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向上心と仕事の重要な関係性と、向上心の上手な使い方

 2018年7月12日  Posted by  編集部


「向上心」は、仕事の評価をする際によく聞く言葉ですね。向上心がないことがネガティブに受け取られるのは、仕事に向上心のないメンバーが与える影響が大きいからなのです。向上心と仕事の関係性と、向上心の引き出し方や上手な使い方をご紹介します。向上心がないことを悩んでいる方はご覧ください。

タイプ別・向上心がない人と評価されない理由

“すぐ満足するタイプ”は、仕事の「次」につながらない

向上心がない人は、指示されたレベルをクリアすると満足し、それ以上の努力を避けます。「任された仕事は終わったのだから」と考える人もいますが、俯瞰した視点で見れば、仕事が何ひとつ残されていない状態などありえません(企業そのものがなくなる時くらい)。

したがって、次につなげるために少しの課題や目標を常に見出しておく力として、向上心は必要です。すぐに満足する人には、同じレベルの仕事しかできないのですから。

“あまえんぼうタイプ”は、実績が積み重ならない

向上心がない人は、自分でやり遂げることや、責任を負って達成することに対する意欲がわきません。自然と周囲にいる人に頼ることが多くなり、特に責務の重い仕事は他人に譲りがちです。

「私は目立つタイプじゃないから」などの理由をつけてしまえばそれまでですが、このタイプの人は自分自身の実績が増えません。結果として職場での信頼も薄いでしょう。

“視野がせまいタイプ”は、キャリアアップが望めない

向上心のなさは、知識や視野を狭めることにもつながります。「もっと知りたい」、「もっとやりたい」と感じないため、自分の持つ少ない選択肢からしか判断できなくなりますし、将来についても真剣に考えられなくなります。

「今日さえ楽しければいいか」と満足してしまっては、業種や職種を問わず5年後や10年後に向けた準備はできません。準備せずにできるキャリアアップには、限界があります。

総じてどのタイプも打たれ弱い

ご紹介した向上心のないタイプは、打たれ弱いという点が共通しています。すぐに満足し、他人に難しいことは任せ、短絡的にしか考えられない人は、大きな成功をしない一方、失敗する道に入ることも少ないのです。

だからこそ、失敗した時は激しく落ち込み、その原因を「主体的に動いたこと」だと認識してしまうため、さらに向上心がなくなっていくのです。

向上心に個人差があるのは原因があった!向上心の正体

向上心の正体は「動機づけ」する力

学ぶ意欲の心理学(2001年、市川伸一著)」では、学ぶ意欲の根幹にあるものとして、その学習がどういう結果につながるかを動機づけする思考があると記しています。

向上心も等しく、「変えたらより良くなる」ことを発見したり、「お金がもらえる」という動機を見出したりすると、さらにがんばろうと思えます。

また、中には「今までにない新しいことに挑戦する」ということでモチベーションがあがるという検証についても触れられています。

向上心がなくなることにも必ず「理由」がある

向上心は先天的なものというより、環境や経験によって後天的に左右される要素が大きいものです。

たとえば、幼少期に「テスト勉強を一生懸命がんばったけれど、点数が悪かったから親に怒られた」などの経験が重なると、テスト勉強をがんばることと褒められたいという結果が動機づけできなくなるため、向上心は低下します。

あなたがもし、今「自分には向上心がない」と感じているのであれば、今までの経験があなたの心をそうさせているのかもしれません。だから、決してあなた自身を責める必要はないですし、今後一生向上心が目覚めないわけでもないのです。

あなたの向上心を引き出すためには?

向上心を高めるためには、「動機」をみずから見出していくことが必要です。たとえば職場なら、「やらなければならない仕事」は「上司に満足・評価してもらうため」にやっても良いですが、「その先のプラスアルファを提案する仕事」は「自分の企画書制作スキルを高めるため」にやってみてはいかがでしょうか。

向上心を持とうと意識すると、逆効果になりがちです。まずは、すべての自分の行動の先に何があるのかを意識し、なんの動機も感じられなければやらないようにしましょう。

動機付けへの意識を積み重ねていくと、自然と向上心のわくものが見えてきます。

仕事で「向上心」を武器にすることの落とし穴

仕事をする上で向上心は強みになるのか?

ここまで向上心のない人の特徴や、向上心の引き出し方についてご紹介しましたが、「向上心があります!」と言うことが強みになるかというと、決してそうは言い切れません。

向上心は何の仕事をするにしても必要な素養で、仕事を共にする上司や人事採用の立場からみれば、あって当たり前だと感じられるでしょう。

したがって、面接やアピールの場で「向上心がある」ことを武器にすることはお勧めしません。

あなたの向上心を、向上心という言葉を使わず伝えよう

向上心は、あなたの仕事から周囲に自然と伝わります。むやみに自分の向上心の有無を意識することなく、まずは積極的に、自分にとって理由のある、会社としてやって意味のある仕事は何なのかを見渡して動きましょう。

そうすることで、あなたが向上心のある人であること、物事を向上させるスキルがあることは伝わり、評価につながるでしょう。

あなたの向上心を上手に仕事で活用しよう

「あって当たり前」と認識されながらも、なかなか自分自身の中に芽生えさせようとすると難しい向上心。その存在にモヤモヤと悩む人もいるかもしれませんが、「動機」という別のポイントから考えることで、向上心を少しずつ育てられるかもしれません。

あなたの無理をしない向上心を仕事で上手に活かし、評価や仕事につなげましょう。


宿木雪樹

広報/企画分野での企業経験を経て、フリーランスへ。ニーズに応じた企画/執筆を担当。2018年1月よりMAMORIOチーフエディター。一緒に仕事した方を"幸せにする”がモットー。”幸せになる考え方”をコンセプトにしたブログ「宿木屋」運営中。

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