甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌量が不足してしまう疾患です。病態としては甲状腺ホルモンが不足し、神経系や心臓、代謝など身体のさまざまな機能が低下します。具体的には、元気がなくなる、寒がりになる、むくみが起きやすくなる、便秘になる、白髪が増える、髪がぬける、疲れやすいなどです
しかし、機能低下が軽度の場合はどの症状も明らかではないため、診断が確定するまで長期間病気に気づかず、病状が進行してしまうことがあります。さらに、機能低下が深刻になると心臓の合併症が現れることもあります。
甲状腺機能低下症症状とチェックリスト
- 疲れやだるさがある
- 発汗減少
- 寒がりである
- 脈拍数が少ない
- むくみ(顔、眼、全身)
- 甲状腺が腫れる
- 体重が増加する
- 気力がない
- 皮膚が乾燥する
- 声が枯れる
- 眠たい
- 物忘れしやすい
- 動作が鈍い
- 髪の毛が抜ける
- 便秘
- 筋力が低下する
<引用>harecoco「甲状腺の病気」
甲状腺機能低下症を放置すると、心臓の合併症が現れることもあるので、上記のチェックリストを確認しましょう。4項目以上が数か月続くようならば、医療機関に相談をしてみましょう。
何科に行けばいい?
甲状腺機能低下症の疑いがある場合は、内分泌内科(内分泌科)を受診しましょう。近くにない場合は内科でも診察や検査をしてもらえます。
(3)疲れが取れないときに疑うべき病気/慢性疲労症候群
慢性疲労症候群は、身体が動かせないほどの疲労が6か月以上の長期間に渡って続き、日常生活に支障をきたす程になる病気です。Chronic Fatigue Syndrome という英語名から「CFS」とも呼ばれています。
慢性疲労症候群とは
慢性疲労症候群になってしまう原因は、実はまだわかっていません。とはいえ、これが原因ではないか、と考えられているものはあります。
私たちの身体は神経系、ホルモン系、免疫系の3つがバランスを保って稼働しています。しかし、ストレスをきっかけに神経系の働きに異常が生じ、後に免疫の動きが低下すると、潜伏していたウイルスが再活性化します。
そのウイルスを抑え込むために、身体が免疫物質を過剰生成します。この過剰生成された免疫物質が、脳の働きに影響を及ぼし、強い疲労感やさまざまな症状を引き起こすという説が有力です。特に症状が重たくなると、一人で歩くことさえ困難になるともいわれています。
慢性疲労症候群チェックリスト
- 疲労感がずっと続いている
- 眠れない、または寝すぎてしまう
- 微熱が続いている
- 頭痛や頭重感が続いている
- 関節が痛む
- 首等のリンパ節が腫れている
- 筋肉痛
- のどが痛む
- 筋力が低下している
- 集中力や思考力が低下している
- ぼーっとしてしまう
- 憂鬱になることが多い
- 意欲がわかない
- 寝ても疲れが取れない
- すぐに疲れを感じる
- 目が眩しい、目がくらむことがある
<引用>健康ぴた「慢性疲労症候群(CFS)とは?症状のセルフチェック!治療法は?」
上記の項目に何個以上あてはまったら危険という数字はありませんが、半分以上に当てはまる場合は医師に相談してみた方がいいでしょう。(ちなみに、私は10個チェックが埋まってしまったので、次回の健康診断で相談しようと思います、、、)。
何科にいけばいい?
疲労感が長期に渡りある場合は、内科を受診しましょう。慢性疲労症候群の治療法は確立されてはいませんが、現在、主流の治療として薬理療法や漢方処方、非薬理療法があります。的確な治療法が見つかってないことから、内科での治療では完治しないこともあります。その場合には、精神科で相談しましょう。
症状を放置するのは厳禁
疲れているだけだからと、そのまま放置してはいけません。いずれも放置すると、症状の悪化や合併症の危険性があります。病気かも…と感じたら無理せず近くの病院で診察を受けましょう。
どの症状も病気と直結するものではないですが、チェックリストと自分を照らし合わせて、速やかに病気を発見できるようにしてみてください。
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