ゲーム業界から転職するのはなぜ?ゲーム業界から転職したくなる理由とおすすめの転職先
2018年5月30日 Posted by 編集部

ゲーム業界に転職したい人がいる一方で、ゲーム業界から転職を考えている人もいます。好きなことを仕事にしたはずなのに、なぜ転職をしたくなってしまうのでしょうか? また、ゲーム業界から転職する時に活かせるスキル・能力と、ゲーム業界の経験者におすすめの転職先や業界についても調べてみました。
ゲーム業界から転職したい理由
高いハードルを越えてゲーム業界へ入ったはずなのに、ゲーム業界を離れたいと考える人は少なくありません。なぜ、ゲーム業界に入った人は他業種への転職を希望するのでしょうか?
労働条件が厳しく、プライベートがおろそかになる
ゲーム業界の企業の多くは、多忙で残業が続きます。制作物のタスクがそもそも多いことはもちろん、業界の文化として勤怠を守る意識が薄いこともその原因となっています。入社当初は「好きなゲームのためなら」とがんばれてしまうのですが、心身ともに疲弊してしまうようです。
また、激務から家族との時間をとれないことや、元々は趣味だったはずのゲームをプレイする時間がなくなることなど、ストレスが蓄積してしまうことも転職のきっかけになります。
業界の流れが速く、安定しづらい
ゲーム業界のニーズは次々と変わります。莫大な費用をかけたゲームが全く売れないことも珍しいことではありません。また、新しい技術を取り入れたものが流行すれば、今まで蓄積してきた技術を捨てて新たな領域にチャレンジすることも必要です。
さらに、ゲームはあくまで娯楽の対象で生活に必要な商品ではないということもあり、安定して働き続けられるとは言い切れない業界です。
理想と現実のギャップが激しい
ゲーム業界を志す人の多くは、ひとりのプレイヤーとしてゲームが好きだったはずです。そのきらびやかな世界観だけに惹かれて就職してしまうと、作るまでの膨大な時間やこまかな作業が待ち受けています。
さらに、プレイヤーならば「楽しいか楽しくないか」の基準で見られていたゲームを、「売れるか売れないか」の基準で判断しなければならなくなるのです。こうした理想と現実のギャップに疲弊してしまう人も少なくありません。
ゲーム業界で身につくスキル
ゲーム業界で身につくスキルには、他の職種へ転職した場合、有利に働くものがあります。ここではいくつか具体例を挙げて紹介します。
プログラミングやデザインのスキル
ゲームを作るために必要なプログラミングやデザインのスキルは、他業種でも十分に活用できるものが多くあります。特に、プログラミングに関してはゲームに携わることで非常に高いスキルを得ることができるので、武器になることでしょう。
広範囲にわたるディレクション能力
ゲームを作るためには他業種と比較して、多くのマルチタスクを進行する能力が必要になります。また、作れば終わりということではなく、ユーザーのアクションひとつずつをチェックしながら完成に向けた微調整をする(=デバッグ)プロセスが発生します。
これらはいずれも、全体を俯瞰する能力が必要になります。そのため、ゲーム業界での管理者を経験することで、ディレクションを難なくこなせるようになります。
技術の最先端を活かした企画力
ゲーム業界にいると、扱う端末やハードウェアに関わる最先端の情報を常に取り入れることができ、その仕様も含めて理解する機会が多くあるため、最先端技術を活かした企画を考えることができます。
VR(ヴァーチャルリアリティ)もそのひとつで、ゲームソフトに多く開発されていますが、現在は医療や不動産の業界でも利用されています。つまり、ゲームで身につけた技術は、さまざまな領域で必要とされているということです。
ゲーム業界から転職するのにおすすめの転職先
では、ゲーム業界で培ったスキルを活かして転職するならば、どのような転職先が良いのでしょうか? 転職が成功しやすい業界についてご紹介します。
Webサービス関連、IT業界
Webサービスに関わる企業全般は、現在成長を遂げている業界です。ゲームと比較してニーズが安定しており、扱ってきた端末や企画によってはゲーム業界で培ったスキルをそのまま活かすこともできる業界です。
たとえば、ゲームのジャンルによってターゲットを変えることに慣れているので、Webサービスなどマーケティングを必要とする職種と相性が良いです。プログラミングをしていたのであれば、エンジニアとしてスキルを活かせるでしょう。
デザイン関連、クリエイティブ業界
ゲームでデザインを学んだ人は、クリエイティブ業界全般でもその知識を活かすことができるでしょう。特に3D/CGの需要は強くあり、ゲーム業界で高いスキルを得た人は、映像関連の企業でスカウトされるケースもあります。
ベンチャー企業、先端技術関連
ベンチャー企業では、先端技術を活かした新サービスを企画していることが多くあります。内容によっては、ゲーム業界で培ったスキルを発揮し、企画から制作まで一貫した流れを体感することも可能です。
自らがゼロから創り出すことを経験できることにやりがいを感じる人も多く、ゲームでは感じづらい社会貢献の実感という点で満たされる場合もあります。
ゲーム業界から転職するなら
ゲーム業界から転職するときは、自分が何を学び、どのような点で差別化を図れる人材なのかを意識して転職先を考えると良いでしょう。
また、転職エージェントなどのアドバイスを借りながら、ゲーム業界で不満に感じた点をクリアする業種を絞ることで、失敗しない転職活動ができるでしょう。
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