その企業、もしかしてブラックでは?ブラック企業を見分ける方法を教えます
2018年5月31日 Posted by 編集部


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ブラック企業を見分けることはできるのでしょうか? ホワイトとブラックの明確な区別は難しく、感じ方も人それぞれでしょう。ホワイト企業は目立たないため見極めづらいですが、行き過ぎたブラック企業には共通してみられる特徴が存在します。自分の身は自分で守るしかありませんので、最低限の見分け方はしっかりと押さえておきましょう。
そこで、企業研究の強い味方となるのが就職四季報です。エントリーや試験の情報、給与体系や福利厚生などの情報がズラリと載っています。「東洋経済新報社」が企業から掲載料を一切もらわずに発行しているもので、完全中立な目線からブラック企業を見分けるのに役立つでしょう。
目次
ブラック企業の見分け方(1)就職四季報のデータで見極める
離職率の高さ
まず、注目したいのは「離職率」です。離職率とは『一定期間に会社全体でどのくらいの社員が退職しているか』を示しています。長時間労働やパワハラが常態化したブラック企業では、辞める人が後を絶たないことは容易に想像できると思います。そこで、就職四季報に掲載されている「離職率と離職者数」を見てください。離職率が5%を超えると一般に高いといえる水準になります。
ただし、就職四季報の中に自分の転職したい会社情報がない場合もあります。そのときは必ず転職エージェントやハローワークを利用し、キャリアアドバイザーに離職率を確認するようにしてください。
恐ろしことに、中には1年あたりの離職率が高すぎるため、計算単位を3年にして数字をごまかす企業もあるとか。離職率の定義と相場を知ったうえで、データがなければアドバイザーから企業へ問い合わせてもらう必要があります。そこで何か理由をつけて、離職率を教えられないと言われれば、その企業は論外です。
他にも、四季報の「3年後離職率」を見れば、3年間で新卒がどの程度辞めたのかを知ることができます。厚生労働省の『新規学卒者の離職状況』によると、平均して3割が3年以内に辞めると発表しているため、それを超える数字の企業には注意してください。自分が中途採用であっても、「若手を大切にしない会社」となれば見過ごせませんよね。
初任給と平均年収
初任給がやたらと高い企業にも注意が必要です。中途採用で、経験やスキルの条件が厳しいポジションならば別ですが、普通は戦力になるかも分からない新人に高い給料を払う企業はありません。業界別年収トップの総合商社でも、新卒の初任給は25万円以下です。もしも採用条件は甘いのに初任給が30万円を超えていれば、過酷な労働環境を強いられる可能性も考えられます。
また、「平均年収」が高い会社は待遇が良いのか? というとそんなことはありません。高い給料にはそれに見合った働きが求められ、歩合制で個人差が激しいケースも非常に多いです。平均年収はあくまで「企業の現状」でしかないため、自分が平均年齢付近になったときには状況が全く変わっていることもあります。つまり、極端に高い給与額というのは相応の理由がありますので、疑う姿勢を持ったほうがいいということです。
同業他社と比較する
以上のような企業データを見るときのポイントは、同業他社と比較した上で、相対的に判断することです。高収入な業界であれば初任給が少し高くても自然ですし、反対にお目当ての企業だけが他社より目立っていれば、ブラック企業の可能性もあります。
水準が高い・低いは業界全体の特徴かもしれませんので、他業種とも比較できるとベストです。こうして丁寧に調べる中で、思わぬ優良企業が見つかることもありますので、ぜひ、さまざまな項目を比較するようにしてみてください。
ブラック企業の見分け方(2)HPやネットの情報で見極める
アルバイトやインターンの比率が高い
アルバイトやインターンの比率が高い企業は、人件費を抑えてスタッフをこき使おうとしている会社かもしれません。企業のアピールでは「みんな未経験から始めてます」「若手が多く活気のある職場です」という表現をしているところが多いです。しかし一般的な企業では、いつ辞めるかわからないアルバイトの比率を増やすメリットはほとんどありません。正社員として入社したときに、どのような扱いをされるかも想像できなくて怖いですよね。
一族のワンマン経営 or 出資者が社長のみ
一族経営は、「会社の利益は一族の繁栄のため」という考え方になりやすく、ワンマンになりがちです。血筋に無関係な社員は出世を制限され、社長の息子が突然上司になって一切働かないなんて悲劇も起こります。
また、会社の資本金出資が社長のみである会社も、ブラック企業である可能性がぐっと高まります。資本金をすべて自分で出しているということは経営を自分の思い通りにすると宣言しているに等しく、社員の意見などは全く相手にしないでしょう。「寝ずに働け」「文句があるなら他へ行け」と言われれば、従うか辞めるの二択しかないのです。
売上高や成長率が異常に高い
特にベンチャー企業に多いですが、求人サイトで前年売上高などを示し、「成長率200%」などを売り文句にしている会社があります。その場合、社員に無理をさせている可能性があるので、慎重な判断が必要です。
そもそも若い企業ならば、成長していない方が危険です。異常な成長率の裏には、残業代などの人件費を削っていることも考えられますし、数字が事実である保証もありません。給与額と同様、具体的な数字には人を信じさせる力があります。魅力的な実績は、冷静になって疑うところから始めましょう。
ブラック企業の見分け方(3)働く人々から見極める
深夜や休日に明かりがついている
深夜や休日にも関わらず、いつも明かりがついている会社は、ほとんど疑いの余地なくブラック企業です(シフト制などを取っていたり、たまたまということもありますので、慎重にチェックが必要ではありますが)。残業時間を確認するまでもなく、過労死ラインを超えた長時間労働が常態化していますので、就職候補からは外すべきです。
メールの返信が遅く、定時以降
社員とメールのやり取りをしたときに返信がいつも遅い、深夜に届くといった場合も、ブラックの臭いがします。ただし、会社がたまたま繁忙期である可能性もあるため判断は慎重に。
まず「夜分遅くに大変申し訳ありません。」などの、配慮の言葉があるかを確認します。そしてメール全体の雰囲気から見て、やっつけ仕事になっていないかが最重要ポイントです。社員がやりがいを持って働く優良企業であれば、消費者に対する一通のメールも決して疎かにしないでしょう。
社員旅行やオリエンテーションなど社内行事が多い&派手
社員行事が多く「楽しさアピール」が全面に出ている企業にも注意が必要です。肝心な仕事の様子や中身がわからず、入社してみると異様に殺伐としているケースも多々あります。
もし、そのような表面的アピールに惹かれそうになったときは、毎日働く上で、何を一番大切にするべきかよく考えてみてください。多くの人はただ「アットホームで和気あいあい」できればいいのではなく、仕事そのものの充実度や労働条件のほうが優先度が高いはずです。
納得するまで調べる。危険を感じればすぐに退職しよう
ブラック企業の見分け方はいくつもありますが、どれも決定的な要素とはなり得ません。事実、多少は労働時間が長くても、社員がやりがいを感じて働く企業も存在するのです。
しかし、自分の身は自分で守るのが一番です。気になる部分は決して曖昧にせず、事前にわからなければ面接官に聞くことをためらってはいけません。そして、勤める会社がブラックだと気づいたならば、すぐにでも転職活動の開始をおススメします。

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