今年で100周年を迎えたグローリー。就職偏差値・年収・平均勤続年数は?
2018年5月7日 Posted by 編集部

機械業の中でも通貨処理に特化しているグローリーは、2018年3月に100周年を迎える企業です。今回はそんなグローリーに就職・転職を考えている方に向けて、その就職偏差値や年収、平均勤続年数などについてまとめました。
グローリー:企業概要
企業データ
社名:グローリー株式会社
業種:機械
所在地:兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号
事業内容
グローリーは、銀行を中心とした金融機関向けの通貨処理機のパイオニアとして知られている企業です。そのほかにも情報処理機、自動販売機、電子マネーなどの通貨に関する機器の開発・製造・販売・メンテナンスを行う機械事業を展開しています。
1950年に大蔵省の造幣局から発注され、国内で初めて「硬貨計数機」を開発したことで有名なグローリー。現在では当たり前になっているシステムですが、それまで硬貨は人の手で数えられていたわけですから、大きな革命となりました。
この「(硬貨を)識別する」というノウハウを応用し、現在では「生体認証技術」や「会話プライバシー保護技術」も開発を進め、通貨以外の分野にも事業領域を拡大しています。
業界、会社の将来性
通貨関連をメイン事業とするグローリーですが、現在はそれだけではなく遊技事業(パチンコ)にも進出しています。遊技事業では遊技台以外の周辺機器(玉、両替機、プリペイドカードシステム)を主要製品としており、カードシステムにおいては2008年に業界2位まで上り詰めています(1位は専門企業の「日本ゲームカード」。)そして2012年に貨幣処理機の世界シェア4位のタラリスを買収してから急速に世界展開しており、ドイツやイタリアの同業種の企業も次々に買収しています。
また、2018年3月に創業100周年を迎えたグローリーは、特設サイトにて若手社員のインタビューを掲載しています。そちらでは、
- 労働力人口の減少
- 働き方改革の推進
を根拠に、「生産性の向上が求められる社会になる」ということが述べられています。生産性を向上することに関してはグローリーの得意分野ですから、これからさらに需要が高まることは必然といえるでしょう。
売上高
2225億8100万円(グループ連結)、2017年3月期
従業員数
3,246名( グループ総数 9,296名 )
グローリーの職場環境、社風
年齢・勤続年数・年収の平均
平均年齢:42.9歳
平均勤続年数:18.6年
3年離職率:9.4%
平均年収:712万円
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の就職偏差値
転職・就活のまどサラリーマンによれば、「就職偏差値ランキング2018卒【重工業・工作機械メーカー】」の中でグローリーの就職偏差値は55でした。これは、ダイフクやフジテックと並ぶ数値です。最高は67の小松製作所。
社風についての評判
「女性が働きやすい職場だと思います。定期的に女性だけでの会議、交流の場も開かれています」(在籍5〜10年、新卒入社の男性)
(Vorkers グローリー株式会社の「社員クチコミ」より)
「他の企業に比べると残業は少ないのではないでしょうか。部署にもよりますが。ワークライフバランスは比較的良いように思います。」(元社員の女性)
(就活会議 グローリーの口コミ/評判まとめより)
「海外営業部門に限りですが、営業、企画、マーケティングなどがまとまりこじんまりとしているので、何が起こっているかよくわかります。」(40代、非正社員の女性)
「敷地内の建物がほぼ10年以内に建ったもので非常に新しいです。それに伴い、デスク、いす、会議室もきれいだし、最新の設備も導入されています。」(40代、現社員の男性)
(エン転職・カイシャの評判 グローリーの口コミ/評価より)
この会社に就職・転職するのに向いている人
平均勤続年数が長く、平均年齢も高いグローリー。年収も比較的高水準で、一部の「隠れ優良企業」的な記事にたびたび名前の上がる企業です。では、そんなグローリーに就職・転職するのに向いているのはどのような人なのでしょうか?
長いスパンでスキルアップする意志のある人
グローリーは歴史ある企業で、その平均勤続年数は18.6年ということでした。グローリーの新卒採用ページにある「若手社員座談会」を見ると、保守や営業については1年目から現場に出るようですが、開発に関しては「スロースタートで、5年目くらいからメンターの先輩の言っていることが分かってくる」といった旨が語られています。先輩がメンターとなり、じっくり時間をかけて教育してくれる制度があることは伺えますが、それについていくためには長期的なスキルアップの意志が必要になるでしょう。
自分のやりたいことをアピールできる人
同じく若手社員座談会において、グローリーには「“自分が何をやりたいか”をアピールしておくと、挑戦させてくれる環境がある」と語られています。その時に担当が決まっていない案件だけでなく、通常はキャリアを積んだ社員が担当になるような案件でも立候補することで「手伝うからやってみろ」となる社風のようです。目標を持ち、それを上司に伝えることができる人材はグローリーに向いているのではないでしょうか。
ワークライフバランスを重視する人
がむしゃらに、ひたすらに働くことを良しとする体育会系企業では「ワークライフバランスを気にしない人」が向いているわけですが、グローリーはそうではないようです。採用ページの社員インタビューでは、「ワークライフバランスを最優先/周囲に同じ考えを持った人が多い」と語られています。18時半には「オフィスに誰もいない」という状況にもなるようなので、仕事とともにプライベートも大切にし、メリハリをつけて働ける人が向いていると言えるでしょう。
参考:グローリー株式会社 若手社員座談会|採用情報、 社員12|採用情報
グローリーの製品は、カフェのレジ、銀行の窓口、ホテルの顔認識システムなど、社会のいたるところに活用されています。日本の「当たり前」を支える、歴史あるこの企業に興味がある方は、ぜひ就職や転職の選択肢としてみてはいかがでしょうか。
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