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未経験の業種への転職にもまだ間に合う? 25歳の転職が有利な理由と転職を成功させるポイント

 2017年12月5日  Posted by  編集部


25歳といえば、22歳で大学を卒業して新卒で入社した会社で、ちょうど3年目に当たります。第二新卒枠で応募するなら23歳、24歳でもできますが、なぜ「25歳」が有利になるのでしょうか? その理由を考えてみたいと思います。

25歳での転職が有利な3つの理由

厚生労働省の取りまとめた、「若年雇用者を取り巻く現状」を見ると、企業が、新規学卒者や第二新卒(大学を卒業して、3年目までは一般的には第二新卒に含まれます)のような、比較的年齢の若い、若年雇用者に対して重視する項目は、熱意・意欲、コミュニケーション力、協調性、行動力・実行力、など、必ずしも、業務スキルが求められているわけではないということがわかります。

 

つまり、大学卒業後3年目・第二新卒までの若年者は実績があるほうが稀であり、スキルがなくてもキャリアチェンジなどで別の会社へ入社するチャンスは大きい、ということを指し示しています。

ですから25歳までの若手ビジネスパーソンは、入社したいと考えている業界や会社の求人情報などに常にアンテナを張り巡らせ、自分の熱意やコミュニケーション力などをアピールするチャンスを追求してみましょう。

若年雇用者を取り巻く現状

第二新卒の中でも、3年目に当たる25歳が有利になる理由は、主に以下の3つが考えられます。

1.ビジネスマナーが完璧に身についている

企業が第二新卒を採用するメリットのひとつとして、社会人としての基本的なビジネスマナーが身についており、教育コストをかけなくてもいいことが挙げられます。これが1年目の場合だと、まだ研修が終わったところでしょうし、2年目ではやっと実務で使い始めた段階なので、使いこなせているかというと、まだまだ怪しいところ。一方で、3年目ともなれば電話の対応から名刺交換まで、考えなくてもできるようになってますし、新人に教えたりアドバイスをすることも増えてきていると思います。こう考えるとやはり、「3年」の社会人経験があることが、企業にとっては安心なのです。

2.チャレンジ精神と吸収力がある

新卒よりは年齢が高いとはいえ、企業に所属している大多数の会社員の中では、20代前半は間違いなく「若年層」に分類されます。若いことのメリットはなんといっても、どんなことにも物怖じせずに挑戦できること。成長意欲が高いということもありますが、「これに失敗したら、これまでのキャリアを棒に振ってしまう」と思うだけのキャリアもないので、気持ち的にも挑戦しやすいのです。

また、ひとつの会社に長く所属した経験がないので、前の職場のやり方に染まってしまっていることもないですし、新しいことをぐんぐん吸収することができます。こうした資質があると企業側は考えているため、未経験の業界・職種であっても「やらせてみようか」となることが多いようです。

3.同業界または同職種なら、即戦力

転職サイトの求人情報をみると、中途採用(経験者募集)の最低条件として、経験2〜3年を設定しているところが多いことがわかります。つまり、3年の経験があれば、一定の知識やスキルを持った即戦力としてみなしてもらえる可能性が高いということ。特に、現在の会社でやっている仕事と同業界または同職種の場合には、より好条件で転職できるチャンスも増えます。

25歳の転職未経験者がアピールすべきポイント

上記した通り、25歳までの新規学卒者や第二新卒に対して、高い業務スキルや大きな仕事での成果を重視して採用活動を行っている会社はあまりありません。

第二新卒の採用選考での重視項目において、企業が、「熱意・意欲」を重視項目と選んだ割合が60.5%とかなり高いのに対して、「実務経験」は9.6%と比較的にかなり低い数字になっているという事実が指し示している通りです。

これは、第二新卒は相対的に社会人経験に乏しく、実績を上げられるほど長く働いているわけではないので、企業側としては、若年のビジネスパーソンにそれらを要求するのは、採用上不合理的だと考えているからでしょう。

裏を返せば、大学を卒業して3年目までの新規学卒者や第二新卒にとって、現時点においては業務スキルや実績がなくとも、意欲や熱意を面接でアピールできればキャリアチェンジなどで別の企業に入社できるチャンスだということです。

働いてみたい企業や業界があるならば、常にそこに自分なりの情報網を張り巡らせておいて、求人情報をチェックしておきましょう。

若年雇用者を取り巻く現状

では、25歳が第二新卒として初めての転職活動にチャレンジするときには、何をアピールしたらいいのでしょうか。効果的なアピールポイントをご紹介いたします。

同業・同職種に転職する場合のアピール

転職先が同業界・同職種である場合は、実務経験があるため即戦力として扱われることが多くなり、前職で有効な実績を残しているならば大きなアドバンテージとなります。実績がなくても、共通項が多く経験がある人材は教育のコストが低いことが想定され、優遇される可能性が高くなるでしょう。

例文

以上のことを踏まえて、自己アピールの例文を考えてみます。

想定する人物像:25歳、【自動車ディーラー・営業】→【自動車ディーラー・営業】への同業種・同職種転職

私は前職でも、自動車メーカーのディーラーで営業として勤務しておりました。個人の目標販売台数を大きく上回って*1 社内で表彰を受けた経験があり、営業力には自信があります。 またその実績から一部の営業企画を任され、私自身だけでなく社内全体の売り上げに影響するような業務に携わることもできました。お客様個人に対する営業、また社内全体や市場を見据えて戦略を考えてきた経験*2 は、貴社におきましても戦力として貢献できると確信しております。
*1 実績がある場合は記入しましょう。可能であれば、具体的な数字を記載したほうが説得力が増します。
*2 最後に、「どのような経験が」「どう役に立つか」を関連づけてアピールします。

異業種・異職種する場合のアピール

未経験の業種や職種に転職する際は、「第二新卒」の一般的なイメージに寄せる必要があります。採用担当者が第二新卒に求めていることは、先に述べた通り「熱意」や「コミュニケーション力」などの社会人としての基礎的な能力です。

アピールポイント1:社会人としての基礎を心得ている

3年間の社会人生活を通じて、ビジネスにおける基本的なマナー、人付き合いなどについて、一通りの知識と経験があることをアピールしましょう。具体的には、応募書類の書き方、メールや電話でのやりとり、面接での服装や言葉遣いなどを企業の担当者は見ていますので、丁寧に、誠意を持った対応をすることを心がけるようにするといいでしょう。

アピールポイント2:熱意、ポテンシャル

熱意やポテンシャルといっても、大きな声で「がんばります!」「期待してください!」と言えばいい、というものではありません。たとえば、業界や職種についてしっかりと研究や自分なりの分析をしていれば、それは熱意の現れと捉えられますし、仕事に対する姿勢や業務で工夫したことなどを伝えることで、成長意欲の高さやポテンシャルを感じてさせることができます。

熱意がある、ポテンシャルがある、と自分で言ってしまうのは、表現があまりにも稚拙ですし、悪い意味で自己評価が高いと受け取られかねません。あくまでも、実績や経験、今後の目標などを話すときに、暗に伝わるようにできるのがベストです。

アピールポイント3:やる気、忍耐力がある

どのような企業に勤める場合であっても、困難なことや苦境に立たされる可能性はあるものです。このような場合でも、前向きに物事を捉え、解決するための努力を続けられることをアピールするのも有効です。

例文

以上のことを踏まえて、例文を考えてみます。

想定する人物像:25歳、【飲食店スタッフ】→【IT企業事務職】への転職

私は、前職では飲食店勤務をしておりました。元々人と関わることが好きであったため、お客様や他の社員やアルバイトなど年齢や性別の違う立場の異なる人と話をするのはとても楽しかったです。私はその中でもお客様・社員問わず良好な関係を築けていたと思います。*1 事務職はデスクワークとはいえ一人でできる仕事ではないので、社内・社外問わず多くの方と協力して仕事をする必要があると考えています。前職での経験とコミュニケーション力は、御社*3 でも役に立つスキルだと思います。*2 また、前職で少しではありますが事務仕事もさせていただいておりましたので、微力ではありますが御社に貢献できる経験だと思います。
 *1 社会人としての基礎的な力、ここではコミュニケーション力をアピールしています。
*2 前職と転職先との共通点を提示しましょう。
*3 書類の場合は「貴社」とします。

転職先を憧れだけで選ぶのはNG!現実的な判断も大切

転職活動をしている最中は、気持ちも高揚しており、理想を追い求める傾向が強くなる可能性があります。「自分の理想としては、こうありたい」「夢を実現したい」という気持ちに満ち溢れているという転職希望者も多いことでしょう。

一方で、転職活動をしていても、なかなか良い転職先が見つからない、といった事態にならないよう、現実的な選択条件を確認しておくことも大切です。特に、憧れの気持ちだけが先行し、転職先を選択または決定してしまった場合には、後悔する可能性も高まります。短期間で転職を繰り返すことにならないよう、転職したあとのキャリアプランについても現実的に考えた上で、最終的な転職先を決めることが大切です。

転職先選びのチェックポイント

転職先を選ぶ際は、「給与が高い」「かっこいい」という単純な基準だけでなく、様々な条件を組み合わせた複合的な視点で選ぶようにしましょう。以下は一例ですので、参考にしてみてください。

・自分のキャリアプランや「やりがい」が実現できる仕事に携わることができるか
・昇給や昇格制度があり、実際に運用されているか
・勤務時間などの労働条件が自分の希望に合っているか
・雇用形態や給与条件を理解した上で転職先を選んでいるか
・結婚などライフプランも考慮に入れた転職先かどうか
・今後5年や10年など一定期間にわたり勤められる自信があるかどうか

不安があれば、転職エージェントを活用する

初めての転職ですと、不安だったり判断が難しかったりするかと思います。そんな時は、転職エージェントのサービスを利用してみるのも良いでしょう。エージェントは転職事情に詳しいだけでなく面接対策のバックアップなども行なっており、まさに転職初心者にとっては最適なサービスです。

転職エージェントは、多くの種類があり、それぞれに特徴や強い点・弱い点があります。以下の記事ではエージェントの選び方のコツなども解説していますので、参考にしてみてください。

参考記事:第二新卒も転職エージェントを利用すべし!おすすめエージェント5選

まとめ

いくら25歳が転職に有利だからといっても、焦って転職活動を始めるのは得策ではありません。まずは情報収集をして、今の会社でがんばる道はないのか、本当に転職するのが良いかどうかも含め、現実的に考えてみましょう。必要に応じて、転職アドバイザーなどのプロに相談してみるのもいいかもしれません。


Rebe career 編集部

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