キャリアチェンジのメリット・デメリットは?成功させるには?
2017年12月16日 Posted by 編集部

転職活動をする時に多い悩みのひとつが、思い切って職種や業界を変えてキャリアチェンジをするか、または、同じ仕事でワンランク上を目指すキャリアアップをするかという点です。このうち、キャリアチェンジは若いうちにしておくのが圧倒的に有利です。その理由と、キャリアチェンジを成功させるポイントをご紹介いたします。
若いうちがチャンス?キャリアチェンジとは
転職する場合、2つの方法が考えられます。キャリアアップとキャリアチェンジです。キャリアアップは、前職と同じような仕事で、スキルアップや待遇改善を狙った転職のことを指します。一方、キャリアチェンジは、これまで経験のないまったく新しい業界や職種に飛び込むことです。
キャリアチェンジができるのは、20代までだと言われています。その理由とは、採用する企業側が30歳以上の未経験者を受け入れていないためです。では、なぜ30歳以上ではダメなのでしょうか? ひとつは「若い方が新しいことを吸収できる」から。業界の知識にせよ、仕事のやり方にせよ、学ぶには若い方がいいということですね。もうひとつは「将来まで含めた自社への貢献度や成長性が高い」という理由。20代であれば定年までの期間も長いですし、成長の”のびしろ”が大きいことを考えると、育てがいがあるというわけです。
どの会社でも20代ならWelcome!というわけではありませんが、経験の有無よりも新しい業界や職種に挑戦する意欲を買ってくれる会社が多いため、未経験であることは、さほどデメリットにはなりません。
もし、今の仕事や環境に満足がいかず、他にやってみたいことがあるのであれば、ぜひキャリアチェンジを考えてみてください。
キャリアチェンジをするメリット
まずは、キャリアチェンジをすることで、自分自身にどんなメリットがあるのか、考えてみましょう。
1.自分に合った業界、職種、会社を見つけられる
新卒の就職活動では、知名度だけで会社を選んだり、業界のことがよくわからないまま入社してしまったという人も多いと思います。しかし、たとえ1年であっても社会人として仕事をすれば、業界や職種のことや、自分がどんな仕事に向いているのかについて、なんとなくわかってくると思います。この状態で改めて転職活動をすることで、興味がある+自分に向いている業界や仕事、会社を見つけることができます。
2.モチベーションが上がる
興味がある仕事に就けることと、新しい業界や職種で刺激を受けるという2つの相乗効果で、仕事に対するモチベーションがぐんと上がります。
3.自分の可能性を広げられる
これまでに経験のないことでも「やってみたらできた」ということは、意外と多いと思います(車の運転だって最初から完璧にできていたわけではないですよね?)。興味のあることに思い切って挑戦することで、できるようになることがどんどん増え、自分の可能性を広げることができます。
キャリアチェンジをするデメリット
どんなことにも裏表があるように、キャリアチェンジにもデメリットがあります。
1.スタートラインに戻らなくてはならない
キャリアチェンジは新しいことをはじめられるチャンスである反面、これまで築いたものを捨てて、また1から始めるということでもあります。もし、前職でまったく接点のなかった業種や職種の場合は、業界知識など基本的なことからすべて身につけなくてはなりません。これを「楽しみだ」と捉えるのではなく、「大変だ」と思ってしまう人は、キャリアチェンジそのものを考え直してみたほうがいいでしょう。
2.給与や待遇が下がる可能性がある
未経験の仕事に就くということは、年齢は重ねていたとしても、経験や知識の面では新卒と変わらないということです。そのため、新卒と同じ給与や待遇になることも覚悟しておいてください。特に現在では、年功序列に代表されるような年齢給をベースにした給与制度はほとんどないので、収入アップを狙うのであれば、入社後に実績を積んでいくことが必要です。
キャリアチェンジを成功させる方法
冒頭でお伝えした通り、キャリアチェンジは年齢を重ねるごとに難しくなっていきます。できれば20代のうちにキャリアチェンジをして、それが成功するのが一番です。では、どうすれば成功させられるのかを見ていきましょう。
・なぜキャリアチェンジしたいのかを、しっかり考える
まず最初に、なぜキャリアチェンジが必要なのかという理由を改めて考えて、書き出してみましょう。たとえば、「マーケティングの仕事がしたい」という場合は、異動を申請することで解決できるかもしれません。要は、いきなり転職をするという選択肢だけに絞ってしまうのは危険だということです。今の会社でできることがないかを考えてみましょう。
・石の上にも三年・・・は、待たなくていい
石の上にも三年ということわざを引っ張り出してきて「どんな仕事も3年は続けなきゃ」という人がいますが、本当に向いていない仕事だったり、ほかにやってみたいことがあるのであれば、3年も待つ必要はありません。すぐに見切りをつけて、自分に合った仕事で新しいキャリアを築くべきです。
・前職の経験を一部でも活かせるようにする
キャリアチェンジでは前職のスキルや実績が通用しないことも多いですが、前職と職種は違っても同じ業種にする、同じ職種の違う業界にするなど、できれば前職となんらかの繋がりがある仕事を選ぶと安心です。
まとめ
キャリアチェンジは、自分にとってメリットになることもあれば、不利になることもあります。キャリアチェンジを生かせるかどうかは自分次第。キャリアチェンジを具体的に考えたら、まずはしっかり研究や分析を行って準備を進めていきましょう。
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