第二新卒の自己PRはどのようなことを書くべき!? 例文も紹介
2017年12月18日 Posted by 編集部

実務経験の浅い第二新卒の場合、履歴書や職務経歴書の自己PR欄に、どういったこと書けばよいのでしょうか。面接に進んだ段階で、自己PRを聞かれることもあります。第二新卒の自己PRで盛り込むべき内容について、例文を添えて紹介します。
第二新卒が自己PRでアピールするべきポイントとは
一般的に中途採用では即戦力が求められますが、新卒で就職してから3年未満の求職者を指す第二新卒枠では即戦力とまでいえるほどの経験や実績は必須とされていません。ただし、新卒と比較すると、新入社員研修や業務を通じて、ビジネスマナーやパソコンの基本的な操作が身についています。企業にとっては教育に掛けるコストを抑えられることが大きなメリットとなるため、この点は大きなアピールができます。
第二新卒はポテンシャル採用(将来的に発揮されるである潜在的能力も含めて重視される採用)が中心ですので、前向きな姿勢で積極的に仕事に向かえることやバイタリティもアピールポイントになります。また、新卒で入社した時のようにたくさんの同期がいるとは限らないので、職場に上手く馴染メルかどうかという点も、採用担当者がよく見ているところです。そのほか、資格の取得のための勉強を行うなど努力を重ねていることもアピールの材料になります。
経験1年〜3年程度の第二新卒では、現在の仕事内容や能力よりも自己PRが採用の可否を左右することが多いようです。学生時代の経験も含めて、具体的なエピソードを盛り込むことで、人物像やポテンシャルを伝えられるようにしましょう。
第二新卒における自己PR作成のコツ
第二新卒が自己PRを作成するコツは、大きく分けて2つあります。
1.志望理由、入社後の貢献度
第二新卒の場合、せっかく採用しても「またすぐに辞めてしまうのではないか」という懸念を持たれてしまいがちです。そこで志望理由だけでなく、短期間で転職する理由もあわせて伝えることで、採用担当者の不安や懸念を払拭することができます。
2.企業の求める人物像と自分の長所・経験を関連づける
「人と話すことが得意です」といったように、漠然と自分の長所を挙げるだけでは十分ではありません。①企業が求める人物像に合わせて、②実体験(経験)をもとにして伝えることがポイントです。
①の企業が求める人物像については、会社HPや求人情報を見ればすぐにわかります。「物事に柔軟に対応できる人」「好奇心旺盛で新しいことに挑戦するのが好きな人」というように条件として書かれています。もし書かれていない場合には、社員インタビューや社長のメッセージを見ると、どんな人が好まれるのかがわかります。
求める人物像がわかったら、それに合致する経験がないかどうか考えてみます。たとえば求める人物像が「コツコツと作業をするのが好きな人」であれば、サークルや生徒会で会計をやっていて一度も収支が合わなかったことがないといった経験が当てはまり、これが長所となります。求める人物像は企業によって違いますので、それに合わせた長所と、それを裏付けるエピソードを考えておくようにしましょう。
第二新卒の職種別・自己PRのポイントと例文
・営業
「月間目標を達成するために、1日の訪問件数の目標を3件と自らで設定し、日々訪問を繰り返すことで、目標をクリアできるように努力を重ねていました。」
営業は数値でアピールしやすいため、数字を織り込んだ経験を自己PRに取り入れると、具体性があり、評価されやすいです。単に目標をクリアするのではなく、自分で決めてやっていたことを盛り込むことで、主体性を持って業務にあたっていたこともアピールできます。
・エンジニア
「コツコツ努力することが得意です。前職では大規模ネットワークの運用・保守のプロジェクトからのスタートでしたが、就業後も残って勉強を続けた結果、徐々に任される仕事の幅が増えました。また、CCNPも取得しました。」
エンジニアは就業年数が短いと、アピールできるような実績を提示しにくいです。しかし、仕事におけるポリシーをまとめて、自分の信念をアピールすることで、自己PRになります。
・事務
「事務としてスキルアップをするために、仕事帰りにパソコン教室に通って、ワードとエクセルのMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)のエキスパートレベルを取得しました。ワードやエクセルを使いこなせるようになったことで、効率よく資料の作成を行うことができます。」
MOSを保有していること自体は、直接評価に結びつくとは限りません。しかし、仕事をしながら勉強を続け、スキルアップを図った=仕事に対する意欲や積極性といった意味で、アピールポイントになります。
まとめ
第二新卒の自己PRは、これまでの経験をもとに応募先の企業でどんなことができるのか、アピールするためのものです。職務経歴の棚卸を行い、応募先の企業の求める人物像を把握したうえで、自己PRを作成しておきましょう。
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