接客の志望動機は臨機応変さをアピール!接客3種類ごとの例文も紹介
2018年6月22日 Posted by 編集部

接客は、企業と消費者をつなぐ窓口の役割があります。コミュニケーションが主な業務ではあるものの、ほとんどの企業は書類選考も用意しているものです。今回は、接客の仕事に就職・転職する際に提出する志望動機の書き方をレクチャーいたします。
接客の仕事には3つの種類がある
そもそも「接客」には種類があり、それぞれ質的に異なる業務です。どれも消費者と直接コミュニケーションを取る仕事ではありますが、大まかに「飲食店」「販売」「ホテル」の3つに分かれます。
飲食店のホールスタッフ
レストラン、カフェ、居酒屋、バーなどの飲食店で主に食事の提供を行うホールスタッフ。アルバイトのイメージが強いですが、店や会社ごとに確立された独自ノウハウを学ぶことができる貴重な場でもあります。混雑する時間と空いている時間とで仕事量に大きな差があるのが特徴ですね。
販売スタッフ
自動車、携帯電話、化粧品、服などを店舗で販売するスタッフも、もちろん接客業のひとつ。来店した(または来店しそうな)お客に商品を売り込み、買ってもらうことが使命です。相手がどのようなものを欲しているのか、その望みに対してどんな方法で解決するかを考えなければならないため、営業力が必要とされる接客でもあります。
ホテル・旅館のスタッフ
他の接客業と比べ、高度なホスピタリティを学ぶことができるのがこちら。お客に安心して泊まってもらう、という目的があるため、「接客」の重みが違います。またホテルや旅館のスタッフという仕事は、宿泊業界の入り口として選ばれることになります。地方の宿泊施設の場合、寮などに住み込みで勤務する場合もあります。
接客の志望動機でアピールするべきポイント
臨機応変な対応・コミュニケーションができる
接客は、特に臨機応変な対応が求められる職種です。それも、「急に仕様変更になった」「来月納品だったものが、今月納品になった」などの中長期的なスパンでの対応ではなく、常に「目の前」に対応しなければならないため、スピード感が求められます。
よって接客の志望動機としては、「気づいたことに対してすぐ適切な対応ができる」などのスピーディーなコミュニケーションができることをアピールすべきでしょう。
顧客満足度や売上を意識した接客ができる
ただマニュアル通りの接客ができるだけでは、他の志望者との差別化ができません。接客の目的は企業の顧客満足度や売上をアップさせることですから、それが可能であることをアピールする必要があります。
「笑顔に定評がある」「完璧な言葉遣い」「熱心な勉強」など、お客と接している間および接していない間に工夫している点を伝えるとよいでしょう。
商品やサービスが好き・使ったことがある
たとえば「ホテルで働きたい!」と熱心に語ることができても、「なぜ他にもホテルがあるのにウチなの?」という疑問に答えることができなければ志望度が低いとみなされてしまう恐れがあります。そこで、数ある就職先の中でもココが一番適しているんだということを伝えなければいけません。
そんな時には、ホテルであれば「家族で利用して、ホスピタリティに感動した」、携帯ショップであれば「自分が契約する時にとても論理的で分かりやすかった」などの利用経験を入れ込むと効果的です。
接客ジャンル別・志望動機の例文
居酒屋
私がこちらを志望した理由は、以前こちらのお店を利用したときのスタッフさんの接客に感動したからです。私達が入店したときの笑顔、言葉遣い、動作すべてが美しく、お店を出るまでしばらく見惚れてしまいました。*1
私は学生時代にレストランでアルバイトをしていた経験があり、一般的な接客対応には自信があります。また声も大きい方ですので、問題なくオペレーションが取れると考えております。*2
*1 「あの人みたいになりたい」という純粋な気持ちをアピールします。
*2 問題なく業務を行うことができることを経験ベースで伝えましょう。
アパレル
私が貴社を志望したのは、貴社ブランドのコンセプトが現代にマッチしていると感じたからです。衣服に限らず、最大公約数的なデザインで大量生産することが当たり前になっている中、人間に正面から向き合う戦略はファンの心をしっかり掴んでいると思います。*1
前職では自動車ディーラーの営業として勤務しておりましたので、お客様が潜在的にほしいと感じているものを想定し、的確なご提案をすることができます。この経験を活かし、貴社の素晴らしい商品を、求めている方々のもとへお届けしたいと考えております。*2
*1 ブランド力の強いアパレルの場合は、社会的な切り口も可。
*2 販売スタッフとしての使命を理解していることをアピールします。
高級ホテル
私が貴社を志望したのは、ホテルを通してお客様の人生に深く関わりたいと考えているからです。さまざまな年代や文化の方々と接し、お客様の人生と自分の人生が交わるような体験がしてみたいと思っています。*1
お客様が長時間体を預けるホテルという空間は、安心・安全なだけでなく、お客様の旅の思い出を強く印象づけるものです。その資格ある人間になるために、貴社で本物のホスピタリティを学びたいと考えております。*2
*1 「ホテルスタッフになりたい」ではなく「宿泊業に関わりたい」と考えている場合、業界に対して感じている思想やビジョンを語ってもよいでしょう。
*2 企業によって、特別に意識されている考え方などがあれば記載しておきましょう。
接客の仕事は、とにかく現場で動けるかどうかが重視されることになります。アルバイトなどで経験がある場合は積極的に記載し、企業が安心して採用できる人材であることをアピールしていきましょう。
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